江南区区バスとは? わかりやすく解説

江南区区バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/03 23:13 UTC 版)

新潟市江南区区バス・住民バス」の記事における「江南区区バス」の解説

市および区は政令市移行に伴い市内各区と同様、区内各所巡回する「区バス」を運行している。 当初新潟市民病院現在の中央区紫竹山から、曽野木地区程近い同区鐘木移転する2007年平成19年)秋の本格運行開始目指していたが、新潟交通既存路線ルート重複する区間が多いことや、前述カナリア号との兼ね合いもあって調整難航し、他区に比べ計画大幅に遅れた。区バス中央区を除く市内7行政区運行事業実施されているが、江南区の区バスが正式事化されたのは2008年平成20年4月で、7行政区で最も遅いスタートとなった政令市移行後に社会実験2度実施され、まず5月7日から3ヶ月間、亀田駅および江南区役所発着地とした横越曽野木両川大江山の3ルート前期試験運行行ったこのうち横越曽野木の各ルート大人200円の全区間均一制運賃としたが、両川大江山ルート既存バス路線並行するため対キロ制運賃とし、特に大江山地区内は路線バス異な位置旧道沿い)にバス停設けるなどの措置を執った(運賃について亀田駅区役所等で乗継割引設定あり。運行は全路線平日のみ)。期間中利用者からは「通勤・通学使えるよう、運行時間帯広げてほしい」「(全路線均一運賃してほしい」「集落内を遠回りせず、幹線道路経由して目的地速く着くようにしてほしい」などといった意見寄せられた。また、区が8月にまとめた利用調査結果によると、全体収支率は6%強にとどまり、市が運行継続目安としている30%のライン大きく割り込んだ両川大江山ルートは特に利用率低く、また他2ルートでも利用者が全くいない便が生じるなどしていた。先述利用者意見等も踏まえると、前期実験では区民利用者ニーズに必ずしも応え切れていない面が露呈される結果となった。区は「厳し結果受け止めている」として、計画内容再編について検討開始した新潟市江南区区バス・前期試験運行2007年5月7日 - 8月2日横越ルート江南区役所亀田駅前(西口)-亀田駅東口三條岡うぐいす-(蔵岡)-(小杉)-横越出張所木津二本木 曽野木ルート亀田駅前(西口)-江南区役所亀田工業団地下早通丸潟鍋潟新田曽野木ニュータウン曽野木連絡所 両川大江山ルート大渕大渕団地大江山連絡所前-丸山亀田駅東口亀田駅前(西口)-江南区役所早通小学校前-両川工業団地割野中谷内酒屋車庫舞潟曽野木連絡所 そして市民病院移転後同年11月1日から2008年平成20年1月31日までの2ヶ月間、後期実験実施ダイヤ運行ルート見直しなどを行い、4ルート5路線設けられた。この2回の実験路線採算性既存バス路線収支への影響検証した上で2008年度から本格運行開始する予定であった。なお、運行業務前期後期とも新潟交通観光バス京ヶ瀬営業所受託した。 新潟市江南区区バス・後期試験運行2007年11月1日 - 2008年1月31日横越ルートうぐいす小杉線江南区役所亀田駅前(西口)-亀田駅東口砂岡団地三條岡うぐいす蔵岡小杉横越出張所プラント5 同(木津二本木線)江南区役所亀田駅前(西口)-亀田駅東口砂岡団地三條岡横越出張所木津二本木 曽野木ルート亀田駅前(西口)-江南区役所イオン新潟SC亀田下早通鐘木鍋潟鍋潟新田丸潟嘉木曽野木連絡所曽野木ニュータウン新潟市民病院 両川ルート亀田駅前(西口)-江南区役所アスパーク亀田前-見堂-中谷内酒屋車庫舞潟曽野木ニュータウン新潟市民病院 大江山ルート江南区役所亀田駅前(西口)-亀田駅東口丸山茗荷谷大江山連絡所前-細山大渕江口大渕団地 後期試験においては曽野木ルート亀田地区曽野木地区連絡する唯一の公共交通手段という側面加え亀田駅区役所イオン新潟SC新潟市民病院などといった市全域においても拠点性の高い施設周辺経由し、また曽野木地区亀田駅東側位置する高校2校との間と、亀田地区東京学館新潟高等学校との間の通学需要があったことなどから、期間中の1便あたりの利用者は5.5人、収支率は23.7%と、区バス運行する市内7行政区中でも突出した利用率記録した。その一方で、他の3ルートの1便あたりの利用者1人割り込み収支率も5%を下回るなど前期引き続いて利用率低迷したこのため区では同年12月14日曽野木ルートについてのみ先行して運行業務委託業者募集行い、翌2008年平成20年1月16日新潟交通観光バス委託先選定1月24日新潟市地域公共交通会議江南区分科会同年4月1日以降の正式路線化を決定した。これに伴って曽野木ルートについて本格運行開始向けて経路ダイヤ途中停留所見直しが行われ、また併せて亀田駅西口ロータリー内発着地とすることも決まり同年4月1日から正式事化され運行開始した一方、他の2ルートについて区では「沿線住民話し合い継続し今後運行計画決めたい」として検討作業進めたが、その結果両川地区から事業継続対す要望があったことから、同年度も引き続き試験運行実施する方針決まった。だが横越地区大江山地区からは継続要望少なく、両ルート事業化断念事実上決定した運行開始後の経過 曽野木ルート運行初年度となった2008年度前述条件もあって高い利用率確保し12月までの9箇月間で1便あたりの平均利用者が7.9人、収支率も32.3%と区バス運行する7行政区で最も良好な数値記録したこの間利用者から増便休日運行求め意見数多く寄せられたことから、区では2009年度から曽野木ルート通年運行開始決定した土休日は1往復減便し、5往復運行予定)。同年度も引き続き新潟交通観光バス運行受託することになったが、従来1ドア小型車両使用していたため乗降時間掛かり利用者から苦情寄せられていたことから、同年度からは2ドア小型車両充当されることになった。その一方で両川ルート10月1日から12月26日まで試験運行実施したものの、1便あたりの平均利用者0.5人、収支率2.0%と実績著しく低く採算性改善見込めないことから正式事業化の断念事実上決まり今後両川地区公共交通に関しては、既存路線バス住民バス区間を含む)の利用促進を図ることになった。 なお曽野木ルート2009年度利用実績4月1日から2010年3月31日まで)は1日平均利用者数104.7人、1便あたりの利用者数9.2人、収支率40.2%と引き続き良好な数値示したことから、2010年度以降事業継続決定同年度から使用車両小型ノンステップ車両に変更し新潟交通グループバスカード利用できるようになった

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