栗田良寛
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くりた りょうかん、声 - 永野広一 センター (C) 兼ディフェンスタックル (DT) 。スペシャルチームではロングスナッパー。背番号77。泥門高校2年。 アメフト部の創立メンバーの一人。頭の形(と、いうより髪型)が栗の巨漢。非常に絵柄が簡単で、リアル寄りの作風である本作の中で奇妙な存在感を醸している。普段は穏やかな和みキャラ。しかしフィールドに出るとその巨体と怪力で凄まじい破壊力を誇る重戦士となり強力壁として活躍する(体中から湯気を噴き出す描写と凄まじい形相になったこともある)。作戦「爆破(ブラスト)」などにおいて、相手壁を破壊しランナーの走路を確保する重要な役目を果たす。彼のベンチプレス160kgの記録は東京都内の高校において1位であり、日本国内で栗田の記録を上回る選手は峨王力哉(200kg超)のみで、巨重を支える下半身の力は峨王をも凌駕する。東京大会三位決定戦にて「巨大不沈艦」と紹介され、同大会ベストイレブン・オフェンスライン部門に選ばれる。関東大会では峨王と共に最優秀ラインマン賞に選ばれる。そしてクリスマスボウルで制し、「日本最強のラインマン」となる。峨王の推薦で全日本選抜代表に選出された。アメリカ戦(世界最終決戦)で、スタメンで出場。ヒル魔を守るためMr.ドンに向かうもワンプレー一時負傷による、戦線離脱をさせられるも前半終了間際で復帰。大活躍した。 中学時代、神龍寺ナーガに憧れ、偶然同じ試合を見に来ていた溝六に見込まれ一人で練習を始めるが、周囲からの苦情が相次ぎ練習を禁止されてしまう。しかしヒル魔の勧誘に成功し、それによってアメフト活動を再開、さらにムサシを加えアメフト部を設立する。ヒル魔・ムサシとはその頃からの仲間である。高校進学の際はヒル魔の手回しで神龍寺のスポーツ特待生となり入学が決定したが、それを知った阿含に悪意を持って特待生枠を奪われ、その資格を失ってしまう。栗田自身は入試があることすら知らなかったようである。そのためにヒル魔とムサシは栗田の学力で入れる泥門高校に行くことに決め、いつか三人で神龍寺に報いると決意した。このことから、三人の絆の強さが窺える。その泥門高校でも部員には恵まれず、追い討ちをかけるようにムサシが家業の手伝いのために辞めてしまう。そのためヒル魔と共に長らく部員2名の時代を過ごし、仲間を強く欲していた。そのため、部員が増えたり入部希望者が現れる度に喜色満面で感動や喜びを顕わにしている。 誰よりもアメフトに情熱を抱いており、午前2時から朝練を始めるほど熱心。彼のアメフトおよび全国大会決勝・クリスマスボウルに懸ける情熱が、間接的にセナやヒル魔をアメフトへと導いたと言える。 「優しき巨漢」の異名があるように、ヒル魔とは対称的に性格は心優しく気弱。極度の緊張を覚えると体育倉庫の跳び箱に隠れてしまう。付き合いが長いにもかかわらずヒル魔の非常識な行動をいい方向へ考える(勘違いする)ことが多々あり、超お人よし、もしくは天然と言える。しかし白秋戦においてヒル魔が峨王に骨折させられ、更にセナと小結が危機に晒された中で、相手を破壊してでも仲間を守るという「護るための殺意」に目覚め、また峨王との対決を通してセナ、モン太のように自分の領域(パワー)で頂点を求める野心を見せるようになるなど、一流プレイヤーとして精神面でも一皮剥けた。 チームメイトは勿論、敵チームにも「○○君」と呼ぶ一方で、ムサシやヒル魔は呼び捨てにしている(当初は「ヒル魔君」と呼んでいた)。 超のつく大食漢ぶりの食事風景、巨大な肉弾となって相手を跳ね飛ばし押し潰す(技名「栗ハンマー」)など、造形に加え動作や表情も非常にコミカルに描かれており、話が進むごとに非現実さも増している。気合いを入れる時に「フンヌラバっ!」と掛け声を発するのが癖。 家は孟蓮宗(もうれんしゅう)という仏教宗派のお寺で、その管長「空海」の一人息子。名前の由来は「栗ようかん」及び江戸時代後期の曹洞宗の僧侶である良寛(お寺繋がり)[要出典]。ヒル魔からは「糞(ファッキン)デブ」(アニメでは「豚まん(野郎)」「クソデブ」)、十文字達からは「デブ」、鈴音からは「クリタン」、阿含からは「デブカス」と呼ばれている。 高校卒業後はムサシが工務店を継ぐ為、ヒル魔のそれぞれ別の道でアメフトやるという提案に同意、炎馬大学に進学してアメフトを続けている。また、ヒル魔の勧誘方法を踏襲していたが、陸によって窘められた。 身長195cm、体重145kg。7月7日生まれ。血液型O型。40ヤード走:6秒5。ベンチプレス:160kg。
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