新生帝国解放戦線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:07 UTC 版)
「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「新生帝国解放戦線」の解説
《C》(シー) 登場作:『創』P 『創』の主人公。 新生帝国解放戦線のリーダー。黒い仮面とマントで身を包んでおり、クロスベル統一国の新総統であるルーファスを打倒する目的で動いてるが、その正体はかつての《C》とは別人であることが示唆されている。 「奇剣ゼウァール」と呼ばれる剣を振るうほか、HPやCPを吸収する「ソウルイーター」など、禍々しい雰囲気のクラフトを多用する。 その正体は「本物」のルーファス。《C》を名乗ったのは、リィンらⅦ組が自分の調査をするように誘導し、彼らに会って話をする機会を作る為。 ラピス・ローゼンベルク 登場作:『創』P 声:和氣あず未 『創』のヒロイン。 ローゼンベルク工房が作り上げた、少女の姿をした意思を持つ小柄な人形。ローゼンベルク人形らしく、人間と見まごうような可憐な姿をしており、自身もローゼンベルク人形である事を誇りに思っている。その誇りを胸に、常に優雅な行動を心掛けるが、天然で抜けた言動をする事も少なくない。旅の中で、食事が一番の楽しみとなる。 《C》と名乗る人物に届けるように、スウィンとナーディアがとある筋から受け取ったトランクの中で眠っていたが、目覚めた時には記憶喪失の状態だった。 失われた記憶と自身の素性を知る為、《C》やスウィン、ナーディアと行動を共にする。戦闘も可能であり、巨大な斧を使用して戦う。 クロスベル警察学校でイアンのもとを訪れた際に記憶を取り戻す。彼女とイアンが語ったラピスの正体は、クロスベルでの《碧の大樹》及びエレボニアでの《巨イナル黄昏》による霊脈の活性化を受け奇跡的な確率で誕生した、超高度機械知性《エリュシオン》の管理人格。イアンと《エリュシオン》の度重なる会話から人間の思考パターンと感情を観測して生まれた存在で、名付け親はイアン。 彼女の誕生によって《エリュシオン》は主体性を獲得し、自らの性質を「観測と演算」と定義し、人間を見守る選択をした。だが、《エリュシオン》が《巨イナル黄昏》で「別の可能性」を辿った《リィン・シュバルツァー》及び《黒のイシュメルガ》の存在を偶然読み取ってしまった事で、《エリュシオン》は彼らに乗っ取られ、その対策として限定的な条件下での未来予測を行う《限定式収束未来演算》を行い、《C》を名乗る人物、即ち本物のルーファスならばこの事態を打開できるとの結果を得て、外の世界で活動できるように人形師ヨルグに自身のボディの製作を依頼。完成後に自身の存在をそちらへ転移させ、「《C》と名乗る人物に自分を届ける」ように依頼し、彼女が入ったトランクをヨルグの頼みでスウィンとナーディアが運んで、《C》ことルーファスに届けられた。 スウィン・アーベル 登場作:『創』P・「黎II」 声 - 梶原岳人 「閃IV」の作中小説「3と9」の中で存在が示唆されている人物。『創』で実在が判明。『3と9』のスリー(スウィン) “組織”に所属する殺し屋で、下位戦闘員として小アルカナの《ソードの3(スリー・オブ・ソーズ)》の名を与えられている。 無愛想だが、根は優しい少年。物語開始時点では《ソードの9(ナイン・オブ・ソーズ)》(ナイン)とコンビを組んでいる。 東方伝来の刀に似ているが反りを持たない細身の長剣を右手に、同じ意匠だが鍔を持たず幾分短い短剣を左手に構えて得物にする双剣使い。この2本の剣は導力器としての機能を持っており、2本の剣で同じ位置を切った上で、剣を合体させた状態にして二重マークしたところに触れて衝撃を与えると爆発させることができるという導力魔法を使うことができる。戦闘では戦術導力器を用いた導力魔法は用いず、白兵戦に特化しており、高速での移動と斬撃を基本的な戦闘スタイルにしている。 7歳で“組織”に入れられ、10歳で“養成所”を出た。物語の3年前に《ソードの1(エース・オブ・ソーズ)》(エース)とともに組織からの逃亡を試みたが、“管理人”によって阻止され、裏切り襲ってきたエースを殺したことで“組織”の掟により生き延びた過去を持つ。 組織から再び脱走することを企て、その中でかつて自分が殺してしまったエースの真意を知る。 ナーディア・レイン 登場作:『創』P・「黎II」 声 - 石見舞菜香 「閃IV」の作中小説「3と9」の中で存在が示唆されている人物。『創』で実在が判明。 制作にあたってデザインは日本ファルコムの若いスタッフに任せられたため、これまでのキャラクターたちとデザインのスタイルが異なっている。『3と9』のナイン(ナーディア) “組織”に所属する殺し屋で、下位戦闘員として小アルカナの《ソードの9(ナイン・オブ・ソーズ)》の名を与えられている。 眠たげな眼をした無邪気な少女。眠たげでゆったりした口調で、緊張感のない、間延びした話し方をし、スリーのことは「すーちゃん」、自分のことは「なーちゃん」と呼ぶ。 50リジュほどある巨大なクマのぬいぐるみを抱えており、その中に数々の武器や道具を仕込んでいる。得物は毒針と鋼糸で、毒針は普段はぬいぐるみの中に隠しており、状況に応じて数十種類の毒などを使い分けつつ、それを投擲して攻撃する。鋼糸は極細のそれを罠などの形で用いる。導力魔法の適正も高いほか、少し集中して時間をかけて観察することで敵の弱点を解析してしまう能力を持っている。 その得物から対人戦で有利な戦闘スタイルであることに加えて、情報収集、戦況分析、演技、潜入といったあらゆる面で優れた才能を持ち、暗殺者としての適性はスリー以上に高い。 かつてスリーとともに“組織”を抜けようとして殺された《ソードの1(エース・オブ・ソーズ)》の妹で、兄に続いて父に売られ、ブローカーを介して“組織”に入る。“組織”で兄の死を知らされたことで心を壊して不眠となり、通常は3年から5年はかかる“養成所”を1年で卒業し、スリーとペアを組むことになる。スリーを知ることで生前の兄が手紙で伝えていたことの意味を悟り、兄の死の真相に至る。そのことを契機に昼間でも任務中でもスリーのそばで寝るようになる。 スリーが再び“組織”を脱走しようと企てていることに“管理人”が気づいていることを察知し、行動を起こす。
※この「新生帝国解放戦線」の解説は、「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の解説の一部です。
「新生帝国解放戦線」を含む「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事については、「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の概要を参照ください。
- 新生帝国解放戦線のページへのリンク