新生抗原決定基
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 07:08 UTC 版)
新生抗原決定基(neoantigenic determinant)は、新生抗原(これまで免疫系に認識されていなかった新たに形成された抗原)上のエピトープである。新生抗原は、しばしば腫瘍抗原と関連していて、発がん性細胞の中に見られる。タンパク質がグリコシル化、リン酸化、またはタンパク質分解などの生化学的経路内でさらに修飾されると、新生抗原、ひいては新生抗原決定基が形成される可能性がある。これは、タンパク質の構造を変えることにより新たなエピトープを生み出すことができ、このエピトープが新たな抗原決定基を生むことから、新生抗原決定基と呼ばれている。認識には個別の特異的な抗体が必要である。
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