市民・その他
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:14 UTC 版)
「アルスラーン戦記の登場人物」の記事における「市民・その他」の解説
ヘイルターシュ 声 - 山本格 ゾット族の族長でメルレインとアルフリードの父。酒癖が悪くよく暴力を振るった。娘アルフリードを贔屓して後継の族長に指名、息子メルレインにはとりわけ辛く当たることが多かった。剣の腕も相当であったとされるが、ヒルメス一行を襲った際に返り討ちにあう。 パトナ パルスの騎士バニパールの長女で、トゥースの妻のひとり。18歳。 クーラ パルスの騎士バニパールの次女で、トゥースの妻のひとり。17歳。ナルサスよりも絵がうまいとの評がある。 ユーリン パルスの騎士バニパールの三女で、トゥースの妻のひとり。15歳。 レイラ オクサス地方ハッラールの谷にあるアシ女神の神殿で、女神官見習いをしている背の高い若い娘。19歳。棒術の達人で領主の甥であるナーマルドとは因縁がある様子。孤児だが、王族または高位の貴族にのみ許される意匠の銀の腕輪を所有している。 パリザード パルス出身の背が高く豊満な美女。非常にしたたかで生活力がある。しばらくザンデとともに旅をしていた。ミスルでザンデが殺害されるとマルヤムにわたり、さらにエステルらと同行してパルスへ向かう。レイラと同じ銀の腕輪を所有する。 イグリーラス ファランギースのかつての恋人で故人。黒い髪で褐色の瞳を持ち、背が高く立派な容姿をしていた。学業も優秀で、弁舌もさわやかで巧みであり神官としては優秀であった。しかし自尊心と出世欲が強く、出世できないのを身分制度のためとして、堕落してしまう。恋人であったファランギースが自分より神官としての才能を開花させた事も一層彼を堕落させていく。 やがて殺人の冤罪に問われ、護送途中に役人を買収して逃亡を図るが、断崖から転落し死亡した。 アイーシャ ヘルマンドスの生まれで17歳。14歳よりタハミーネの侍女として王太后府に勤めていたが、ある事件で職を失い、イスファーンの世話とルーシャンの裁量によって王宮に勤めることになる。笑い出すと止まない明るい性格で、アルスラーンに市井で暮らした頃を思い出させた素朴な娘。失敗が多くエラムを呆れさせているが、機転が利き女神官見習いとして修行を積んだ経験から、緑玉に魔除けの効果があることを知っており「蛇王の眷属」の正体を暴く役に立った。イスファーンいわく「よくころがる娘」。 シンドゥラ亡命後にはエラムと結婚する事となる。2人の間に子供は産まれなかったが、アイヤールを実の子のように育て、エラムより先に亡くなっている。 (ギラン出身の)ルッハーム グラーゼの腹心の部下。パルスには同名の将軍がいる。 グラーゼの部下の中で、重要事の使者や、グラーゼの代理として交渉役を任されることが多い。多言語に通じている。同名のルッハーム将軍が病死し、名を名乗る際に「ギラン出身の…」をつけなくて良くなったと喜んでいる。 ヨーファネス グラーゼの部下でマルヤム人の母を持ち、一応グラーゼの親戚筋にあたる。12歳からグラーゼの弟分になる。商才はあまりないが、勇敢で前線での戦闘指揮には才能を示し、武勇にも優れる。 ハリム エクバターナにある公衆浴場(ハンマーム)の腕の良い浴場世話係(ダッラーク)。蒸気風呂で行われていた法官らの会話を盗み聞きしてしまい、役人に追われることとなる。ちょうどお忍びで城下に出ていたアルスラーンに聖庇(アジール)を求め、その後ザラーヴァントの屋敷で保護されることとなる。 カトルネアス ヘルマンドスにある王太后府の執事長。70歳近い白髪の老人で、旧バダフシャーン公国時代から館の管理をしている。タハミーネとは30年近い付き合いがある。 告死天使(アズライール) 万騎長キシュワードが飼っている鷹(シャヒーン)で、双刀と同じほどに有名と言われた。アルスラーンのペシャワール入城後には彼と行動を共にする。伝令役はもとより、ギスカールやシャガードの逃亡をいち早く防ぎ、ガーデーヴィの不埒な振る舞いにしたたかな報復を加えるなど、「翼ある勇者」としても名高い。告命天使(スルーシ)という兄弟がおり、エクバターナに潜入したキシュワードの部下が伝令役として連れていたが、ヒルメスによって殺害された。この2羽の兄弟を通じて、キシュワードとアルスラーンの2人には昔から交流があった。 第2部ではアルスラーンが飼っている(「暗黒神殿」では“鷹の形をしたアルスラーンの臣下”とある)。空飛ぶ使者として重用される。ペシャワールに魔軍が来襲し、撃退されたとの報をいち早く王都にもたらしたのも彼であった。 コージャ、バラワー、ベナスカー、ホーラム ギランを代表する海上商人で、アルスラーン一党による海賊退治の後にアルスラーンの有力な協力者となり多額の軍資金の提供を行うも、後に魔物に体を乗っ取られて、ギランに派遣されたアルスラーン諸将に殺される。莫大な遺産は、おそらく他地域にもいるであろう遺族に渡されることなく、国庫に回収された。 ナスリーン 万騎長マヌーチュルフの娘で、大将軍キシュワードの妻。アイヤールという小さな息子がいる。 オフルール(こまかいの) パルス北方国境の調査中であったジムサによって救われた少女。魔物によって壊滅した村の唯一の生き残りで、村が襲われたショックで一時的にしゃべることができなくなった。エクバターナではジムサによってキシュワード家に預けられ、アイヤールの子守役となり姉のように慕われる。ジムサの死後、遺言により彼がアルスラーンから賜った財貨のすべてを託され、アイヤールの姉として正式にキシュワード家に養子に入る。後にパルスタンに移住してパリザードと同じ小屋に住むが、風邪をこじらせ、ジムサを思慕しながら病死。享年、おそらく13.14歳。本名は最後まで不明だった。
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