こじらせ
別表記:拗らせ
「こじらせ」とは、物事を面倒にする状態などのことを意味する表現。
「物事がもつれてしまい処理がしづらくなった状態」「トラブル解決ができずに問題が長引いている状態」「解決までの道程が面倒な状況になっている状態」などを示す場合に使われる。「こじらせ」にはあまりポジティブな意味はない。単純で解決可能な問題を「(自ら)解決できない状況に持ち込んでいる」というニュアンスが「こじらせ」にはあるからだ。この意味の「こじらせ」は次のように用いる。
・問題をこじらせてしまったため余分な費用が必要になった。
・彼の軽薄な態度がいつも物事をこじらせる。
・女性関係をこじらせてしまい、社会的信用を失った。
病気や体調不良が続く場合も「こじらせ」は用いられる。「(病状や症状が)長引く」「(体調不良の期間が)長期化する」といった意味を持つ。この意味で用いられる場合も、「こじらせ」はやはりポジティブなニュアンスを持たない。一般的に風邪のような症状の病や気管支周辺の病(ぜんそく・肺炎・気管支炎など)に用いられることが多い。用例としては以下のようなものが挙げられる。
・彼の家族はみなはやり病をこじらせてしまった。
・病気をこじらせないように大人しく寝て過ごす。
・風邪をこじらせて肺炎になったというが、風邪と肺炎は違う病だ。
心理状態を指して「考え方や行動が面倒な性格」「自ら問題を作りがちな性格」「(考え方の)偏りがはげしい精神状態」といった意味でも用いられる。また「はなはだしく好きな様子」を指すこともある。例文は以下のとおりだ。
・自分の世界を大切にし過ぎたせいか、その頃の私は少々こじらせていた。
・アニメ好きをこじらせた結果、いまの業界で働くことになった。
・思春期はいろいろとこじらせることが多い時期なので、恥ずかしいエピソードが多い。
「こじらせ女子」とは、物事がもつれてしまうような考え方や行動をとり、自ら問題を解決しづらい状態にしてしまう性格傾向を持つ女性のことを指す言葉だ。ただし「こじらせ女子」は明確な定義付けがされているわけではない。そのため「こじらせ女子」にあてはまるかどうかの診断基準にはさまざまなものがある。一般的には「こじらせ女子」の多くが以下のような特徴を持つと考えられている。
・自己評価が低い
・ネガティブな思考に陥りやすい
・何事に対しても理想が高い
・プライドが高い
・恋愛経験が少ない
なお「こじらせ女子」という言葉の由来は、2011年に幻冬舎文庫より出版された「女子をこじらせて」(著:雨宮まみ)という本である。この本では、コンプレックスを抱えて生きてきた作者の半生がざっくばらんに書かれた自伝的エッセイ。多くの人の共感を集めたことで「こじらせ女子」という言葉が広く認知されるようになった。その結果「こじらせ女子」は2013年・2014年と連続で流行語大賞にノミネートされた。
「こじらせ男子」とは、面倒な考え方や行動によって、トラブルなどの問題解決が難しい状況を自ら作出する性格傾向を持った男性を指す言葉である。「こじらせ女子」の男性版と捉えてよい。やはり「こじらせ男子」も、明確な定義があるわけではない。だが、一般的に次のような特徴を持っていると考えられている。
・自己評価が低い
・ネガティブな思考に陥りやすい
・理屈っぽい性格である
・こだわりが強い傾向を持つ
・自己中心的な性格をしている
・恋愛経験が乏しい
「こじらせ飯」とは、うまくなくてもよい、生きていく上で最低限の食事のことを意味する。YouTubeチャンネル「チュートリアル・徳井義実の『徳井video』」で用いられている言葉だ。徳井は「こじらせ飯」の定義について「自分の中では『ひとり暮らしが長すぎた人間が、ひとり暮らしが長すぎたがゆえに、必要に駆られて身に着いてしまった料理』って定義になってます。」と答えている。(週プレNEWS 2022年01月15日掲載、週プレNEWSとは週刊プレイボーイの公式ニュースサイトを指す)
「こじらせ」とは、物事を面倒にする状態などのことを意味する表現。
「こじらせ」とは・「こじらせ」の意味
「こじらせ」とは、動詞である「こじらす(拗らす)」が連用形に変化したもの、あるいは名詞化したものである。「こじらせ」の関連語としては、自動詞の「こじれる」、自動詞を使役形にした「こじれさせる」、口語形として「こじらせる」などがある。「物事がもつれてしまい処理がしづらくなった状態」「トラブル解決ができずに問題が長引いている状態」「解決までの道程が面倒な状況になっている状態」などを示す場合に使われる。「こじらせ」にはあまりポジティブな意味はない。単純で解決可能な問題を「(自ら)解決できない状況に持ち込んでいる」というニュアンスが「こじらせ」にはあるからだ。この意味の「こじらせ」は次のように用いる。
・問題をこじらせてしまったため余分な費用が必要になった。
・彼の軽薄な態度がいつも物事をこじらせる。
・女性関係をこじらせてしまい、社会的信用を失った。
病気や体調不良が続く場合も「こじらせ」は用いられる。「(病状や症状が)長引く」「(体調不良の期間が)長期化する」といった意味を持つ。この意味で用いられる場合も、「こじらせ」はやはりポジティブなニュアンスを持たない。一般的に風邪のような症状の病や気管支周辺の病(ぜんそく・肺炎・気管支炎など)に用いられることが多い。用例としては以下のようなものが挙げられる。
・彼の家族はみなはやり病をこじらせてしまった。
・病気をこじらせないように大人しく寝て過ごす。
・風邪をこじらせて肺炎になったというが、風邪と肺炎は違う病だ。
心理状態を指して「考え方や行動が面倒な性格」「自ら問題を作りがちな性格」「(考え方の)偏りがはげしい精神状態」といった意味でも用いられる。また「はなはだしく好きな様子」を指すこともある。例文は以下のとおりだ。
・自分の世界を大切にし過ぎたせいか、その頃の私は少々こじらせていた。
・アニメ好きをこじらせた結果、いまの業界で働くことになった。
・思春期はいろいろとこじらせることが多い時期なので、恥ずかしいエピソードが多い。
「こじらせ」の熟語・言い回し
こじらせ女子とは
「こじらせ女子」とは、物事がもつれてしまうような考え方や行動をとり、自ら問題を解決しづらい状態にしてしまう性格傾向を持つ女性のことを指す言葉だ。ただし「こじらせ女子」は明確な定義付けがされているわけではない。そのため「こじらせ女子」にあてはまるかどうかの診断基準にはさまざまなものがある。一般的には「こじらせ女子」の多くが以下のような特徴を持つと考えられている。
・自己評価が低い
・ネガティブな思考に陥りやすい
・何事に対しても理想が高い
・プライドが高い
・恋愛経験が少ない
なお「こじらせ女子」という言葉の由来は、2011年に幻冬舎文庫より出版された「女子をこじらせて」(著:雨宮まみ)という本である。この本では、コンプレックスを抱えて生きてきた作者の半生がざっくばらんに書かれた自伝的エッセイ。多くの人の共感を集めたことで「こじらせ女子」という言葉が広く認知されるようになった。その結果「こじらせ女子」は2013年・2014年と連続で流行語大賞にノミネートされた。
こじらせ男子とは
「こじらせ男子」とは、面倒な考え方や行動によって、トラブルなどの問題解決が難しい状況を自ら作出する性格傾向を持った男性を指す言葉である。「こじらせ女子」の男性版と捉えてよい。やはり「こじらせ男子」も、明確な定義があるわけではない。だが、一般的に次のような特徴を持っていると考えられている。
・自己評価が低い
・ネガティブな思考に陥りやすい
・理屈っぽい性格である
・こだわりが強い傾向を持つ
・自己中心的な性格をしている
・恋愛経験が乏しい
こじらせ飯とは
「こじらせ飯」とは、うまくなくてもよい、生きていく上で最低限の食事のことを意味する。YouTubeチャンネル「チュートリアル・徳井義実の『徳井video』」で用いられている言葉だ。徳井は「こじらせ飯」の定義について「自分の中では『ひとり暮らしが長すぎた人間が、ひとり暮らしが長すぎたがゆえに、必要に駆られて身に着いてしまった料理』って定義になってます。」と答えている。(週プレNEWS 2022年01月15日掲載、週プレNEWSとは週刊プレイボーイの公式ニュースサイトを指す)
拗らせ
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