市の名称とは? わかりやすく解説

市の名称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 01:04 UTC 版)

「市」の記事における「市の名称」の解説

新しく市となる普通地方公共団体名称については、以前は特に規定もなく、福岡県遠賀郡若松町旧市制の下において市制施行する際には福島県若松市1899年(明治32年)4月1日市制施行)との重複は特に問題にならず、1914年大正3年4月1日福岡県若松市(現北九州市若松区)が成立した。 しかし、1942年昭和17年4月1日市制施行大阪府泉大津市嚆矢に、1948年昭和23年1月1日奈良県大和高田市4月1日大阪府泉佐野市1954年昭和29年1月1日奈良県大和郡山市3月31日滋賀県近江八幡市4月1日岐阜県美濃加茂市および大阪府河内長野市5月31日大分県豊後高田市と、市の名称の重複配慮した事例続き半ば慣行化していた。 その最中東京都府中市1954年(昭和29年)4月1日市制施行)が市制施行申請したあとに、広島県府中市が「1954年昭和29年3月31日」と一日早い市制施行日を申請するという、ある種競争発生し、市の名称の重複問題視されるようになった若松市事例異なり府中市事例重複配慮すべき相手先の市がまだ存在しない時点における競争理由重複であったが、1954年昭和29年7月1日埼玉県比企郡松山町ほか4合併した際に市名として申請した松山市愛媛県松山市との重複理由認可されず、東松山市となったまた、同一名称市の最初事例である若松市でも先に市制施行をした福島県若松市周辺町村の編入期に1955年昭和30年1月1日会津若松市改称したこうしたことを踏まえ1970年昭和45年)に各都道府県知事あてに出された「地方自治法一部改正する法律の施行について」(昭和45年3月12日自治振第32号)という自治事務次官通知によって、「市の設置若しくは町を市とする処分を行う場合において、当該処分により、新たに市となる普通地方公共団体名称については、既存の市の名称と同一となり、又は類似することとならないよう十分配慮すること。」とされるようになった。 これ以後、既に存在する市の(表記上の)名称と同一の名称を使用することができないとされ、既存の市と同一名称の町市制施行をする際には、方角等を頭に付す北海道北広島市埼玉県上福岡市〈現ふじみ野市〉、東京都東大和市山口県新南陽市〈現周南市〉など)、旧国名都道府県名・郡名などの広域地名付す岩手県陸前高田市茨城県常陸太田市常陸大宮市京都府京田辺市大阪府大狭山市広島県安芸高田市など)、地域象徴する名詞等を後ろ付す京都府長岡京市福岡県大野城市など)、旧国名にする(大阪府摂津市<三島町が市制施行>、高知県土佐市<高岡町が市制施行>等)、広域地名そのまま使用する福岡県八女市福島町市制施行〉など)、瑞祥地名変更する埼玉県和光市大和町市制施行〉など)等、様々な方法市制施行にあたって重複避けている。 しかし、平成の大合併が行われるなかで、歴史的に共通した項目があるなどの合理的な理由によって既に存在する市側が了承すれば、同一の名称を使用することができるようになり、福島県伊達郡伊達町ほか4町が申請した伊達市北海道伊達市同一名称であるにもかかわらず認められた。 2017年平成29年)現在、同一名称の市としては前述府中市伊達市2組存在するのみとなっている。 また、守山市」と「八幡市」は、それぞれ愛知県福岡県にあったが、いずれも合併消滅した守山市名古屋市守山区八幡市北九州市八幡区北九州市八幡西区八幡東区)ため、消滅後市制施行した滋賀県守山市京都府八幡市支障なく市制施行している。 なお、字が違うが同じ読みの市は、出水市和泉市(いずみ)、鹿島市鹿嶋市(かしま)、江南市香南市こうなん)、古河市古賀市(こが)、堺市坂井市(さかい)、さくら市佐倉市津島市対馬市(つしま)、北杜市北斗市(ほくと)、三次市三好市みよし市(みよし)、山形市山県市やまがた)の10組が存在するこのうち鹿嶋市みよし市は、市制施行時既存の市(鹿島市三好市)と同一表記となることを避けるために別の文字異体字平仮名)を用いた例である。

※この「市の名称」の解説は、「市」の解説の一部です。
「市の名称」を含む「市」の記事については、「市」の概要を参照ください。


市の名称

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 23:40 UTC 版)

ホーボーケン (ニュージャージー州)」の記事における「市の名称」の解説

ホーボーケンという名前はジョン・スティーブンス大佐がこの地域一帯土地購入した時に付けられた。 レナペ族(後にデラウェア族インディアン呼ばれた)がここで石鹸石英語版)を集めてパイプ彫り出していたので、この地域を「タバコパイプ土地」と呼んでおり、その言葉「ホポガン・ハッキング」(Hopoghan Hackingh)が訛ったものと信じられている。 この地域最初に住んだヨーロッパ人ニューネーデルラント移住したオランダ人開拓者であり、レナペ族言葉縮めた可能性がある。ただし、それを確認できる文書化された記録は無い。やはり確認出来ないが、1983年ベルギーアントウェルペン併合されフランドルの町、「ホーゲ・ブーヘン」(Hooghe Buechen)または「ホーゲ・ブーケン」(Hoge Beuken)(en)から名付けられたという説がある。この名前は中世オランダ語から派生したもので、「高いブナ」という意味があるまた、17世紀オランダロッテルダム地主であったヴァン・ホボーケン(Van Hoboken)一家因んで名付けられたという説もある。ロッテルダムには一家の名前を採った広場がある。18世紀と19世紀ニュージャージー北部話されていたジャージー・ダッチというオランダ語方言があるが、これはゼーラント語フランドル語を基に英語とおそらくレナペ語の影響受けた者であり、そのジャージー・ダッチでこの地域が何と呼ばれていたかも明らかでない。 北に隣接するウィーホーケンや、南のコミュニポーおよびハリシマスと同様にホーボーケンその時代の話し言葉の中で変化してきた。高い崖を意味しキャッスル・ポイントを指す可能性のある古オランダ語の「ホーブック」(Hoebuck)は植民地時代使われ、後に英語では「Hobuck」と綴られてきた。 ホーボーケン非公式ニックネームは「マイル・スクェア・シティ」であるが、実際にハドソン川水面下にある部分含めれば2平方マイルある。19世紀終盤から20世紀初めにかけてのホーボーケンは、人口文化ドイツ語を話す人々圧倒的なものになり、時には「リトル・ブレーメン」と呼ぶこともあった。それらの人々多くはノースバーゲンのホーボーケン墓地埋葬されている。

※この「市の名称」の解説は、「ホーボーケン (ニュージャージー州)」の解説の一部です。
「市の名称」を含む「ホーボーケン (ニュージャージー州)」の記事については、「ホーボーケン (ニュージャージー州)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「市の名称」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「市の名称」の関連用語

市の名称のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



市の名称のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの市 (改訂履歴)、ホーボーケン (ニュージャージー州) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS