姉崎まもり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:47 UTC 版)
あねざき まもり、声 - 平野綾 デビルバッツのマネージャー兼主務。泥門高校2年。 本作のヒロイン。セナの近所に住む幼馴染。セナより1歳年上。紅髪碧眼のアメリカ人のクォーター(母方の祖母がアメリカ人)。幼少時からイジメられっ子だった1歳年下のセナを守り続け、小学生時代は登下校も共にしていた。この頃に幾度となく彼女に助けられた思い出が、セナにとってのアメフトと出会う以前の「弱かった自分」の象徴として描かれる。その後、桜女子中から泥門高校へ進学。2年生への進級と共にセナが同高校に入学・アメフト部に入部すると、彼の仕事を手伝い保護する目的で、後を追うようにマネージャーとしてアメフト部に入部する。 面倒見がよく、正義感が強い。泥門高校の模範生で、風紀委員を務めている。セナへの過保護も相まって、初期には暴虐の限りを尽くすヒル魔に真っ向から挑んでいた。本編では学園内で、唯一ヒル魔に立ち向かった人物でもある。学業においてもヒル魔・雪光と並んで優秀。その知性はアメフトでも十二分に発揮されており、マネージャー就任後にアメフトのルールを一夜漬けでほぼ完璧に暗記。さらに相手チームの膨大なデータ分析や手話形式の暗号の考案も行い、最早只のマネージャーの域を超えてチームに貢献している。 掃除・裁縫・料理などの家事も得意。加えて美人でプロポーションもいいため、男子からの人気が高い。試合でもよく他校からの視線を浴び、阿含にも「腰がいい」と目をつけられている。才色兼備の超人だが弱点もあり、美術の成績が悪い(成績は2、特に絵の下手さは群を抜いている)こと、パソコンの操作が苦手でアナログ派なことが明らかになっている。また、モテモテであるにもかかわらず恋愛経験は無く、男性で一番親しいのはセナといった様子である。上述の様々な点からも場合によっては鈍い人物であることが窺える。 また、重度のシュークリームオタクという一面があり、5グラムの重さの違いを見分けたり有名店のレシピを暗記しているほどで、シュークリームなら栗田を上回る量をたいらげる。シュークリーム以外でもよくつまみ食いし、ヒル魔にたびたびからかわれている。 「セナにアメフトは無理」という思い込み故、デビルバッツの中で一番長い間「セナ=アイシールド21」の事実を知らずにいた。磐戸戦の試合開始直前、セナ自身がアイシールド21であることを告白。今まで過保護のあまり彼の本質を全く見ていなかった事を自覚して非常に後悔する。それからは、一人の立派な選手として認め見守る姿勢が徐々に固まっていく。関東大会神龍寺戦では、脚を痛めたセナを「止めたい」と憂えたが、彼らの練習の日々を思い「勝って…!」とだけ言い、自らの気持ちを必死に抑え送り出し、チームの勝利を祈った。関東大会準決勝の王城戦試合前には、セナの成長とチームの成長を思い、セナの後ろ姿を見て涙を浮かべている。WC篇でもセナの真剣な表情を見て入学当初の彼を思い出していた。その後はセナの成長した姿などを写真に収めていたアルバムを見ていた。 ヒル魔とは入部当初からたびたび対立していた(だが入部以前から彼のアメフトへの情熱は理解していた)が、展開ごとに協力する場面が増え、その関係の改善が見受けられる。デス・マーチの際はヒル魔の隠していた疲労に唯一気付いて密かにアイシングを施し、溝六がトレーナーで加入したときもヒル魔の負担が減ることを喜んでいた。白秋戦が始まる前にはヒル魔の指示に従わずに、手紙を破り(のちに修正)怪我をしないでほしいと伝えるなど、犬猿の仲のはずの相手の影の苦労を察している辺り、過保護ゆえ盲目になるセナとの関係とは非常に対照的。ヒル魔にとっては栗田やムサシとは違った意味で自分の痛みや弱さを見せることができる相手であり、前述の手話形式暗号(これを理解できるのはヒル魔とまもりだけ)で会話する間柄でもある。また、まもりもヒル魔に弱みを握られており、チアの格好をしているところを撮られたり、ヒル魔の作戦とはいえ体育祭で高飛車な悪女の芝居をしているシーンを撮られている。 セナからは「まもり姉ちゃん」、ヒル魔からは「姉崎」「糞(ファッキン)マネ」(アニメでは「クソマネ」)、鈴音や陸からは「まも姐(ねえ)」(陸の場合は「まも姉」)、若菜からは「まも姉さん」、友達の咲蘭とアコからは「まも」と呼ばれている。 高校卒業後は最京大学に進学してアメフト部のマネージャーを続けている。ヒル魔に「もう昔みたいに守りに行かなくていいのかい?」と茶化された際、「当たり前じゃない。もうセナとは敵チーム同士なんだから、勝たなくっちゃ…!」と言い返し、セナを一人前の男として見ている。 身長162cm、体重48kg。11月24日生まれ。バストはCカップ。血液型A型。ベンチプレス:20kg。
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