業処
(四界分別観 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 14:02 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2018年2月)
( |
業処(ごうしょ、ごっしょ、巴: kammaṭṭhāna[1][カンマッターナ]、梵: karmasthāna[2] [カルマスターナ])とは、上座部仏教で説かれる、止(サマタ)における導入的な瞑想対象のこと。全部で40種あるので、四十業処とも言う。
内容
7つの別々の行法の中身を合計して、計40とする。(従って、これら全てを念じろというわけではなく、この中から、各人の相性に合った行法・対象(群)を選択することになる。)
- 十遍 (10)
- 地、水、火、風、青、黄、赤、白、光明、虚空
- 十不浄(不浄観、白骨観) (10)
- 膨張、青瘀、膿爛、断壊、食残、散乱、斬斫離散、血塗、蟲聚、骸骨
- 食厭想 (1)
- 四界分別(四界差別) (1) - 地・水・火・風
脚注
注釈
出典
- ^ アラムラット・スタッス (ARAMRATTANA Sutus)「清浄道論 (Visuddhimagga) における業処 (kammaṭṭhāna) 説」、 愛知学院大学文学部紀要 33号、愛知学院大学 、2003年、p.113
- ^ 蓑輪顕量「上座仏教の瞑想外観」 『サンガジャパン別冊1 実践! 仏教瞑想ガイドブック』 サンガ、2014年8月、p.11。
- ^ “十念(じゅうねん)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2018年2月24日閲覧。
関連項目
- >> 「業処」を含む用語の索引
- 業処のページへのリンク