その他の仏教における用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/16 08:42 UTC 版)
「分別 (仏教)」の記事における「その他の仏教における用法」の解説
上座部仏教の『パーリ仏典』において、出家修行者が守る戒律に関する説明を述べた領域のことを経分別(きょうふんべつ)という。詳細は「経分別」を参照。 ブッダゴーサの『清浄道論』などにある、上座部仏教の止(サマタ)における四十業処とよばれる導入的な40種類の瞑想対象のうち、地、水、火、風の4つのことを四界分別(しかいふんべつ)という。詳細は「業処#内容」を参照。 龍樹が定式化した、「肯定」、「否定」、「肯定かつ否定」、「肯定でも否定でもない」の4つのことを四句分別という。詳細は「インド論理学#四句分別(チャトゥシュコーティ)」を参照。 経論等を分類選別して、整然たる説明を下すことを分別といい、諸門分別、分別廣説、分別解説ともいう。 虚妄なるもの、つまり所取(捉えられるもの。客観。)と能取(捉えるもの。主観。)の二取を分別すること、また、その分別のことを、虚妄分別(こもうふんべつ)という。
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