主な伝承とは? わかりやすく解説

主な伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/01 20:32 UTC 版)

見沼の竜伝承」の記事における「主な伝承」の解説

見沼の竜伝承様々なバリエーション存在する江戸時代干拓され武蔵国見沼には、次のような伝承がある。徳川吉宗治世紀州藩から来た治水家の井沢弥惣兵衛見沼干拓を命ぜられた。弥惣兵衛干拓準備とりかかったが、間もなく、彼が逗留する天沼大日堂一人女性訪ねてきた。彼女は自分見沼の竜神と言い干拓によって見沼には住めなくなるので次の住処を見つけるまでの間作業を中止してほしい、と頼んだ。弥惣兵衛は彼女の話を真に受けずに工事始めた。しかし様々な災難がふりかかり工事はかどらず干拓指揮者務める弥惣兵衛病気になり寝込んでしまった。するとあの女性が現れて、病気治すから願い聞き入れてくださいと言いその後毎晩のように現れては明け方姿を消したいっぽう弥惣兵衛病状回復向かっていった。ある晩たまたま弥惣兵衛寝床訪れた人が、眠っている弥惣兵衛の体を炎を吐きながらなめ回す女を見つけた後でその人から一部始終聞いた弥惣兵衛恐怖覚え片柳万年寺移ったところ、その後何事も起きず工事順調に進んだ。しかし万年寺村人葬儀行った際、棺桶山門くぐったところで突如黒雲が空を覆い暴風棺桶持ち去るという怪事発生した享保13年見沼干拓竣工により弥惣兵衛万年寺を去ると、怪事一切起きなくなったという。しかし、弥惣兵衛支援した関東郡代伊奈氏は、オタケ様と呼ばれる見沼の竜神祟られ次々災い見舞われた。竜神氷川女体神社の池に移った知った伊奈家家老神社お参りをすると祟り治まった川口市には見沼干拓工事後日談伝わっている。差間に残る伝承では、ある日人力車車夫美女乗せて千葉向かったが、印旛沼付近にさしかかった時、美女忽然と姿を消したという。人力車座席濡れており、植物のような臭いもした。村人達は、見沼大蛇住処追われたため美女変身して印旛沼移ったのだろうと考えたその後見沼大蛇はその姿を見せことはなかったといわれている。また、東内野に残る伝承では、ある日馬を連れた農夫千住大橋渡し辺り美女出会い見沼のほうに行きたいので馬に乗せてほしいという頼み聞き入れて山口弁天見沼の三弁天一つ)まで送り、彼女かお礼の品を受け取ったが、彼女の言葉従い自宅帰ってから包み開けると蛇の鱗2枚入っていたという。村人達は、印旛沼移っていた見沼の主の大蛇懐旧思いかられて帰ってきたのだろうと考えたという。関東郡代伊奈氏のいた赤山城まつわる伝承では、庭園の池で伊奈氏舟遊び楽しんでいたところに来て見沼の竜神であると名乗り住処追われ怨みによって伊奈家災いもたらす告げたという。 国昌寺さいたま市緑区大崎)にまつわる伝承もある。見沼の竜空腹のたびに沼で暴れたため、困った村人達が、日光から江戸へ帰路にあった左甚五郎に竜を彫刻してもらい国昌寺山門納めたところ、竜は暴れなくなったという。他にも、「釘付けの竜」、「国昌寺開かずの門」などの伝承存在する伝承登場する竜を祭る神社には「見沼竜神社」などがある。見沼竜神社氷川女体神社氷川女體神社)の中にある。

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主な伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 14:39 UTC 版)

十三塚」の記事における「主な伝承」の解説

戦死者落武者13人の供養塚ないし墳墓として造られた。 埋蔵金隠し場所として造られた。 12匹のと1匹の大ネズミの墓とする昔話がある。昔、その地にあった寺に夜な夜な正体不明化け物が出るようになり、住職恐れさせた。ある日12匹の連れた旅人が寺に宿泊求める。住職化け物が出る事を話したが、近所に他の家もなく、旅人猫たちと共に寺に宿を取ったその夜現われ化け物12匹の立ち向かい一晩死闘が続く。夜明けとともに静かになり、住職旅人様子を見ると、大ほどもあるネズミ1匹と12匹の死体があった。住職12匹のの塚を造って手厚く供養し、それに大ネズミの塚を加えて十三塚と呼ぶようになった

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主な伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/07 19:47 UTC 版)

おとら狐」の記事における「主な伝承」の解説

愛知県郷土研究社1916年出版した郷土研究』にはおとら狐取り憑かれ人間さまざまな様子伝承として記録されている。 老人おとら狐取り憑かれた。歯が無いのに生魚バリバリ食べていた。 寝たきり老婆おとら狐取り憑き一晩中踊り明かした翌朝亡くなった病気療養をしていた母におとら狐取り憑いた。排泄物には与えていない物が入っていた。 また、同書にはおとら狐取り除く方法として、まず陰陽師修験者祈祷依頼し、それでも効果がないときには秋葉山の奥に住む山住様(御様)迎えてくると良い記されている。犬神によっておとら狐部分のみを食ってくれるという記述もある。ただし犬神に頼む際には、家族や家で飼っている生き物の名前をすべて挙げてお願いなければ、名前の挙げられなかった者はおとら狐による害を被ってしまうという。

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主な伝承

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:29 UTC 版)

大鯰」の記事における「主な伝承」の解説

福岡県筑紫野市には、道を塞いでいた大鯰通りかかった菅原道真退治しになったと伝わる石がある。 阿蘇山の湖では昔、健磐龍命開田のため外輪山現在の立野あたりを蹴破り湖のを外に出しその時湖の主の大鯰引っ掛かりスムーズに流れ出なかった。健磐龍命大鯰説得すると、おもむろに流れていきその跡が今の黒川白川であり、流れ着いたところが、上益城郡嘉島町の「になったという。この地方には他にも伝承・信仰数多く残っている。 『竹生縁起』には、竹生島海竜大鯰変じて大蛇退治した伝説がある。竹生島金輪際の島であり、大鯰取り囲まれ守られているという。

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