主な伝本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 22:57 UTC 版)
宮内庁書陵部蔵本宮内庁書陵部所蔵本。著者不明。南北朝時代の成立と見られる。「源氏の物語のおこり」との表題を持つ。 伝豊臣秀吉筆本専修大学図書館に豊臣秀吉の書写とされる「源氏物語のおこり」の古写本が伝えられている。阿波蜂須賀家旧蔵とされる。桐箱に入っており、その蓋表に「太閤秀吉公御筆」と墨書がある。奥書を近衛家の息女とされる慶福院玉栄が記しており、それによれば北政所おねねの侍女「ちやあ」に贈った注釈書を、秀吉が1587年ころから1593年ころにかけて書写したと見られる。太閤となった晩年の秀吉は源氏物語に関心を抱いており、自ら何度も源氏供養を舞った記録も残されている。
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