ロマンシング サ・ガ2
(七英雄 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 06:43 UTC 版)
『ロマンシング サ・ガ2』 (Romancing Sa・Ga2) は1993年12月10日にスクウェア(現スクウェア・エニックス)から発売されたスーパーファミコン用コンピュータRPGである[5]。
- 1 ロマンシング サ・ガ2とは
- 2 ロマンシング サ・ガ2の概要
七英雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:27 UTC 版)
グレン 侯爵。七英雄のリーダー格。イェブルの領主を務める。元より貴族出身だが、ヴィシュテヒ封印の功によって確固たる地位と名声を得る。ケインツェルの左目の傷は、アシェリートを殺すときに彼がつけた傷である。上からも下からも人望が厚く、七英雄の中でもっとも民衆に人気がある。帝国最強の戦力・七槍騎士団を部下に従える。 皇帝に“英雄殺しの逆賊”討伐の指揮権を与えられ、ケインツェル討伐に乗り出す。クローツェンにてケインツェルたちを囲い込むことに成功するが、対抗意識を燃やしたレベロントの横槍でケインツェルを逃し、さらに本陣に斬り込んできたケインツェルによって討たれた。だが数ヶ月後、イシューディーン竜伯が準備していた「天槍城」に若返った姿で現れる。その身には闇の異邦の技術で作られた「種」が植えられており、ケインツェルに斬られた際にグエンの肉体そのものをエサに再構成した。ケインツェルの手で逆袈裟に斬られた傷跡が残っており、肉体を乗り換えたと言う類の物ではない。 レベロントの暴走を諌めるが、自らは「グレン王」を名乗り竜伯軍と新たに組織した「天槍騎士団」を率いて戦争を始める。自身の若返りと復活を含めて、かなり高度な魔導技術を手に入れ、従属を誓った者たちに「力」を与えている。妖精鉱で作られた魔導兵器「天の槍」で闇の異邦の封印を破壊して攻め込もうとしたが、帝国軍に阻まれ自身も砲撃に巻きこまれる。愛妾でもあった部下の手によって三度復活するが、妖精の力を開放したケインツェルによって完全に滅ぼされる。 剣の館を訪れた際にグーリェに対して「(帝国を裏切った)アシェリートたちを殺したことは自分(たち)の犯した罪だった」と語ったり、「その罪をあがなうためにも帝国を守る」として善政を行ったりして反省や後悔の色を覗かせた。だが、過去の真実(本当の裏切り者は誰だったのか)を公表していない以上、保身と自己正当化のために嘘をつく男という人物像を変えるには至っていない。しかし、七人の中では最も後ろめたさを抱いていたのもまた事実であり、手にかけた四人の立派な慰霊碑を建てさせた。 実は現皇帝の息子であった。自分たちも封印の旅に選ばれた英雄でありながらアシェリートがさらに飛びぬけて優れていることに強い劣等感を抱いており、それがアシェリートたちを裏切るきっかけになった。 シュテムヴェレヒ 方伯。モランの領主を務める。元は山賊。投げナイフと二刀流の剣術が得意。石工の技術ももつ。 かつては国と民のために戦った勇士であったが、堕落した。不老不死となることで永遠に英雄として崇められるという野望を抱き、辺境から亜人種の娘を略奪し、自らの肉体に移植することで妖精の不老の力を手に入れようとしていた。実際、幾人もの亜人の娘によって四肢を強化、常人離れした身体能力を獲得しており、不老不死に対する執着はケインツェルの正体に気付いても、その若さを称賛し「最高の研究材料だ」と言い放つほど。 ケインツェルと壮絶な戦いを繰り広げたが、妖精の悲鳴によって姿が豹変したケインツェルに討たれた。 バレスター 砲台伯。レムダの領主を務める。元はレムダの商人の息子で大商人になるのが夢だったが、商人の才能が無いと言われ、旅の中で多くのことを学んで欲しいと願った父の命令で闇の異邦封印の使命の旅に参加した。 ケインツェルによってシュテムヴェレヒが討たれて以降、自らを狙っているであろう刺客の影に怯える。また、力を付けていくグレンへの嫉妬もあって精神を病み、ついに自由都市ユラス・アプラスを襲撃するという暴挙に出た。その戦闘の混乱の中で記憶の退行を起こし、ケインツェルに討たれた。 レベロント 侯爵。クローツェンの領主を務める。昔からグレンとは反りが合わなかったためか、皇帝より逆賊討伐の指揮権を与えられたグレンに対抗意識を燃やし、強引に配下を討伐戦に参加させ、それがグレンの1度目の死の原因となった。グレンの死後はイクフェスを配下に迎え、グレンの仇を討つと言って皇帝陛下より指揮権を与えられる。イクフェスとケインツェルの戦いに勝負がついた時魔道兵器による砲撃を行い、激昂したイェブルの豪族を壊滅させた。 領主としては強引なやり口で知られ、冷酷非道と恐れられている。十数人の子供がいて、それぞれに父の冷酷さや残酷さを継承している。 闇の異邦封印の旅の時から皇帝になる野望を持っており、アシェリートに自身の身を守ることを依頼していた。ケインツェルを討つと“英雄殺しの逆賊”を討った功績と軍事力を背景にモラン、レムダ、イェブルを手に入れる。さらに帝国軍総統として闇の異邦との開戦を宣言する。闇の異邦への開戦は単なる野心だけでなく、アシェリートへの劣等感の克服(封印しただけの彼を闇の異邦を討つことで超える)を目的としている節がある。 後継者として将来を期待していた息子(正妻の子)をケインツェルに討たれたことで怒り狂い、自らケインツェルに挑むが死んだはずのグレンの横槍が入って水入りとなった。グレンに追い詰められるうちに正気を失って自身の勝利を妄信し始め、息子たちにも見限られて追い詰められた先で遭遇したケインツェルに討ちとられる。 イシューディーン 竜伯。竜伯の名の通り大飛竜軍団を保有しているらしく、グレンの逆賊討伐軍に飛竜部隊を派遣、自らもグレンを補佐する。 七英雄の中ではグレンに近い考えを持っている様子がみられる。逆賊討伐によって帝国軍の実権を握ったレベロントには距離を置き、七槍騎士団を配下に迎え入れている。領内で極秘に浮遊城塞「天槍城」を建造していた。 元々グレンの家に仕える家系であったが、自尊心が高いだけのグレンには失望としていた。しかし使命を果たしたアシェリートたちを殺すという真似をしてでも帝国での地位を確立しようとするグレンに心服して忠誠心を新たにしていた。 ニルゲンフェレト 城伯。ツィクヒートの領主を務める。逆賊ケインツェルに対しては逃げ腰で、逆賊討伐戦の際にはレベロントの領地クローツェンに逗留と言う形で半ば避難している。 追い詰められたレベロントの首を取ることで自分たちの助命を画策するが、ケインツェルと遭遇。脚をやられたところをギュレングルフに見捨てられ、互いに足を引っ張り合い討ち取られた。 ギュレングルフ 月読伯。ロゴの領主を務める。逆賊討伐戦ではニルゲンフェレトと共にクローツェンに逗留している。 追い詰められたレベロントの首を取ることで自分たちの助命を画策するが、ケインツェルと遭遇。助けを求めるニルゲンフェレトを見捨てて逃げようとしたが、互いに足を引っ張り合い討ち取られた。
※この「七英雄」の解説は、「ユーベルブラット」の解説の一部です。
「七英雄」を含む「ユーベルブラット」の記事については、「ユーベルブラット」の概要を参照ください。
七英雄
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:27 UTC 版)
「闇の異邦」封印に向かった14人の勇者の内、「闇の異邦」を封印し帝都に凱旋した7人の若者のこと。英雄として崇められ、帝国各地に領地を与えられ、にらみを利かせている。彼らの存在が「帝国全体の平和」に貢献していることは事実だが、裏では辺境の亜人を不老不死を目的とした実験材料としてさらったり、度を越した恐怖政治を行う者もおり、帝国の末端や当事者にとっては見過ごせない問題も起こしている。
※この「七英雄」の解説は、「ユーベルブラット」の解説の一部です。
「七英雄」を含む「ユーベルブラット」の記事については、「ユーベルブラット」の概要を参照ください。
- 七英雄のページへのリンク