七槍騎士団
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ロズン 七槍騎士団の騎士。実直な性格で、剣の腕前も一流。ケインツェルの正体と七英雄の真実を知り、ケインツェルの復讐に対する共感と帝国への忠誠心との間で苦悩する。ケインツェルによってグレンが討ち取られてからイシューディーン竜伯の下に身を寄せていたが、レベロント軍の動向調査に出ている間に七槍騎士団が解散、「天槍騎士団」として再編されており、騎士団の元同僚が得た力と敵方と言うだけで非戦闘員まで皆殺しにしようとする振る舞いに驚愕する。グレンに会い、その真意を聞いてからも迷い続けていたが、自分自身が望んだ「本当の英雄」と共に戦うことを決心してラングザッツを斬った。 シェムリェ ロズンと共に行動する騎士の一人。眼鏡をかけた少々トロくさげな女性。弓使いで魔導紋を刻んだ矢をつかう。 クレンツ ロズンと共に行動する騎士の一人。ロズンより大柄な青年だが、現時点では活躍の場が無い。シェムリエが弩を使う際には装填を補佐する。 エルサリア・ラハンクレーブ 選帝侯の娘にして七槍騎士団の精鋭。17歳。2年ほど前、仲間と共にたった4人で貴族の反乱を鎮圧した。ロズンの頼みにより3人の仲間を率いてケインツェルを追う。しかし暴走したバレスターがユラス・アプラスを襲撃した折、民を守るために砲台伯軍と戦う。バレスターが討たれた後、七槍騎士団の使者に砲台伯への反逆に加担した疑いで軟禁されるが脱出、バレスターの暴挙を告発するために帝都に向かうことを決意する。 ケインツェルとの再会を望むピーピと行動をともにし、ケインツェルの正体と「七英雄」の真実を知る。七槍騎士団の人間であるが、七英雄の欺瞞と堕落を知り、「十王家の円卓」にて直訴するが黙殺される。それを切っ掛けに自身の意思で帝国を救うために行動することを決意。帝都を離れて活動する。 風呂は機会があれば可能な限り入浴する信条を持っていて、ユラス・アプラスで手に入れた飛竜艇(元々はグレンが発注した物)にも風呂を増設した。 王を自称したグレンの反乱に対抗して戦線に立ち、グレンの天槍城の破壊に成功。グレン討伐後皇帝に選ばれエルサリア1世となる。 エルツェン エルサリアと共に行動する者の一人。眼鏡の優男だが、術式を良く使いこなすチームの知恵袋。妖精の力、存在に興味があってそれらのことがらに出くわすと先走る傾向がある。エルサリアを「お嬢様」と呼ぶ。元々ラハンクレーブ家に仕えているようで、エルサリアが生まれてからの事績も良く覚えている。 ダリステ エルサリアと共に行動する騎士の一人。いかつい男だが、軍略にも明るく正攻法のみならず搦め手もこなす。辺境との境でグレンを襲ったケインツエルが解き放たれた際にも最後まで警戒していたほか、ユラス・アプラスでの戦いでは「終わらせるにはバレスターの首を奪るしかない」とエルサリアに献策している。 カルクリス エルサリアと共に行動する騎士の一人。四人の中では軽口をたたくことも多いが、相手の心理も含めた「読み」に長けている。 イクフェス 若き奴隷騎士。「剣の館」出身で、剣術の腕は若輩ながら帝国最強クラス。当時の主であるグレンにより逆賊討伐を命じられ、ケインツェルと剣を交えることとなる。 グレンに襲いかかるふりをしてみたり、ケインツェルについて「(七英雄を)一人より二人殺してくれていたほうがより箔がつくので倒しがいがある」とロズンの前で言ってのけるほど大胆不敵な性格。ケインツェルと戦って敗れたものの、「今の僕では黒翼なしで君に勝てない」と言わしめた。 グレンがケインツェルに討たれた後、ケインツェルとの再戦のためだけに七槍騎士団を抜け、レベロントの配下となる。 裏切りの槍の一人、クファーの実子である。自身の故郷であるイェブルにて、かつてアシェリートが鍛えた「妖精鉱の剣」を持ってケインツェルと一騎討ちで再戦。剣戟の全てとまではいかなかったものの、黒翼を捌ききった。戦いの最中、ケインツェルの助言によって黒翼を習得し、彼を倒すがとどめをささず手を差し伸べた。 ケインツェルとの戦いののち、功績を認められアシェリートから長らく空位が続いていた「刃匠」の称号を継承した。 正式な騎士となり、軍の旗頭的立場に据えられるが、戦場においてかつての刃匠・アシェリートのように仲間を勝利に導くことが出来ない自身の未熟さに苦悩する。レベロントの敗戦後はエギムと共にグレン側の城に囚われていたが、皇帝自ら出陣した戦闘の際に脱出、帝国軍に合流した。 既に剣術の腕ではケインツェルでは捌き切れない程に成長しているが、それ故に、自身から本来得られるはずだった実父・クファーと最強の剣匠・アシェリートという「2人の師」から剣を学ぶ機会を奪ったグレンを激しく憎悪している。 グレン討伐後は新たに編成された精鋭軍「黒翼騎士団」を率いて残党の掃討に当たるが、傍らにはクヴェリアを伴う。
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七槍騎士団
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七英雄グレン侯直属の戦士集団。正式な騎士団ではないものの、帝国最強の呼び声も高い。大部分はグレンの復活と共に「天槍騎士団」に移ったが、ロズンやエルサリアなど、独自の行動をとる者たちもいる。
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