マリーの屋敷の住人
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「おじゃる丸の登場人物一覧」の記事における「マリーの屋敷の住人」の解説
十文字麻璃子(じゅうもんじ まりこ) 声 - さとうあい(若い頃:今井由香→種﨑敦美) 初登場回 - 第1シリーズ第23話『ライバルはマリー婆ちゃん』(放送日:1998年11月4日) 通称「マリー」。73歳。昔は金持ちだった。尖った眼鏡と紫色の帽子がトレードマーク。屋敷の離れにさちよ・ケン・館長・乙女を下宿させている。コーヒー仮面と日本茶仮面に対抗して、お紅茶仮面に扮することがある。オウムのアケミを飼っている。電ボがアケミと恋をしたことがあるが、マリーはアケミと電ボのデートには反対している。ヨシコとは幼馴染の同級生。トミーとは昔からの旧知の仲で、若い頃は彼に思いを寄せていたこともあったが親友のサリーのために身を引いた。そのことでおじゃる丸に「大嘘つき」と侮辱されたことがある。そのようなこともあってか番外編ではトミーとは夫婦という設定の場合が多い。 うすいさちよ 声 - 仲尾あづさ 初登場回 - 第1シリーズ第27話『暗いのうすいさちよ』(放送日:1998年11月10日) 28歳独身、売れない少女漫画家。一発当ててお城のような家に住み、パッチワークをすることを夢見る。髪がとても長く、顔に縦線が入り色白で痩せており、見るからに暗い外見をしている。一度小町のアドバイスによって美しくなったこともあるが、表情や容姿を面白おかしく描写されることが多い。うすいが自画像を描く場合、笑顔だけは描けない。 本人は少女メルヘン漫画を描いているつもりだが、本人以外にはホラータッチにみえるイラストを描く。絵柄とは異なり、怖い話やお化けは苦手である。 独特の絵柄からコミック誌の編集長にホラー漫画を描くことを勧められたが、「少女漫画で大ヒット作を出す」という夢へのこだわりから、その話を断った。彼女の描くイラストや漫画を見た者はあまりの怖さにパニック状態になってしまう。だが、さおりや多山さんやハワイの人々のようにうすいの絵を怖がらなかった例外もある。 不調時には素晴らしい漫画を描く。その漫画を編集者が見た際にスカウトされるが、そんなのダメな作品だといって破り捨ててしまう。 妄想癖あり。いつも落ち込んでいて暗い。雨が降ると気分が高揚する。たまにささやかな幸運に恵まれると嬉しさの余り自室で側転をすることがある。濃い紅茶は苦手なため、マリーから譲られている使用済みの紅茶のティーバッグを、部屋に干して何度も使いまわす。新品のティーバッグなら香りだけでただのお湯が何杯も飲める。5回使ったティーバッグの紙の部分は、乾かしてメモ用紙として使っている。 部屋に茸が生えたことがある。 電ボに遭遇すると毎回必ず、「これはこれは、いつの日か少女漫画でどかんと一発当てて大金持ちになることを夢見ていらっしゃるうすいさちよ28歳独身様!」と紹介される。 うすいには姿が見えないが、貧乏神の貧ちゃんに好かれている。貧ちゃんが取り憑いても、なぜかやる気が吸い取られない。 父は、郵便局の配達係をしている。 「くじ運」は強いらしく、商店街の福引きで「しゃぶしゃぶ用豚肉5kg」を当てたり、貧ちゃんがくっ付いていたのに関わらずハワイ旅行を当て、貧ちゃんと一緒にハワイへ行ったことがある。「カンブツさん」と「冷徹斎星月」のことが好き。おなかにシイタケ星人がいたこともあった。 冷徹斎いわく、うすいは『月光町で一番のうなじ美人』らしい。 ケンさん 声 - 沼田祐介 初登場回 - 第1シリーズ第24話『フリーターケンさん』(放送日:1998年11月5日) 次々に仕事を変えるフリーター。25歳。名字は不明。一人称は「俺」。天職を探し続けている。マリー屋敷の離れに下宿している。髪は長く、ゴムで束ねている。 自分の才能を活かせる天職を求めて月光町で様々な仕事を転々とする、さすらいのフリーアルバイター。今までに数多くのアルバイト(本人曰く「自分探しの旅」)を経験してきたが、未だに天職には巡り会えていない(石材店でアルバイトをした際に見本のたぬき像と寸分違わず同じ物を彫り上げる。キスケが本物と見間違える石おにぎりを彫る等、天才的才能を見せるも本人にその自覚はなく、後述のポリシーのため店をすぐ辞めている)。第1シリーズ第43話「最高のお届け物」では、ワゴン車で宅配便を運んでいる、自動車を運転するシーンのある数少ない人物である。第2シリーズ第31話「おじゃる海へ行く」では、おじゃる丸、電ボ、カズマ、金太郎、小町を連れて車で海に遊びに行く。 じっとすることが苦手で、考えるよりも行動が先。困った人を見過ごせない性格で、仕事を放り投げて人助けをすることがあり、それが原因でアルバイトをクビになったことがある。様々なことに興味を持つが、熱しやすく冷めやすい。仕事への情熱はあるが、あきらめも早い。しかし、立ち直るのは早く、過去にクヨクヨせず、明るい未来が待っていることを信じてポジティブに生きている。仕事とは、汗水流して、しかられて身につけるというポリシーは一貫している。それ故、体を動かすバイトが多い。館長さんの依頼でお化けを捕まえるアルバイトをした事もあり、お化けを捕まえる才能があると評価されたが、館長さんが作成した「バケたく(お化けの拓本)」を見て以降辞めてしまった。 おじゃる丸はケンに会うたびに「どんな仕事も長続きしないフラフラのケン」と呼び、それに対してケンは「何度言えば判るんだマッタリ屋、俺はフラフラじゃなくてフリーター」と言うのが定番となっている。おじゃる丸にとって良きからかい相手であり、彼にからかわれたことが原因で仕事をクビになったことがある。毎日をのんびりマッタリしているおじゃる丸が信じられない。 ケンはカズマのことを弟のようにかわいがっており、カズマはケンのことを兄のように慕っている。カズマの相談相手になったり、カズマは「将来の夢」という作文の中で「僕はやってみたい仕事が沢山あり、一つに決められない。よって様々な仕事に就けるケンさんのようなフリーターを目指したい」と述べたりと、実の兄弟以上の関係である。さくら(声 - 竹達彩奈)という妹がいる。 本田一直は、高校陸上部の先輩。迷いのない本田を尊敬している。本田はケンのことを、フラフラするのも個性の一つととらえている。なお、ケンは個性でフラフラしているわけではないと反論はしている。 現在までに約400のアルバイトに就いている。第6シリーズ第85話「月光町クイズ大会」においてケンのバイトの数が最終問題として出題されている。この時点で378。1度きりというわけではなく、同じアルバイトを何度もしていることもある(ソバ屋・ピザの配達など)。仕事に就いたその日に辞めたりクビになることもしばしば。最初のアルバイトはソバ屋である。 館長さん 声 - 津田健次郎 初登場回 - 第2シリーズ第3話(第93話)『おじゃる オバケやしきへ行く』(放送日:1999年4月7日) お化け屋敷の館長(夏季限定)。本名は不明。冬は仕事を持たない。一人称は「ボク」。白い顔に、青い目で、吸血鬼「ドラキュラ」を思わせる風貌で、お化けの存在を感じることができ、人間には見えない貧ちゃんと会話をする、人間なのかは不明な人物。人々を驚かすのが好きで、人が「キャー」などと叫んでいるのを聞くと、幸せな気分になれる。お化けの拓本を取ってコレクションにしている。 典型的な夜型人間で、朝が弱い。基本的に恐怖というものを知らない。マントで空を飛ぶ。マントを着た金ちゃんが空を飛んだことがある。マントには意思があるようで、洗濯してもらいに金ちゃんの家に行き、金ちゃんの家から館長の家に金ちゃんを連れてきたり、館長と話をする。 カレーのにおいが大の苦手で川上さんがマリー屋敷にカレー屋を開いた際、庭の木の上に小屋を建てて、避難した。 うすいさちよは彼に惚れたことがあったが、彼に「お化け屋敷キャスト」としてスカウトされそうになったことから、失望して引き下がった。 乙女先生 声 - 天野由梨(1〜2)→今井由香(3〜19)→種﨑敦美(20〜) 初登場回 - 第1シリーズ第25話『バレリーナになりたいでおじゃる』(放送日:1998年11月6日) 22歳。バレエの先生で、現役のバレリーナ。美人でおじゃる丸を始め、老若とわず男性に好かれている。かなりの大食いで、店で行われる大食いのチャレンジを軽々クリアして賞金をもらうほど。普段着は、赤い服と黄色いスカートを組み合わせている。基本的におっとりしてかなりの天然な性格だが、怖い話でうすいやケンを驚かすという側面も持ち合わせている。相撲が好きでよくテレビ観戦している。 苗字は不明。
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