バーモント一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 17:15 UTC 版)
「ロボットポンコッツ」の記事における「バーモント一家」の解説
5巻に登場した漫画版オリジナルエピソードの敵役。キャッチフレーズは「寝た子も泣き出す悪党集団」。頭目のバーモント・海賊頭のマルシェ・空賊頭のコクマロ・山賊頭のジャワ&ククレ・盗賊頭のカリーヤと、多くの手下で構成されている。クージラン(空母)と多数の船を所有している。幹部連メンバーはカリーヤを除き、総じて額に宝石を付けており(カリーヤのみ髪飾りとなっている)、彼らの名前はカレールーに由来する[要出典]。 バーモント バーモント一家を統べる頭目である男で、渋い着物の上にマントを羽織っている。丁寧語で話し、その口調は軽い。加えて洒落た一面もあり、クージラン内部にある自身のいる部屋の入口をいかにも侵入者を誘うかのようなド派手なデザインにし、ユースケとの直接対決時にはその中で彼らを部下たち共々歓迎ムードで迎え入れた(ロッポニカに至っては和装のいで立ちをしていた)ことも。しかし、バトロボの実力は相当の物で、いがみ合うカリーヤたちをたしなめつつも威圧しており、部下たちからは畏怖されている。ユースケから、髪型を蝋燭の炎に見立てて「ローソク男」と称される。ユースケとの初対面でウイニングローレルを奪い、クージラン内部のダメージボックスの役割を果たす部屋にてG1の座を懸けた決戦を行う。激闘の末、ユースケとロボまるとの根比べに敗北。ウイニングローレルを奪還され、自身も部下共々警察に突き出された。ロッポニカ バーモントのパートナーロボポン兼・バーモント一家親衛隊長。バトロボでは六本の腕を巧みに攻撃と防御に振り分ける戦法と棒術を駆使する。実は進化前の姿にアーマーを装備しており、アーマーパージすることで本来の姿である「シフォン」に戻ることができる。シフォンの姿では四本腕を駆使した格闘戦を得意とし、手首をドリルに変形させての攻撃も可能。しかし、装甲が薄い分ロッポニカ時より防御力は劣る。クージラン内部でのロボまるとの戦闘にてパンチを天井に命中させるように誘導させられて天井に釘付けになり、ファイアナックルを喰らうと同時にアーマーパージしたことで間一髪回避する。しかし、メタモルアームが変形したスタンガンを用いたロボまるの電撃を喰らい、直前に海水を浴びたことで共に感電するユースケとロボまるとの根比べの末、バーモント共々力尽きる。 マルシェ バーモント一家海賊頭で、アラビア風の盗賊のなりをした男。身体はやや太めで背が低く、大きなひげを持つ。鎖部分の端に錨が付いた鎖付き鉄球を持っている。部下と共にバーモント一家の縄張りである海域に入ったユースケたちを襲うも、返り討ちに遭い敗走。その後、カリーヤがクージラン内部におびき寄せたユースケたちを他の幹部たちと共に襲うが、彼らの相手を引き受けたムサシの金憤衝によって全滅し、自身はその際にズボンの尻部分が破れている。カイゾーグ マルシェの一の子分であるバイキング型ロボポンで、ハンマーが武器。ロボまるのアクアナックルを物ともしなかったが、ロボまるがファイアナックルを発動しようとして偶然メタモルアームを発動させたことにより、メタモルアームが変形した四連キャノン砲によりマルシェや部下たちの乗った船団共々吹き飛ばされる。クージラン内部ではヌーハーフの攻撃で負傷したムサシの左肩を潰し、心を狙うも逆に敗れ、左腕を奪われる。 コクマロ バーモント一家空賊頭。大工の親方のような風体で、江戸弁口調を話す。クロザ島の食堂・「イザカ屋(イザカや)」を占拠していた部下たちがユースケたちに倒されたことで姿を現す。ユースケに勝負を挑み、追い詰められたザリガにエネだまを与えて進化させるが、ザリーグが敗れたことで部下を連れて撤収。ザリガ ザリガニ型ロボポン。両腕でのパンチを得意とする他浮遊能力を持ち、さらにエネだまで「ザリーグ」に進化可能。ロボまるを捕らえて空中に飛び、地面に叩きつける戦術で倒そうとするも自滅。コクマロの投げたエネだまで進化しロボまるを追い込むも、ロボまるがムサシの投げた頂点部分がブースターとなっている三度笠を使って飛行したことで形成逆転。メタモルアームが変形したびっくり箱の顔が勢い良く命中し、吹き飛ばされる。使用技 天国への階段(てんごくへのかいだん) ザリーグ時に使用。相手に突撃することで上空にリフティングし続け、粉砕する。 ジャワ&ククレ バーモント一家に所属する双子の山賊頭。基本的に、端から見るとスーツを着た仮面つきの大男に見えるように、肩車をしている。なお、上半身を兄のジャワが、下半身を弟のククレが担当している。ユースケからは「スットコ兄弟」呼ばわりされる。オリゴ島にて部下とともにユースケたちを迎え撃つも、返り討ちに遭い退却。グラジ 一頭身の大型ロボポンで、「號(ごう)」としか喋らない。ロボまると対決するがスチームナックルを受けて怯み、メタモルアームが変形した自身に瓜二つの外見をした、彼の妻を自称する女性型ロボポンに浮気の疑いをかけられた上でビンタを喰らい吹き飛ばされる。 タンクー 三つ目を持つ戦車型ロボポンで、主砲からの砲撃で戦う。ムサシと対戦するも大仏産展に翻弄された末、卓袱台返シで敗北。ひっくり返されたため起き上がれなくなり、ジャワたちに置いて行かれた挙句クージランでの決戦に参加できなかった。バーモントたちの逮捕後も山中に放置されたままだったが、一家では唯一逮捕を免れている。 カリーヤ 一家の盗賊頭で、チャイナドレスを身に着けている。行商人に変装してユースケ一行に同行し、戦い方を見定めていた。バストのサイズが通常の女性のそれであることを除いても、どう見ても女性に見えるものの、その正体は歴とした男性。マルシェやコクマロとは反りが合わない。ヌーハーフの攻撃でユースケたちをクージラン内部に追い込むも、ムサシの金憤衝で吹き飛ばされ敗北。バーモントの所まで道案内をさせられるも、色仕掛けでムサシを丸め込もうとする。だが、倒された際に服が破れたことで股間が丸出しとなっていたため通用しなかった。ヌーハーフ カリーヤがスパークによって作り出したロボポンで、一頭身の女装したオカマ型。グラジを上回る実力を持ち、ムサシの左肩を負傷させている。さらにロボまるのファイアナックルを物ともしない防御力を誇り、ロボまるに惚れる。クージラン内での戦闘でムサシに敗北する。使用技 ラブビーム 両目から細いビームを発射する。 ラブアタック 相手に強烈なボディプレスを喰らわせる。 バーモント一家兵士 バーモント一家の構成員である人型の量産型ロボポン。頭に「バ」の字が書かれたバンダナを付けており、コクマロ配下の空賊兵はゴーグルを付けている。 山賊部隊 ジャワ&ククレ配下の山賊たち。キノコ型の帽子を被っており、山道でのキノコへの偽装を得意としている。タンビ 毒キノコ型の量産型ロボポン。ボディ下部からのジェット噴射で飛行する。大挙してユースケたちに襲い掛かるも、ムサシの芭蕉扇に吹き飛ばされる。
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