トリステイン王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:04 UTC 版)
「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「トリステイン王国」の解説
ハルケギニア大陸の西方に位置する小国。ルイズ達が通うトリステイン魔法学院はこの国にある。国土面積はガリアやゲルマニアの10分の1ほどで、オランダとベルギーを合わせた程度(約7万km2)。王都はトリスタニア。王家の紋章は百合をかたどったもの(アニメ版では白地に意匠化された金色の百合)。これとは別に王女の紋章として聖獣ユニコーンと水晶の杖を組み合わせたものがある。始祖ブリミルの3人の子どもの1人が作った国の1つ。 歴史ある国家だが、伝統としきたりに固執するあまり国力は年々低下している。現在、女王アンリエッタの施政の元、伝統に囚われない新しい体制へと移行しようとしている。 固有名詞や生活習慣などから、中世〜近世のフランスがモデルとされる。 トリステイン魔法学院 ルイズたちの母校でサイトが召喚された場所でもある。王都トリスタニアから馬で2時間ほど(徒歩だと2日)の距離にある。詳しくはトリステイン魔法学院を参照のこと。 トリスタニア トリステインの王都。王城をはじめ白い石造りの建物が目立つ美しい街。アニメ版の設定画によれば王城と貴族の屋敷、下町の間に大きな川が流れている。貴族・平民が多数生活しているが、街一番の大通りとされるブルドンネ街でも道幅は5メイルほどしかなく、裏通りのチクトンネ街には多数の酒場や賭博場もある。 ラ・ロシェール トリステインの南側にある一都市で、魔法学院からは馬で2日ほどの距離にある。山あいの町ながら、浮遊大陸アルビオンが定期的に接近するので空飛ぶフネの港町となっている。古代の世界樹(イグドラシル)の枯れ木をくり抜いた立体型の桟橋に多数のフネを係留できる。スクウェアクラスのメイジが岩から切り出して作った建物群が特徴。 タルブ ラ・ロシェールの近くにある村で、シエスタの故郷。見晴らしのいい大きな草原が特徴。アルビオン軍がトリステインに侵攻した際には降下ポイントにされた。かつてシエスタの曾祖父が持ち込んだ竜の羽衣(ゼロ戦)は、その後何も無い村の名物として寺院に展示されていた。良質のブドウが採れ、シエスタは将来に悩む才人に「2人の名前を付けたワインを作ろう」と持ちかけたことがある。村の郷土料理はシエスタの曾祖父が伝授した、山菜や木の根っこを鍋で煮るシチュー「ヨシェナヴェ」。なお、「寄せ鍋」という言葉がハルケギニアの人間には発音が難しいらしいので、このような名称となった。 ラグドリアン湖 トリスタニアとガリアの間にある面積600平方キロメイルほどの湖(琵琶湖とほぼ同じ)で、ハルケギニア随一の名勝と謳われる。水の精霊の住処であり、精霊の前でかわされた誓いは決して破られないといわれている。物語が始まる3年前、アンリエッタとウェールズはこの湖畔で催された園遊会で出会い、恋に落ちた。また、ガリア側の湖畔は王家直轄領であり、かつてのオルレアン公領、つまりタバサの実家がある。 ダングルテール(アングル地方) トリステイン西部の海岸沿いに位置する辺境部。数百年前にアルビオンから入植してきた人々が築いた土地で、時のトリステイン政府とたびたび悶着を起こしながら、100年程前には一種の自治区となっていた。しかし実体は寒村があるばかりでわずかな漁業以外には目立った産業は無い。独立独歩の気風が強い地方で、ロマリアの宗教改革「実践教義」を取り入れて住民は全て新教徒。それゆえ時のロマリア政府にまで目をつけられ、20年前には密約の下で大規模な異教徒狩りが行われた。いわゆる「ダングルテールの虐殺」で、公的には住人は疫病のため全員が死亡したとされるが、わずかな生き残りが存在する。 ド・オルニエール トリスタニアの西にある30アルバン(10キロ四方)の土地で、雑草が生えた荒涼とした更地が続いている。才人の領地。10年前には領主がいたが、病で亡くなった。それにより若者が出稼ぎなどに行き、領地が廃れていった。昔はぶどうが良く獲れ、そのぶどうを使ったぶどう酒やワインが名産だったという。 シュルピス 伯爵が治める大きな街。各方面の主要街道が合流、離散する為、交通の要衝となっている。第17巻でルイズが家出したときに滞在した。 チェルノボーク 監獄がある町。物語には登場していないが、第16巻でトリスタニア市民を脅すときにアニエスが口にしている。「チェルノボーク」の名を聞くと、大抵の人は震え上がるらしい。 ドーヴィル 海辺にほど近い保養地。トリスタニアから馬で3日ほど離れた場所にある。大海に面した小さな街で貝と魚を採って暮らすしかない寂れた土地だが、夏になると海流の影響で海が七色に輝くため、観光地として知られており、マリアンヌ御用達の宿も存在する。人口は200人ほどいたが、30年前の初夏にノワールらによって、当時いた街の人間は皆殺しにされた。
※この「トリステイン王国」の解説は、「ゼロの使い魔の用語一覧」の解説の一部です。
「トリステイン王国」を含む「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事については、「ゼロの使い魔の用語一覧」の概要を参照ください。
トリステイン王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:33 UTC 版)
※この「トリステイン王国」の解説は、「ゼロの使い魔」の解説の一部です。
「トリステイン王国」を含む「ゼロの使い魔」の記事については、「ゼロの使い魔」の概要を参照ください。
- トリステイン王国のページへのリンク