トリステイン王国の教育・研究機関
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「ゼロの使い魔の用語一覧」の記事における「トリステイン王国の教育・研究機関」の解説
トリステイン魔法学院 ルイズたちの母校。王都トリスタニアからは馬で2時間ほどかかる(徒歩では2日)。本塔とその周囲を囲む壁、それと一体化した5つの塔(魔法の象徴、水・土・火・風、そして虚無を表す)からなる。長い歴史を誇る由緒正しい魔法学校で、魔法をはじめメイジに必要とされる様々な教育を行う。 毎年春に一学年ずつ生徒の入れ替えがある3学年制らしいが、入学年齢は一定ではない。本編の1年前、ルイズとモンモランシーは15歳、ギーシュは16歳、タバサは14歳、キュルケは17歳で同一の学年に入学している(第5巻)。2年生の春に使い魔の召喚および契約の儀式を行う。 トリステインの貴族の子弟だけではなく、他国からも留学生が集まっている。公式・非公式を問わず、外国の王族や大貴族の子息・令嬢も在学しており、そのため些細なことが戦争の火種になる可能性も孕んでいる。なお、魔法に対しての教育は一流だが、貴族としての振る舞いやたしなみなどに関する道徳的教育に関しては完全に落第点レベルである。 全寮制で、貴族の生徒達に仕える平民も学院内にある宿舎に居住している。使い魔はそれぞれの性質に応じてめいめい勝手な場所に寝泊りしている。制服はマントの下に白いブラウスとグレーのプリーツスカート(男子は同色のスラックス)。マントは学年別に色分けされている。 教師は優秀なメイジであるため、その護りは並の施設よりも強固と認識されており、「破壊の杖」(名前は杖ではあるが、見た目はM72 LAWそのものである)など貴重な宝物も多数保管されている。ただし第1巻では、そのことに慢心して当直をサボる教師がいることも述べられている。その上、教師達も生徒が大人になる上での教育上の大事な事を教えずに、自分の魔法の優位性をひけらかすばかりの者も少なくないので、お世辞にも良い教師とは言えない者が大多数を占めている。警備を担う衛兵もいるが、「しょせんは平民」と大して当てにされていない。 王立魔法研究所(アカデミー) 新しい魔法の研究やマジックアイテムの解析などを行う機関で、王都トリスタニアに置かれている。かつて「実験小隊」と呼ばれる特殊部隊を使って、戦にかこつけて様々な魔法の実験から、大規模魔法による破壊行為をも請け負っていた。ルイズによれば伝説の使い魔「ガンダールヴ」を渡そうものなら、身体をバラバラにするくらいの事はしでかすらしい。 ゼロ機関 王室直属の秘密組織で、王立魔法研究所の研究とは比べ物にならない魔法や飛行機械を極秘裏に実戦投入するとの触れ込みだが、実際は「虚無」やガンダールヴの存在を知られてルイズと才人に迷惑が及ばないよう、アンリエッタが考案した方便である。アルビオン侵攻では、ルイズはこの組織のエージェント「ミス・虚無(ゼロ)」として参加していた。 王立図書館 ゲーム版『迷子の終止符と幾千の交響曲』に登場する施設。原作第2巻 p.132でもワルドがガンダールヴを調べた際に利用したことが語られている。 管理者はリーブル。数千年程前から現代までの本が幅広く貯蔵されており、その中の一部には日本の本も含まれる。 2000年程前の本を「古き本」と呼び、その中の絶筆された本の中には、完結させたい想いから魔力を持つことがあり、その本に魔力を奪われるという事態が、1000年前と現代で発生している。魔力を取り戻すために本の世界に入り込んで一登場人物として、話を完結させる必要がある。本の中に入り込んで、怪我・死という結果を迎えてしまうと、それが現実にも反映されてしまう。
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