トランクに積まれている主な用具
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:19 UTC 版)
「パトロールカー」の記事における「トランクに積まれている主な用具」の解説
カラーコーン、矢印表示板、後続車に規制を知らせる赤旗(事故現場での車線規制時に使用) 「止まれ」の表示旗(検問や職務質問のため車両を停止させる時に使用) ウォーキングメジャー、巻き尺、チョーク(事故現場の実況見分時に使用。チョークは駐車違反取り締まり時にも用いる) ジュラルミン製またはポリカーボネート製の盾(機動隊とほぼ同型だが高さが約10センチ低い。ジュラルミン製のものは裏が緑色に塗装、縁も車体の損傷防止のため緑色のウレタンが装着されている)、刺又(暴動鎮圧や人質立てこもり・監禁事件における強行突入時に用いる。機動隊や特殊部隊が用いる物と同型) 懐中電灯(一般的な3ボルトではなく6ボルトや12ボルトの強力灯。夜間のパトロール・出動時に使用) トランジスタメガホン(災害及び事故発生時における避難や交通規制の告知・暴動やデモの鎮圧・雑踏警備時における観衆への呼びかけ・立てこもり犯への説得などに使用。パトカー助手席にあるマイクとサイレン兼用スピーカーをハンドマイク代わりに用いる場合もあり) 誘導棒(事故現場やイベント会場の雑路警備等での交通整理や緊急配備時における車両検問の停止呼びかけに使用。「ニンジン」「シグナルライト」など俗称や商品名を含めて複数の名称がある)発光機能を持たない反射材付きバトンを同じ目的で使用する場合もある。 雨衣(雨天時のパトロール・捜査に使用 交通警察は白色雨衣で、前後と袖と裾に光反射布付) ヘルメット(事故処理・実況見分時に使用・光反射材付) 救急箱(事件・事故現場にいる負傷者の応急処置に使用) 規制線(事件・事故発生現場へ捜査関係者以外の部外者が立ち入るのを防ぐために貼る「立入禁止 KEEP OUT (警察本部名)」と書かれた線。かつてはトラロープに「立入禁止 (警察署名)」のプレートを下げたものだったが現在の主流は「バリケードテープ」という、文字が印刷された黄色の非粘着性ビニールテープ。パトカーのバックミラー支柱は規制線固定箇所としてよく使われている) 飲酒検査用具(職務質問時に酒の臭いがした運転者に対し飲酒検査を行うための道具。ストローの先端に付いている袋に運転者より息を吹き込んでもらったのち、アルコール反応が出ると色が変わる気体検知管を吹き口に差し込んで呼気に含まれるアルコール濃度を測定) 薬物検査用具(職務質問時に不自然な言動を取った人物に対し麻薬・覚せい剤・危険ドラッグ使用の疑いがないかを調べる道具。短い試験管と、麻薬・覚せい剤などの薬物反応が出ると色が変わる試薬などが木箱に収められている) 車輪止め・駐車禁止標章(標章は駐車禁止区間に駐められた車両のフロントガラスに貼り付け、当該車両が違法駐車である旨を示す。車輪止めは「車輪止め」標識付き駐車禁止区間へ違法駐車された車両のタイヤを固定し動かせなくする鍵付き輪留め。いずれも運転者自身が所轄の警察署へ申告せず勝手に撤去すると道路交通法「駐車禁止遵守」違反となり罰金=反則金が科せられる) 交通違反切符(シートベルト不着用・信号無視・運転中の携帯電話使用・一時不停止・指定方向以外通行禁止違反・一方通行逆走などの交通違反をした旨を示す切符で、赤と青と白の3種類ある。全ての警察官は反則告知手続きの処理が必ず出来なければいけない) パトライト昇降機構非装備のパトカーでは、トランク蓋内側に回転灯を左右に一つずつ装備している車両もある(点滅するLED警光灯の場合もある)。 その他、パトカー乗務時に警察官は所轄地域の住宅地図や道路地図、クリップボード、ノート、筆記用具、デジタルカメラ・ビデオカメラ(いずれも違反車や事件・事故現場の証拠写真・映像撮影用)、メモ用紙、携帯無線機(他の警察車両・警察官や所轄警察署との連絡用)、警笛(交通整理及び危険周知用)などを携行する。最近ではスパイクシステムを一部の車両に搭載している様子が警察24時等の番組でも確認できる。また、最近では警らパトカー等に自動体外式除細動器が積載してある車両もいる。
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