事故処理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 04:57 UTC 版)
2010年9月11日、あらかわ1の機体がヘリコプターによって回収され、出会いの丘の駐車場に運ばれた。回収を請け負ったのは、朝日航洋株式会社。回収作業のために、9月5日より事故現場1キロ手前に幕営地を設置し、社員数名が現地に詳しいアドバイザーを伴って泊まりこみで部品回収・搬出作業の準備を行った。(地上作業期間中に台風9号が通過したため、安全のため一旦中止している。9月8-10日)回収に使用された機体は、AS332Lである。回収当日は、岐阜県防災航空隊のヘリ「若鮎2」が北アルプス奥穂高岳で「あらかわ1」同様登山客の救出活動中に墜落し3名の尊い命が犠牲になってから一年となる日(事故発生日:2009年9月11日)でもあった。 また、本回収作業に利用されたAS332L(JA9635)は、2010年9月26日午前8時半ごろに鹿児島県屋久島町において墜落した。8月18日にも海上保安庁第6管区海上保安本部所属のヘリコプター「あきづる」が墜落する佐柳島沖海保ヘリ墜落事故が発生しており、2010年度夏期(6-10月)は、日本各地で観測史上過去最高の真夏日が連続日数記録を更新するとともに、全国的にヘリコプターや小型航空機による事故が多かった。
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