セントクレイオ学園生徒
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「放課後のカリスマ」の記事における「セントクレイオ学園生徒」の解説
神矢史良(かみや しろう) 偉人のクローンのみが通うセントクレイオ学園に通う、唯一の非クローン人間(始めから在籍していた訳ではなく、転入してきた)とされている少年。学園の教師である神矢の息子。気弱で泣き虫な性格だが、友人のために行動的になることもある。学園生活を送る中で、オリジナルと同じ、或いはそれ以上の偉業を成すことを課せられているクローン達の苦悩を目の当たりにする。マリ・キュリーを慕っており、マリの面影を持つパンドラを大事にしている。 実はその正体は、神矢の息子として学園の外で育てられたセントクレイオ学園創始者のクローンであった。その事実を知った後にセントクレイオ学園から飛び出し、外の世界で生活していたが、セントクレイオ学園を潰そうとするカイやクローン・ヒトラーに対抗するため、セントクレイオ学園に戻っていく。 ナポレオン ナポレオン・ボナパルトのクローン。史良の友人で明るい性格。史良とフロイトの喧嘩に仲裁に入ることもしばしば。オリジナルより長身らしい。ジャンヌ・ダルクに好意を抱いていた。セントクレイオ学園を潰そうとするクローン・ヒトラーに対抗するため、大衆の前に姿を現し、クローン・ヒトラーと対決する。明るく開放的な性格ゆえに大衆の人気を集め、ヒーローとなる。しかし、ヒトラーの策略によりナポレオンをはじめとするクローン擁護派は大衆から悪いイメージを持たれるようになってしまう。さらにナイチンゲール誘拐事件の容疑者を、マスコミが実況中継する最中にナポレオンが河に突き落としてしまい、大衆から憎悪の目を向けられるようになる。 先代のナポレオンは学園卒業後、企業の社長に迎えられたが、宣伝用のお飾りの社長であり、やがて酒におぼれた。カイに誘われ、テロリスト集団に参加。 一休(いっきゅう) 一休宗純のクローン。史良の友人で眼鏡をかけている。有髪。楽天的な性格で史良たちのグループのムード・メイカー。時折、宗教家らしい哲学的なことを話すが、よくしらけられる。 フロイト ジークムント・フロイトのクローン。史良の友人だが、非クローンである史良とはそりが合わずよく喧嘩する。常に冷静沈着な一方、むっつりスケベ。クローン・ケネディが暗殺された後、その真相をこっそり調べている。 先代のフロイトはオリジナルと同じ人生を歩むことに脱落し、現在はクローン・レオナルド・ダ・ヴィンチが創設した財団で働いている。 エリザベス エリザベス1世のクローン。史良の友人。オリジナルが未婚のまま死んだため結婚願望が非常に強い。ロクスウェルの手引きで、セントクレイオ学園を脱出し、テロリスト集団に参加したが、史良と共にセントクレイオ学園に戻り、先代のクローン・エリザベスと再会した(赤ん坊のときに1度会っている)。しかし、彼女の帰還はカイの指示によるものであり、テレビ中継中に史良らを裏切る。 先代のエリザベスは買い手がつかず、さらに学園からの逃亡を企てたため、学園内に監禁され、精神を病む。カイとは相思相愛で、特に顔に傷を付けたカイとは仲が良かったが、後に裏切られた。何かにとりつかれたように読書にふけっていたが、やがて覇気を取り戻す。 ナイチンゲール フローレンス・ナイチンゲールのクローン。史良の友人。マリと仲がよく、彼女の突然の転校を悲しむ。オリジナル同様、博愛精神に富み、学園がテロリストに襲われた際は自分の安全より怪我人の救助を優先させた。先代ナイチンゲールが安楽死させた女性の子どもに誘拐される。 先代のナイチンゲールは、学園卒業後、大病院に迎えられ、回復する見込みのない重篤患者に最後の安らぎを与える役割を与えられた。しかし、金もうけのために重篤患者にろくな治療を施さない病院の方針に疑問を持ち、テロリスト集団に参加した。 マリ・キュリー 「キュリー夫人」ことマリ・キュリーのクローン。史良の友人。本人はキュリー夫人そのものではなく音楽家になりたがっていた。その後音楽家になるために転校したとされるが、実際はクローン・レオナルド・ダ・ヴィンチが創設した財団に引き取られ、音楽の勉強を続けている。 先代のマリ・キュリーは、企業の研究職に迎えられるが、功を焦って無理な実験をおこない、甚大な被害が発生する。最期はオリジナルからの解放を望んで、カイに射殺された。 ヒトラー アドルフ・ヒトラーのクローン。温和な性格の少年。オリジナルの犯した罪への罰として、他人と関ろうとせず常に一人で過ごしている。自分のことを「はみ出し者」だと思っており、史良とは「はみ出し者」同士仲良くなれそうだと思っている。「ドリー様」に対する信仰心が人一倍強い。エリザベスと共にロクスウェルの手引きでセントクレイオ学園を脱出し、テロリスト集団に合流。マスコミに学園の存在を告発する。巧みな弁舌によって大衆からカリスマ的人気を集めるが、クローン・ナポレオンの出現によって悪役的な扱いを受けるようになる。それが原因で本来の優しさは身を潜め、クローンを選ばれた人間と考え、クローンによる統治の実現を企んでいる。 テレビ中継中に一芝居打って、再び大衆から同情を集めることに成功し、「クローン保護法」成立後は、「洗脳された友人たちを救出する」という名目でセントクレイオ学園に乗り込む。 先代のヒトラーは、宗教団体に迎えられ、オリジナルの罪を悔いて、神に祈り、オリジナルの罪を贖う役割を担わされた。 モーツァルト ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのクローン。プライドが高く、非クローンで凡人の史良のことを毛嫌いしている。その一方でオリジナルを超えなくてはいけないという強迫観念に悩んでいて、自殺を試みるほど精神的に不安定だった。テロリスト襲撃後は史良との和解を通じて穏やかな性格となり、落ち着いてピアノに向かえるようになる。 先代のモーツァルトは、オリジナルのイメージのあった新曲の作成を依頼されるが、依頼者のイメージに合った曲をつくることができなかった。 ジャンヌ・ダルク ジャンヌ・ダルクのクローン。クールで無愛想な性格。クローンの悩みを持たない史良に冷たく当たっていたが、次第に心を開くようになる。クローン・ケネディが暗殺されてからは自分もオリジナル同様早死にするのではと恐れていたが、カイによってオリジナルと同様、火刑に処せられる。 先代のジャンヌ・ダルクは貞操帯をはめられ、崇拝者たちの慰み者にされていた。カイに救出され、テロリスト集団に参加した。何代か前のジャンヌ・ダルクはマスコミ界の大物の下で働いており、マスコミに自分たちをアピールして、クローンに対する大衆の理解を増そうとする史良たちをサポートした。 ラスプーチン グリゴリー・ラスプーチンのクローン。「ドリー様」を崇拝する集会を仕切っている。しかし他の生徒たちのように本気で「ドリー様」を崇拝しているわけではなく、あくまで集会に参加する生徒たちを観察し、「発表会」用のレポートを作成するためだった。テロリストの襲撃によって重傷を負う。 アインシュタイン アルベルト・アインシュタインのクローン。明るい性格。ラスプーチンの集会活動に協力しており、その集会に史良を誘った。テロリストに銃撃され、死亡。 先代のアインシュタインはテロリスト集団に参加し、セントクレイオ学園のクローンが保護された際、「自分たちの価値を高めるため」としてクローンを虐殺し、さらに史良を人質にとり、神矢エイトの身柄を要求する。 卑弥呼(ひみこ) 卑弥呼のクローン。神秘的な雰囲気を漂わせる、物静かな少女。ラスプーチンとは相思相愛の仲で、「ドリー様」の集会活動にも協力していた。「発表会」後、自ら望んで学園を襲ったテロリストたちと行動を共にする。 西太后(せいたいごう) 西太后のクローン。オリジナルが何か業績を残したわけではないため他のクローン達とは違いあまり悩みはない。史実に違わず嫌な性格。また、自分の美貌を鼻にかけている。 ダーウィン チャールズ・ダーウィンのクローン。テロリスト襲撃後、「クローンも進化しなければ生き残ることは出来ない」という仮説を発表する。
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