セントクレイオ学園教職員
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「放課後のカリスマ」の記事における「セントクレイオ学園教職員」の解説
神矢エイト(かみや エイト) セントクレイオ学園教師。史良の父とされる人物。学園内では史良を通じて生徒たちの悩みを聞き出し、適切な対処を行なう良き教師として活動している。 その正体はセントクレイオ学園創設者であるドクター・Xの8番目のクローン。ドクター・X同様にクローンの研究者でもある。セントクレイオ学園在学中はドクター・Xによって寵愛されていたが、黒江との交流で次第に独自の人格を形成していった。ある日、ドクター・Xに対して「自分とドクター・Xの価値は同じか」と問いかけ、ドクター・Xが「そうだ」と答えたため、「自分さえ存在すればドクター・Xの存在意義はない」と判断して殺害した。一時、学園外で史良を育てていたが、その後「研究に専念するため」と称して学園に戻った。 黒江直人(くろえ なおと) セントクレイオ学園監査。神矢と共に学園を切り盛りしていて、柔道の授業を行なうこともある。クローンたちには同情的で、史良を気にかけている。 ドクター・Xの実の息子で、実母が死亡した後、実父のドクター・Xに引き取られる形でセントクレイオ学園に編入した。しかし、学力や素行の面でドクター・Xの期待に応えることが出来なかったため、彼に疎んじられていた。その後、ドクター・Xからクローンの護衛とクローン売買の仲介を任務として与えられた。 ロクスウェル セントクレイオ学園の現理事長。自由奔放な性格で周囲の人を振り回すため、学園の生徒からは敬遠されている。本人は無邪気に生徒に構いたがっているが、本性は冷酷で、クローンを「家畜」と見ている。学園の運営は神矢と黒江に任せ、自分は報告を受けるだけだが、警備上の弱点を指摘するなど、学園の実情は正確に把握している。 父親が素性の知れない人物で、本人曰く「母親とどこの馬の骨ともわからない輩との子供故に、得体の知れない『血』が混ざっているという理由で人扱いされない」ほど劣悪な家庭環境に生まれ育ち、少年時代に実家から半ば厄介払いされる形でセントクレイオ学園に預けられた。偉人のクローン達よりもあらゆる分野で優秀な成績を残し、そのためクローンたちからいじめにあうが、自分が関与していることを巧妙に隠す形で復讐していた。この復讐方法は自分を迫害した実家にも適用され、一族を全滅に追い込んだ。 セントクレイオ学園のクローンが保護された際に学園を脱出し、反撃を開始する。 レオナルド・ダ・ヴィンチ レオナルド・ダ・ヴィンチのクローン。セントクレイオ学園前理事長。偉人のクローンの製造・販売の指揮をとっていたが、つくりだした偉人のクローンたちが次々と問題を起こし、責任を問われて理事長職を解任された。その後、新たな任務に従事するが、独断専行が過ぎたために、無名の中年男性として放逐される。 ドクター・X(ドクター・エックス) セントクレイオ学園創設者。本名の姓は「神矢」、下の名は不明。クローン研究の第一人者。完璧主義者でもあり、それが原因で妻子とは離縁している。 「子供は親の能力を完全に受け継ぐことは出来ないが、クローンならば完全に能力を受け継ぐことが出来る」という信念の下、偉人のクローン製造に没頭し、自分を含める優秀な人材のクローンで世界を満たすことを理想としていた。クローンを偏愛する一方で普通の人間は完全に見下しており、実の息子の黒江直人のことを「私にとっての唯一の恥」と罵倒するほど忌み嫌い、クローンより優秀なロクスウェルすら「クローンへの刺激」としか評価しなかった。しかし、自らのクローンの神矢エイトに「クローンとオリジナルが等価ならばオリジナルは必要ない」として殺害されるという自業自得を絵に描いたような最期を遂げた。
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