サイコロ4 〜日本列島完全制覇〜
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「水曜どうでしょうの企画 (日本国内)」の記事における「サイコロ4 〜日本列島完全制覇〜」の解説
1998年1月21日 - 2月11日放送、全4夜。 DVD第9弾『北海道212市町村カントリーサインの旅II/サイコロ4 〜日本列島完全制覇〜』に収録。 冒頭は「北海道212市町村カントリーサインの旅IIの続き」という大泉へのドッキリで始まる。大泉の乗った車が「カントリーサインの旅II」で最後に引き当てた生田原町ではなく、逆方向にある新千歳空港へと向かっていることにいつ大泉が気付くのかを追うため、番組内ではチェックポイントとして 生田原町方面に近い札幌インターチェンジへ向かう環状通と、千歳方面に近い北広島インターチェンジへ繋がる国道36号との交差点。本来直進すべきところを右折する。 北広島IC入口を通過直後の分岐点。札幌と苫小牧の表示で分岐されており、生田原町へは札幌方面だが、千歳へ向かう為苫小牧方面に向かう。 千歳インターチェンジ 新千歳空港 の4ヶ所を設定した。 大泉は出発直後のトークで「家を出た時点では212ではなく、他の企画かもしれないと疑っていた」ことを語ったが、「まさかストレートに212でくるとはね」と、あっさり「カントリーサインの旅」への道程と信じ込んだ状態で出発。車内ではD陣・鈴井から「とにかく喋る」ようにけしかけられる などの理由から、大泉は当時番組内で繰り広げていた嘘話に集中し、結果的に千歳ICまでの道中のチェックポイントを何事もなく通過した。 空港の目前ながらあまりに鈍感なことへ業を煮やし、鈴井は改めて現在地を地図で見せて逆方向へ進んでいることを把握させたが、「俺わかんないんだよ、高速ってどうやって行くのか」と混乱する大泉。だが、直後に鈴井から「疲れてんじゃない?甘いもの食べなよ」とネタバラシにサイコロキャラメルを差し出され、ようやくこのロケが「サイコロ」の収録と把握するに至った。サイコロキャラメルを渡された直後に全容を理解した大泉は、「サイコロやな?今日サイコロやな!!」と車内で絶叫したが、その場面を見た藤村Dは「君は、なんでここまで気が付かないの!?」と驚きを隠せない様子だった。 一方で、大泉は過酷な企画である「カントリーサインの旅」ではなかった事に安心し、騙されたながらも「212(と聞かされたこと)でひどくガッカリしてた」「212よりはいいかな」と、企画に比較的乗り気な態度を見せた。 この回の開始地は通例の東京ではなく、「どうでしょう班が中国地方で唯一行っていない」のがこの当時島根県のみであったため、イレギュラーなパターンとして出雲市の出雲大社から開始している。 行程 出雲大社→出雲市駅から特急スーパーやくも号と岡山駅乗り換え新幹線で広島駅→(1泊)→新幹線ひかり号と新大阪駅乗り換え特急サンダーバード宇奈月号で富山駅→富山地方鉄道と立山黒部アルペンルートで信濃大町駅→レンタカー(長野自動車道 - 中央自動車道 - 東名高速道路 - 東名阪自動車道 - 伊勢自動車道)で伊勢神宮→伊勢市駅からJR快速みえ号と名古屋駅のち東京駅乗り換え新幹線で仙台駅→新幹線やまびこ号で宇都宮駅→深夜バス(とちの木号)で京都駅→新幹線で博多駅(時間切れ) 備考 大泉の“登山家”キャラの初登場した回。富山地方鉄道の列車内で「立山黒部アルペンルートに対する危険性を強く訴える」「『なぜこの時期に開山しているのか分からない』と主張する」「立山の怪物が訪れる」といった設定を展開していき、特にトロリーバスは「最も危険である」と話した。こうした中、藤村が「登山家」の帽子とサングラスを現地で購入した。“トロリー”のワードから生まれた「"トローリー!"(大泉)→"オー!"(その他)」の掛け声は、その後の企画でも長距離の徒歩移動で度々使用されている。なお、その大泉当人は「気を引き締めていかないと、寝たら死ぬよ」と藤村に言っていたにもかかわらず、行程ですっかり疲弊し、2本目の関電トンネルトロリーバスの車中では鈴井らから頭を叩かれながらも就寝してしまう(番組内では「死んだ」と表現)。 レンタカーで中央自動車道を通る際、深夜バスのはかた号と遭遇しており、「バスに乗ってる人達は博多までがんばるんですねぇ」「何の目を出して連れて行かれるのやら」「あれは人間の乗るものじゃない」とネタにしていた。この移動シーンで、以降番組のテーマソングとなった「1/6の夢旅人」が初披露される。 一度は仙台まで北上するも、同地での抽選において1から4の出目が全てゴールだったにも関わらず、大泉が宇都宮行きの目を出してしまう。さらに鈴井が宇都宮での抽選で京都の出目を引き当て、一気に南下。D陣がお情けで1の出目を「新幹線で東京(到着後に羽田から新千歳へ向かうため、実質ゴール扱い)」に、2の出目を「博多」、それ以外の出目を全て「関空発千歳行き」と設定したが、大泉が2を引き当て、博多に到着したところで時間切れとなった。 広島での選択において、「アシアナ航空でソウル」という目があった。大泉のパスポートは当時「局預かり」扱いだったが、鈴井のパスポートも事務所の副社長でもある妻(当時)を通して入手。自分のパスポートまでも預けられているとは想定していなかった鈴井は、まさかの選択肢にかなり驚いていた。なお、海外へ向かう目はこの時以外で設定されたことはない。 広島での一泊後、ひかりにて新大阪へ行くことになるが、朝食は大泉が広島名物の駅弁「しゃもじかきめし」なのに対し、カキが大好物の鈴井は同じく広島銘菓のもみじ饅頭(にしき堂製の24個入りのもので、本編中では「もみじ幕の内」と表現)を渡された。また、伊勢神宮では朝から名物の赤福を9個、仙台ではずんだ餅を大量に食べさせられた。 新大阪からサンダーバードに乗車し富山へ向かうが、ロケ期間と連休がバッティングしたことが影響して指定券が3枚分しか確保出来ず、大泉のみ自由席に座ることとなるが、座席が満員だったため新大阪から富山までをデッキで過ごしている。 富山で鈴井が特急「白鳥」を「しらとり」と誤読。 仙台で藤村Dは「これが最後のサイコロになるんだから」、大泉は「3月でお役目御免」「4月から別のやつが(サイコロを)振ってる」と、番組の終了あるいは大泉の降板を匂わすような発言をしているが、画面上には「深い意味はございません」というテロップが掲示された。なお、大泉は3月に大学を卒業し、所属するTEAM NACSもプロの演劇集団となったりと変化はあったが、番組自体は同年4月から23時台の放送に昇格したのみで、特に組閣変更があったわけではない。
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