クシェペルカ王国
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「ナイツ&マジック」の記事における「クシェペルカ王国」の解説
アウクスティ・ヴァリオ・クシェペルカ 声 - 堀秀行 クシェペルカ王国の国王。 ジャロウデク王国による王都デルヴァンクール侵攻時には、マルティナ母娘とエレオノーラを逃がすために王城に残り、国王騎カルトガ・オル・クシェールを駆ってクリストバルとの一騎打ちの果てに戦死した。騎操士としての実力は凡庸と記載されている。 フェルナンド・ネバレス・クシェペルカ アウクスティの弟であり大公。 Web版と文庫版では立ち位置が全く異なる。Web版 では生き残ったクシェペルカ王弟として反ジャロウデクを主導し、女王となったエレオノーラを戦争終結まで補佐した。文庫版およびテレビアニメ版では王都陥落後すぐに東都を攻められ、作中に登場することなく戦死した事だけが告げられた。 Web版では、エルネスティとアデルトルートの新婚旅行先となった新生クシェペルカ王国のホストとして一行を受け入れたエレオノーラ女王の側近として、エムリス一行の浮遊大陸行きの説明を行い、黄金の鬣(ゴールデンメイン)号が無断で持ち出されたことより、不安定なエレオノーラ女王の精神状態を心配している。直後、エレオノーラ女王と小魔導師(パールヴァ・マーガ)との謁見にも参列した。 エレオノーラ・ミランダ・クシェペルカ 声 - 田村ゆかり アウクスティの一人娘。王位継承権第1位。通称「ヘレナ」。 アウクスティに溺愛され甘やかされて育ったことから、自己や心が弱く、王都陥落直後は自失してまともな反応を見せず人形のような状態になっていた。この時マルティナはこのままでは心が持たないと危惧していた。その後、東部への逃避行時にジャロウデク軍に捕まりフォンタニエのラスペード城にて幽閉(Web版 では捕まる寸前に銀鳳商会に保護されたため以降の内容が大きく異なる)。クリストバルの妻となるよう強要され、すべてを諦め無気力で陰鬱な雰囲気を漂わせるようになっていた。 銀鳳騎士団が救助に来た際にキッドの騎士の誓いを受けて決意を固め脱出したが、その後も中々立ち直れずにおり、エムリスは女王の重責を担うのはとても無理だと判断していた。しかし、即位への説得を皆から丸投げされたキッドに部屋から連れ出されて外の世界を見たことで女王として立つことを決意。覚悟が定まった事で次第に女王らしさを身に着けていった。 自身の騎士となり助けてくれるキッドにほのかな想いを抱いており、女王になってからは彼への態度も時に茶目っ気混じりの攻めの姿勢へと変化。身分の差に関係なく、自分がそう呼びたいからという理由でアーキッド様と呼ぶようになる。戦争終結後に銀鳳騎士団が帰還することになった際には、キッドとの別れに涙を見せた。 文庫版では西方暦1281年冬直前にフォンタニエ・ラスペード城中庭にて新生クシェペルカ王国再建と女王即位を宣言し、web版では西方暦1269年に女王即位を宣言し、アニメ版では西方暦1281年にフォンタニエにて新生クシェペルカ王国建国と女王即位を宣言し、デルヴァンクール奪回後の西方暦1283年春デルヴァンクール王城にて戴冠式を改めて挙行している。 エルネスティとアデルトルートの新婚旅行先となった新生クシェペルカ王国のホストとして一行を受け入れ、周囲の制止に拘わらず小魔導師(パールヴァ・マーガ)及びナブ(web版には登場しない)との謁見を決行して仲が良くなる。だが、キッドがエムリスに引き連れられて勝手に浮遊大陸に向かったことで情緒不安定にもなっていた。その様はまさにヤンデレであり、アディーはキッドの将来を若干危惧している。 マルティナ・オルト・クシェペルカ 声 - 田中敦子 フェルナンド大公妃。前フレメヴィーラ国王アンブロシウスの娘で、リオタムスの妹。また、エムリスの叔母に当たり、かなりの女傑。 Web版 ではフェルナンドが生存していることから出番があまりないが、文庫版やテレビアニメ版では戦死した夫に代わり、反ジャロウデクを主導した。 文庫版では、エルネスティとアデルトルートの新婚旅行先となった新生クシェペルカ王国のホストとして一行を受け入れたエレオノーラ女王の側近として、エムリス一行の浮遊大陸行きの説明を行い、黄金の鬣(ゴールデンメイン)号が無断で持ち出された事より、不安定なエレオノーラ女王の精神状態を心配している。直後、エレオノーラ女王と小魔導師(パールヴァ・マーガ)及びナブとの謁見にも参列した。 イサドラ・アダリナ・クシェペルカ 声 - 朝井彩加 大公妃マルティナの娘。臣籍降下しているとはいえ父親はクシェペルカの王族には違いなく、従妹の王女エレオノーラの数少ない同年代の友人として彼女から色々な相談を受ける立場だった。時と場合によってはエレオノーラにさえ語気を荒らげるほど勝気な性格。従兄のエムリスをリース兄と呼び、彼からは妹のような存在と認識されているが、イサドラ自身はどうやら想いを寄せているようであり、エムリスの前ではしおらしい一面も見せる。 エレオノーラの女王即位後は幻晶騎士を操縦できない彼女に代わり、複座仕様で再建された国王騎カルトガ・オル・クシェール二世の騎操士を務める。 モデスト・レトンマキ(カープロ・レトンマキ) 声 - 佐々木義人 Web版と文庫版で名前が異なり、Web版がカープロ・レトンマキで文庫版(およびアニメ版)がモデスト・レトンマキ。東方領の片隅にあるレトンマキ男爵領を治める小貴族で、山地を活用した要塞じみた関所を所有しており、有事の際の東西間の防壁としての役割を父祖の代から担ってきた。Web版 では登場後すぐに戦死するが、文庫版では初期から銀鳳商会と接触した貴族として反抗勢力の中核を担っていた。 戦死する展開はWeb版も文庫版も基本的には同じで、エレオノーラと銀鳳騎士団を討つべく進軍してきたクリストバル率いる黒顎騎士団を領地で待ち受け交戦。本来この進軍に対しては戦わずミシリエ(Web版 ではフォンタニエ)に退くよう指示されていたが、代々の防壁としての役割を放棄することを好しとせず、寡兵を承知で籠城して少しでも新生王国軍が戦力を整える時間を稼ごうとした。彼と志を同じくして砦から退くことを拒んだ配下の騎士団と共に大軍に立ちむかい、僅かとはいえ時間を稼ぎ戦死した。アニメ版では戦死しておらず、燃える砦を離れた場所から悔しそうに見つめていた。最終回でも帰国する銀鳳騎士団を見送っていた。
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