クシエルの啓示
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 07:39 UTC 版)
メリザンドは、フェードルが息子イムリエルを探してくれれば、ヒアシンスを解放するために必要な唯一の神の名前を知る謎のダン族の居場所を教えると言う。フェードルはメネケット(エジプトにあたる)に旅し、ドルージャン(アゼルバイジャンにあたる)の祭司がイムリエルを奴隷として買い取ったことを知る。フェードルはドルージャンに行き、狂王マハールカギールの後宮に入る。限界を超える痛みを連日与えられ、アングィセットならではの苦しみを知る。後宮の女性たちと謀って狂王を殺し、イムリエルやジョスリンと共に脱出する。 反逆者の息子であるイムリエルはテールダンジュに送られることになるが、メネケットに向かうフェードルとジョスリンの船に密航する。一行はメネケットから砂漠を通ってジェベ・バルカル(エチオピア)に行き、さらに奥地へと向かいサバ族を見つけ出す。当初は拒否されながらもフェードルは唯一神の名前を手に入れる。 メリザンドはフェードル自身がイムリエルを育てると言う条件でイサンドル女王とその娘たちに危害を与えないと誓う。一行は王都に帰り、フェードルはイムリエルを育てる許しを女王から得る。フェードルは海峡に向かい、唯一神の名前を用いてヒアシンスを呪いから解放する。超自然的な力を使えるようになったヒヤシンスはツィンガン人の指導者になることを拒否し、アルバに渡ってドラスタンの妹シーベルと暮らすことを選ぶ。
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