ガンダム試作1号機フルバーニアンとは? わかりやすく解説

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ガンダム試作1号機 フルバーニアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:19 UTC 版)

ガンダム開発計画」の記事における「ガンダム試作1号機 フルバーニアン」の解説

試作1号機宇宙仕様で、コード・ネームは「ゼフィランサス・フルバーニアン」。「フルバーニアン」という呼称は、バーニア増設による機動性の向上に主眼置いていることによる試作1号機も、先述の「汎用多用途」というコンセプト主眼置かれているが、MS稼働する領域基本的に地上宇宙空間しかないとして、それぞれの領域で最高の性能発揮できるように調整されている。そのため、主機コア・ファイター換装だけで宇宙空間においても完璧に近い形で適応可能となっている(ただし、機体アライメント調整メンテナンスは必要)。さらに、脚部プロペラント・タンクなどの追加装備により、作戦行動時間延長される。これら換装用のユニット試作1号機とともにロールアウトしているが、1号機大きく損壊したため、逆に地上での実働データフィードバックや、ロールアウトから当時までの期間に提案されアイデアなども盛り込むことが可能となり、「フルバーニアン」は当初設計案からかけ離れた機体として完成する制式なものではないが、型式番号変更されているのもそのためである。 11月2日AEフォン・ブラウン工場搬入され4日には早くもトライアル開始しているが、これは軍の強い督促のほか、必要なパーツがすでに完成していたことによる。ただし、作業関わるスタッフかなりの負担強いられたといわれる塗り分け変更されており、肩が青になるなど、のちのΖガンダムに近い印象となっている。 なお、本機宇宙装備ジム・カスタムほどこしたジム・カスタム高機動型も数機が試験運用されている。 機体構造変更箇所胴体胸部は、地上用ではコア・ファイターインテーク露出しているが、同部位がリバース・スラスターに変更されたため、それに準じて開閉式のカバー設置され緊急時には展開してスラスター露出するまた、腰部スカート・アーマーが大型のものに換装されている。 腕部 両肩の「ショルダー・バーニア・ポッド」は、設計当初からの宇宙装備のひとつであり、無重力空間での機動性飛躍的に向上させる。各バーニア通常収納されており、使用時展開する。ショルダー・ジョイントの中間設置される可動アーマーは、耐弾性向上のため改装時に追加されたものである脚部 基本フレーム予備のものがほぼそのまま使用され、ほとんど当初改装案準じた改造おこなわれているが、プロペラント・タンクスラスター増設したその形状極端に異なり地上用とのデザイン上の最大差異となっている。さらに、ソール部にも当時標準的な艦艇規格範囲内ぎりぎりサイズプロペラント・タンク装備される。これらの構造は、「脚」や「腕」としての機能支障なければ何を内装しても構わないという発想を生み、のちにジェネレーター脚部搭載するΖガンダムなどの誕生結び付くバックパック コア・ファイタードッキング時の弊害となっているバックパックカバー(コア・ブロック・カバー)を撤廃。これにより、コア・ファイター後部MSのメイン・スラスター・ユニット)を可動させることが可能となり、ユニバーサル・ブースト・ポッド(後述)と併用して方向転換機体制御用いられ当初設計案に数倍する機動性確保している。 武装 頭部60ミリバルカン砲そのまま引き継がれており、シールド型式番号RX・Vsh-023F/S-04718)も型式番号若干変更があるのみで、変更点はない。ビーム・サーベル 型式番号:A.E.BLASH・XB-G-07/Du.05 改良型で、ジェネレーター出力の向上によりMS形態時にビーム・ガンとして使用可能になっている。ホルダー部の改造により、射角変更可能。 ビーム・ライフル 型式番号:XBR・BOWA M-82-06A 改装の際に内部デバイス改良され性能若干向上している。 新型試作ビーム・ライフル 型式番号ブラッシュ・XBR-L-83d CDシネマ機動戦士ガンダム0083 ルンガ沖砲撃戦』に登場外観ムック機動戦士ガンダム0083 MS WARS』に佐野浩敏によるイラスト掲載されたのが初出。 「ロング・レンジ・ビーム・ライフル」あるいは「ロング・ライフル」などとも呼ばれるブラッシュ社製で、出力4.5メガワットと2.2メガワットの2説がある。威力大きいものの、MSジェネレーターから内蔵コンデンサーチャージさせるタイプであるため発射間隔大きくなるのが欠点別の新型機(試作3号機といわれる)のために開発されるが、試作1号機との互換性検証のため11月5日試射おこなわれるマッチング不具合生じ照準精度が非常に不安定なため、アルビオン主砲からスタビライザー移される急襲してきたチベ級重巡洋艦向かって1射するも撃沈には至らず、さらにエネルギー・ジャムにより発射不可能となる。なお、チベ級アルビオン主砲によって撃沈される。 漫画0083 REBELLION』では、戦闘破損したGファイターIIのビーム・キャノンに替わって試作1号機ビーム・ライフルとともに砲塔装備されるメカニックのモーラ・バシット中尉によれば本体ジェネレーターから内蔵コンデンサーチャージするタイプとされ、(フルバーニアンではない)試作1号機では出力不足でまともに1発す撃てないという。その後GファイターII従来のビーム・キャノンに換装され、本武装はフルバーニアンが試作4号機との模擬戦と、続くヴァル・ヴァロとの戦闘使用するアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、マラサイ(のガンプラ)用のハイパー・メガ・ランチャーとして登場仮想空間主役ガンプラのビルドストライクガンダムの強化ビーム・ライフル撃ち合うが、出力差で押し負けてマラサイごと撃破される。 劇中での活躍 11月4日AE社のリバモア実験場トライアル後、同日アルビオン出港するが、その際フォン・ブラウン秘匿されていたケリィ・レズナーヴァル・ヴァロ出現。ケリィは「ガンダム」との一騎討ち要求、それに応えるようにコウ搭乗する本機出撃するプラズマ・リーダー攻撃を受けるが、コックピット核爆発時の電磁パルス防護機能と、チャック・キース少尉ジム・キャノンII援護により致命傷には至っていない。その後クロー・アーム捕獲されるが、Bパーツ切り離して上半身のみでビーム・サーベル突き刺し撃破する8日から索敵攻撃部隊従事コウ戦時特例中尉昇進する10日コンペイトウ沖で観艦式襲撃後の試作2号機交戦相討ちとなり爆砕するが、コウ生還している。 漫画機動戦士ガンダム0083 星屑英雄』では、大破した機体2号機とともに回収されている。 アニメ『機動武闘伝Gガンダム』では、終盤世界中から集結したガンダム達で構成された「ガンダム連合」の中に一瞬だけ登場する

※この「ガンダム試作1号機 フルバーニアン」の解説は、「ガンダム開発計画」の解説の一部です。
「ガンダム試作1号機 フルバーニアン」を含む「ガンダム開発計画」の記事については、「ガンダム開発計画」の概要を参照ください。

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