エフェクトクイズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 08:14 UTC 版)
「クイズマジックアカデミーのクイズ概要」の記事における「エフェクトクイズ」の解説
問題文とともに「エフェクト処理されて表示される言葉や画像」の内容を、タイピングクイズと同じ方式で答える。 QMA2において、QMA1のモザイククイズとズームクイズを統合する形で登場した。 問題文はタイピングクイズ(小形式)と同様に○で伏せられている場合があるが、○の数はあくまでもエフェクト表示されている言葉の文字の文字数と一致しているだけであり、解答すべき文字数と一致しない場合が多い。 言葉がエフェクト処理される問題の場合、問題文の答えがわからなくても、表示される言葉の読み方さえわかれば正答できる。ただし、難易度が上がるほど難読人名、難読地名や当て字といった一般には通用しない特殊な読み方の問題が多数出題される。言葉がエフェクト処理される問題の言葉は原則として全角で表示され文字数は5文字(QMA2までは4文字)までとなっているが、後述の通り極まれに半角表記により半角10文字(すなわち全角5文字相当)以内で表示する問題も存在する。 エフェクトクイズに属する問題の大半は漢字の読みを答えるものに占められ、平仮名のキーボードにより平仮名で答える問題が非常に多い。 但し、中国語や韓国語などの外国語については片仮名で答える場合もある。 【問題例1】韓国に本社を持つ電気機器メーカー「三星」 ※キーボードは片仮名画面内では「三星」と書いてあるが、会社名で「サムスン」と答えるのが正解となる。 【問題例2】「魚の卵」を意味するロシア語です「икра」 ※キーボードは片仮名このように日本語で一般的に使われる平仮名・片仮名・漢字以外の文字がヒントとなることもある。なお、この問題は「イクラ」が正解である。 当て字についても片仮名で答える場合が多い。当て字に関する問題はその特性上、圧倒的にアニメやドラマ、小説などの創作作品に関する問題が多く、特に「アニメ&ゲーム」のジャンルに多く含まれる。 基本的にはキーボードが片仮名になることによって「漢字をそのまま読んでは正解にならない当て字であろう」という推測が立つ。 【問題例3】2009年に公開された『名探偵コナン』の映画は「漆黒の○○○」 ※キーボードは片仮名画面内では「追跡者」と書いてあり、一般的な読み方は「ついせきしゃ」であるが、作品名としての読み方で「チェイサー」と答えるのが正解となる。 【問題例4】福山リョウコの漫画は○○ジャンキー?「悩殺」 ※キーボードは平仮名読み方は「のうさつ」であるが、この作品での表記は「のーさつ」であり、こちらが正解となる。 【問題例5】和月伸宏の漫画です「武装錬金」 ※キーボードは片仮名そのまま音読みで「ブソウレンキン」と答えるのが正解となり、当て字であると推測してしまうと正解に辿り着けないという例である(なお、当て字ではないのにキーボードが片仮名になるのは、同漫画の表紙に書かれているタイトルに片仮名でルビが振られている為である)。 稀に揺れる表現に対応した問題もある。 【問題例5】「千利休」→答:「せんりきゅう、せんのりきう、せんりきう」 【問題例6】2002年のサッカーワールドカップでベスト4入りした国 / 出題画像: →答:「だいかんみんこく、かんこく」 ※韓国語読みの「てはんみんぐく(テハンミングク)」と解答すると不正解になる。 人名の場合、特に現代の中国人や韓国・北朝鮮人の場合だと、現地読みと日本語読みどちらも知られている場合がある。韓国・北朝鮮人名に関しては1980年代以降は現地語読みが一般化しているが、それ以前から日本で著名だった人物については、現地語読みが知られている場合であっても日本語読みでも正解となる(例えば李承晩の場合「りしょうばん」「イスンマン」どちらでも正解になる)。 原則としてエフェクト処理される言葉は全角表示され文字数は5文字以内であるが例外も存在する。 【問題例7】奥井雅美と米倉千尋による音楽ユニットです「r.o.r/s」 ※キーボードは片仮名このように半角表記で表示される例外が希に存在する。なお、この問題は「ロールス」が正解である。 エフェクト処理の方法は、作品によって異なる。QMA2 QMA1でのモザイク、ズーム(拡大された文字がズームアウトしていく形式のみ)に写真をヒントにした物が追加された。言葉の読みを答える問題においては、文字数は最高4文字で問題文字色は紫色で、問題文はしばらくすると消去された。 QMA3 言葉の読みを答える問題においては、文字ひとつひとつが回転と拡大縮小を繰り返す方式になった。言葉の文字数は原則として5文字(非常に数は少ないが半角英数で5文字を超過している例外も存在)までとなり、文字色は白色。画像を用いた問題は、前作にも登場したモザイク式エフェクトになっている。 他の処理方法はある程度時間が経たないとどんな文字が処理されているのか正確に認識できないのに対し(問題文だけで答えが分かった場合は除く)、この処理方法だけは最初の数秒だけで全ての文字が把握できるため問題文だけで分からない場合でも即答しやすい。しかしその反面、他の処理方法は最終的には何の処理もされずただ文字が与えられている状態になるのに対し、この処理方法だけは最初から最後まで上記の処理が行われているため、問題によっては動体視力で差がつきやすく、最悪の場合それで正誤が分かれてしまうこともある。また、回転処理も終始行われているため、回転させると別の文字になる文字が含まれていると(数字の6と9等)どちらの文字なのかは処理された文字だけ見ても分からないため、問題文で判断するしかない。 問題文は最後まで表示されるようになった。 QMA4 バラバラに分解された画像や言葉が、15パズルのようにスライドして少しずつ完成してゆく方式。文字色は白色。なお、バラバラにされたパズルにも約5種類パターンが存在しており、出題された文字によってはどのパターンで処理されるかによって難易度が全く変わる事がある。 稼働当初は、問題文はしばらくすると消去されたが、2007年4月4日より、画像問題以外の問題で最後まで問題文が表示されるようにアップデートが行われた。 QMA5ではビジュアルクイズに統合され、QMA6・QMA7ではタイピングカテゴリ→キーボード総合に属していた。QMA5以降エフェクト処理のパターンは、上記に挙げた全てが出題される(QMADS2では回転・拡大縮小形式は登場しない)。なお、どのパターンで出題されるかは問題ごとに決まっているわけではなく、どの問題であっても全てのパターン(文字の場合は4パターン、画像の場合は3パターン)が出題され得る。これはQMA2までは出題されていなかったエフェクト文字が5文字の問題も例外ではなく、エフェクト文字が5文字の問題がモザイク形式もしくはズーム形式で出題されることもある。 エフェクトクイズ・キューブクイズ共通の特徴概要でも説明しているが、エフェクトクイズとキューブクイズの問題文の文字数は最大2行×全角15文字と、他の出題形式より短くなっている。 QMAにおいて出題される問題の問題文は、解答を過不足なく説明し解答を特定できるようになっているのが大原則であるが、エフェクトクイズやキューブクイズの問題文は文字や画像と合わせて初めて1つの問題として成立するものであり、問題文のみで解答が過不足なく説明されているとは限らない。【問題例1】エフェクトクイズ:軍隊ではありません 「自衛隊」 極端な話、軍隊ではないものは無限大に存在するが、提示されている文字の読みである「じえいたい」が答えである。 【問題例2-1】キューブクイズ:アメリカ人の大好物です 「コ ッ プ ポ ン ー」 答:「ポップコーン」 【問題例2-2】キューブクイズ:アメリカ人の大好物です 「キ バ ベ ュ ー ー」 答:「バーベキュー」 問題文はあくまでも補足的なものである為、上記のように問題文が全く同一で答えが違う問題も数多く存在する。 基本的に、エフェクトクイズやキューブクイズではあくまでも文字や画像について答えるのが主体であり、殆どの場合、補足的な説明である問題文を読まなくても正解に辿り着けるが例外も存在する。【問題例3】エフェクトクイズ:石井竜也がメインボーカルを務める「“何”CLUB」? 「枡に盛られたお米の画像」 答:「こめこめ」(米米CLUB) ※問題文が主体になるという逆転現象であり、画像だけを見て「こめ」や「おこめ」という解答をすると不正解となる。 【問題例4】エフェクトクイズ:この道具の「せんとう」ではない読み方です 「剪刀」 答:「はさみ」 ※文字だけを見ると、音読みの「せんとう」と当て字の「はさみ」のいずれの読みも考えられるが、問題文において解答が絞られているので「せんとう」と解答すると不正解となる。 【問題例5】キューブクイズ:未知の病原菌の恐怖を描いたダスティン・ホフマン主演の映画 「ア イ ウ ク ト ブ レ」 答:「アウトブレイク」 ※並べ替えクイズの【問題例2】と同様に問題文を読まずに文字列だけで答えを想像し、「ブレイクアウト」と解答すると不正解となる。
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