みなとみらい地区の路線変遷
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「横浜市営バス滝頭営業所」の記事における「みなとみらい地区の路線変遷」の解説
この節では、みなとみらい地区をかつて運行した各営業所所管系統の路線発展経緯についても記述する。当営業所所管の過去の各路線の詳細については「#廃止・移管路線」を参照。 みなとみらい地区のお披露目として1989年3月25日より開催された横浜博覧会では、横浜市営バスをはじめ市内のバス事業者が観客輸送の任に当たった。 詳細は「横浜博覧会#シャトルバス」を参照 当営業所では横浜博覧会開催に合わせて、翌3月26日より130系統・131系統「都心循環線」を新設。専用塗装の中型車によりみなとみらい地区での循環運行を開始した。これが後の「みなとみらい100円バス」や「あかいくつ」につながる横浜市中心部循環バスの嚆矢である。この都心循環線は横浜博覧会終了後の1990年代も運行継続され、1994年の路線再編で「Yループ」の愛称が与えられたが、専用車両の老朽化により2002年に廃止された。 詳細は「#130・131系統 (Yループ)」を参照 2000年代以降は、みなとみらい地区では運賃100円均一の「みなとみらい100円バス」が運行されていた。土曜日・日曜日・祝日・振替休日と、夏休み・冬休み・春休み期間中の平日のみ運行されていた。100円バスの運行がない平日は、一般系統の156系統パシフィコ横浜発着便より補完されていた。車両はCNGノンステップバスのラッピング車両が優先的に充当されていた。この100円バスは開設以来、MM21街づくり協議会ほか地元13団体の経費補助により運行が維持されてきたが、横浜高速鉄道みなとみらい線や新たな観光周遊バス「あかいくつ」の開設など交通網の変遷に伴い運行は縮小していき、2015年をもって全路線が廃止された。 また2003年から2007年にかけては、横浜市営バス唯一のコミュニティバスである西区おでかけサポートバス(愛称「ハマちゃんバス」)が、桜木町駅を起終点としてみなとみらい地区付近の住宅地を循環運行していた。運行は保土ヶ谷営業所が担当していた。 詳細は「西区おでかけサポートバス」を参照 1989年(平成元年)3月25日: みなとみらい地区を会場として横浜博覧会が開催。 3月26日: 130系統・131系統を新設。「都心循環線」の名称を付与、専用車両により運行開始。130系統:桜木町駅 → 野毛町 → 山元町 → 元町 → 中華街入口 → 桜木町駅 131系統 : 桜木町駅 → 中華街入口 → 元町 → 山元町 → 野毛町 → 桜木町駅 1990年(平成2年)7月21日: 140系統を新設。140系統:桜木町駅 - 横浜館・臨港パーク 1991年(平成3年)7月31日: パシフィコ横浜開業に伴い、140系統を再編、141系統を新設。140系統:桜木町駅 - パシフィコ横浜 - 桜木町駅(循環) 141系統:横浜駅 - パシフィコ横浜 - 桜木町駅 10月16日:140系統に区間便を新設。140系統 (B):桜木町駅→パシフィコ横浜 1992年(平成4年)7月27日:140系統・141系統、パシフィコ横浜展示ホールへの乗り入れを開始、以下の子系統を新設。140系統 (B):展示ホール→パシフィコ横浜→桜木町駅 141系統 (B):横浜駅→パシフィコ横浜→横浜駅 141系統 (C):横浜駅→パシフィコ横浜 141系統 (D):展示ホール→横浜駅 10月1日: 141系統、横浜シティエアターミナル (YCAT) への乗り入れ開始。141系統 (E):横浜シティエアターミナル(現:ポートサイド)→横浜駅→パシフィコ横浜(B)、展示ホール→横浜駅→横浜シティエアターミナル YCAT発着便は、京浜急行電鉄(現:京浜急行バス)との共同運行。 1993年(平成5年)11月17日: 140系統に山下ふ頭方面の便を新設。140系統 (D):パシフィコ横浜 - 桜木町駅 - 中華街入口 - 山下ふ頭 140系統 (E):パシフィコ横浜 - 桜木町駅 - 中華街入口 - 山下ふ頭入口 1994年(平成6年)10月17日: 130・131系統をパシフィコ横浜へ延伸し「Yループ」の名称を付与。同時に、130・131系統の運行廃止区間を補完する形で134系統柏葉線を開設。130系統:パシフィコ横浜→桜木町駅→野毛町→横浜スタジアム前→中保健所前→中華街入口→桜木町駅→パシフィコ横浜(131系統は逆回り) 1995年(平成7年)1月21日: 130系統B・131系統B(長者町1丁目発着の出入庫便)を廃止。 1997年(平成9年)7月16日: 130・131系統をけいゆう病院経由に変更。 1998年(平成10年)1月19日: 57系統浅間町車庫 - 桜木町駅をけいゆう病院経由のパシフィコ横浜発着へ延長。 1999年(平成11年)9月10日: 140系統・141系統で再編。赤レンガパーク(現:赤レンガ倉庫)への乗り入れ開始。141系統 (I):横浜駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガパークを新設。 141系統 (J):桜木町駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガパークを新設。 141系統 (C):横浜駅→パシフィコ横浜→横浜駅(C)を廃止。 140系統 (D・E):山下ふ頭・山下ふ頭入口発着便を廃止。 140系統 (B):桜木町駅→パシフィコ横浜を、141系統に統合(140系統は廃止)。 京急バス141系統は、ポートサイド - 横浜駅 - パシフィコ横浜間の運行を継続。 2000年(平成12年)10月28日:161系統「100円バス桜木町駅ルート」を開設。土休日・年末年始の日中のみ運行。161系統:桜木町駅 - ジャックモール - パシフィコ横浜 - 赤レンガパーク 2001年(平成13年)4月28日: 162系統「100円バス横浜駅ルート」開設。これに伴い141系統の土休日・祝日運行を廃止。162系統:横浜駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガパーク 7月20日: 161系統「100円バス桜木町駅ルート」の一部便を循環運行に変更。161系統:桜木町駅→ジャックモール→パシフィコ横浜→赤レンガパーク→(この間無停車・経路は万国橋経由)→桜木町駅(循環) 2002年(平成14年)2月1日:141系統・142系統で再編。141系統:ポートサイド発着便を廃止し、以下の2ルートに集約。141系統 (D):横浜駅 - パシフィコ横浜 141系統 (I):横浜駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 142系統:以下の2ルートを開設。142系統 (A):桜木町駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 142系統 (B):桜木町駅 - パシフィコ横浜 4月12日:130系統・131系統「Yループ」を廃止。 57系統 (H):桜木町駅 - けいゆう病院 - パシフィコ横浜を新設。平日のみ運行。 161系統「100円バス桜木町駅ルート」を桜木町駅→赤レンガ倉庫→パシフィコ横浜→ジャックモール→桜木町駅の左回り循環に変更し、桜木町駅 - 赤レンガ倉庫間を直行から各停に変更。 163系統「100円バス日ノ出町駅ルート」を新設。163系統:日ノ出町駅→桜木町駅→ジャックモール→パシフィコ横浜→赤レンガ倉庫→桜木町駅→日ノ出町駅(右回り循環) FIFAワールドカップ決勝戦の横浜開催に伴い、同年7月3日まで平日も運行されることとなり、現金と100円バス専用一日乗車券のみの乗車取扱であったのが、他の一般路線と同一の乗車券で利用可能になる。100円バスの平日運行は同年7月4日をもって終了。 100円バスの平日運行終了に伴い、同年7月4日より145系統を新設。145系統:日ノ出町駅 - 桜木町駅 - けいゆう病院 - パシフィコ横浜 6月1日:164系統「100円バス大桟橋・山下公園ルート」を新設。164系統:桜木町駅 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 - 大桟橋客船ターミナル - 山下公園 - 山下ふ頭入口 2004年(平成16年)2月1日: みなとみらい線開業に伴い、141・142系統を廃止。145系統を赤レンガ倉庫へ延伸。145系統:日ノ出町駅 - 桜木町駅 - けいゆう病院 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 3月28日:164系統「100円バス大桟橋・山下公園ルート」を廃止。 2005年(平成17年)3月28日: あかいくつ271系統(桜木町駅 - 赤レンガ倉庫 - 港の見える丘公園)開設に伴い、100円バスを再編。161系統「100円バス桜木町駅ルート」を廃止。 163系統「100円バス日ノ出町駅ルート」を往復運行に変更。163系統 (D):日ノ出町駅 - 桜木町駅 - ジャックモール - けいゆう病院 - パシフィコ横浜 - 赤レンガ倉庫 2006年(平成18年)3月27日:145系統を廃止、156系統パシフィコ横浜発着便を開設。詳しくは#156・158・333系統の節を参照。 2007年(平成19年)4月1日:162系統「100円バス横浜駅ルート」を廃止。57系統は浅間町車庫発着便が292系統として廃止統合され桜木町駅 - けいゆう病院 - パシフィコ横浜(H)のみの運行となる。 2009年(平成21年)4月1日:57系統を廃止統合し、292系統を浅間町車庫 - 桜木町駅 - パシフィコ横浜 - けいゆう病院 - パシフィコ横浜間の運行に延伸。 2010年(平成22年)7月17日:163系統「100円バス日ノ出町駅ルート」を経路変更、ジャックモール・けいゆう病院・パシフィコ横浜は非経由となる。163系統 (E):日ノ出町駅 - 桜木町駅 - 美術の広場前 - 赤レンガ倉庫 2011年(平成23年)9月3日: 163系統「100円バス日ノ出町駅ルート」に、日ノ出町駅 - 桜木町駅 (F) を開設。 2015年(平成27年)10月1日: 163系統を廃止、これによりみなとみらい100円バスの運行を終了。
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