けものみち関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:04 UTC 版)
「けものみち (漫画)」の記事における「けものみち関係者」の解説
柴田 源蔵(しばた げんぞう)/ ケモナーマスク 声 - 小西克幸 / 演 - HARASHIMA 本作の主人公。「ケモナーマスク」のリングネームで活動するケモノ好きの覆面プロレスラー。得意技はジャーマン・スープレックス。性別・種族を問わずケモノを愛し、多くの人にケモノの素晴らしさを広めようと思っている。普段の振る舞いこそ敢闘精神に溢れた好青年であるが、ケモノに対する執着は度を越しており、後述の魔獣ハンターなどに対する仕打ちをはじめ、全裸で水浴びしていたシグレより偶然そこにいたユニコーンの方に着目するなど、ケモノのことが絡むとすぐに暴走する。特にケモノを害する者には不寛容かつ容赦がなく、相手が誰であろうと徹底的に懲らしめようとする。また、ケモノへの愛ほどではないがプロレスに対するこだわりも強く、レスラーとしての矜持やポリシーに基づいた行動を見せることも多い。反面、ケモノが絡まない事柄には冷淡かつ消極的である。 元の世界で試合開始前(アニメ版ではMAOとの試合中)に突然勇者として異世界(エドガルド王国の城・召喚の間)に召喚され、そこに存在する獣人や半獣人・魔獣のこともケモノと認めて愛するようになる。超常的な膂力を持つ種族と互角以上に戦うなど戦闘能力は高いが、その性癖から魔獣を殺さないうえ、魔獣を狩るハンターの妨害をするため、魔獣ハンター組合では浮いた存在となっている。魔獣を簡単に制圧することから付けられた魔獣殺しの異名を激しく嫌っており、呼んだ者については容赦なく制裁している。 ひろゆき 声 - 末柄里恵 / 演 - るびん(豆柴) 源蔵とともに異世界に召喚された小型の雑種犬。その小さく可愛らしい姿はこの世界では希少であり、雑誌取材や写真撮影で「けものみち」の売り上げを支えている。希少価値の高さ故にしばしば誘拐の対象として狙われる。 源蔵にとっては転移後の世界における最愛のパートナーでもあり、ひろゆきに危害を加えようとする者は例え愛するケモノであろうと実力行使による制裁も辞さない。 BD&DVD特典「けものみちのく」第1話にて試合会場の「ペット禁止」の貼り紙がひろゆきによる粗相が原因と判明する。 シグレ 声 / 演 - 関根明良 狼獣人の少女。会計士の資格を持つことから実務能力は高く、「けものみち」の実質上の仕切り役を担っている。借金を返せずエドガーに売り飛ばされるところを源蔵に助けられ、借金を立て替えてもらっているため、完済するまでの期間は「ご主人様」(アニメ版では「源蔵さん」)と呼ぶ約束をしている。貧乏生活が長かったため、金と食べ物には意地汚い。源蔵やカーミラには時々キツい言動を放つ。嗅覚に優れ、臭いで種族を見破れるため、花子がドラゴンハーフと自称していることにも疑問を呈している。セリスの特訓や食料品の特売で持ち前の素早さを生かすことがある。 アニメでは源蔵が叩きのめした冒険者たちの武器を「落ちていた」と称して拾い集めては武器屋に売っている。この描写は漫画にも逆移入されている。 花子 声 - 八木侑紀 本名はファフニール・ギルドメラグ・リンダブレア。人化したドラゴンにして魔王配下四大公爵家であるファフニール家の長女であるが、素性を隠してドラゴンハーフを自称している。悪食かつ大食漢で、特に肉には目が無い上、ペットフードも好き。オーク肉ばかりの食事に飽きて家出し、美食を求めて街にやって来た。腹いっぱいの食事を給料として源蔵に雇われ、花子と名付けられる。幼い見た目に反して体重は異様に重い。 異世界より勇者として召喚された源蔵とは本来、敵対関係にある立場だが、源蔵自身に魔王どころか魔物に敵対心がないため、今のところ、友好的な関係を続けている。しかしながら、彼のことを異世界から召喚されし魔王に仇なす存在たる、正真正銘の勇者であると密かに認めており、その上で魔王に万が一にも牙をむかないよう自ら監視にあたることをアニメではイオアナに宣言している。 カーミラ 声 - 櫻庭有紗 / 演 - 赤井沙希 本名はヴァンシュタイン・カーミラ。花子の従者を務めるレッサーヴァンパイアである。素性を隠しているつもりだが、アホの子であるため、素性を隠しきれていない。花子を追って街を訪れ、源蔵たちを消そうとするも返り討ちに遭い、花子とともに「けものみち」で居候することになる。ケモミミも尻尾も持たないことから源蔵による扱いは冷たく、自身も同様の態度で応じてはプロレス技をかけられて苦しむ姿が散見される。なお、負傷した後には庭の不浄の土(ひろゆきにとってはトイレ)に埋まって傷を癒やしている。セリスにセクシーポーズを教えたり(この行為が原因で一時ピンチになった)、金を取ろうとしたりと性格は悪く、源蔵のプロレス技のみならず、花子の鉄拳制裁される始末。吸血鬼なので霧やコウモリや狼に変身可能だが、源蔵の前では変身しない。 ジーク 声 - 津田健次郎(けものみちのく) 蟻人間。言葉を理解するが話さず、黙々と雑用をこなす。登場回数は多いが、作中で一切の言及が無いため詳細は不明だった。しかしクビナガギドラ討伐に向かう船上で、漁師、バーテンダー、刀鍛冶、ひよこ鑑定士、農家、美術講師、医者、タイル職人、配管工、政治家秘書といった多彩な職歴や、本名がジークフリートであることが明かされた。本来、勇者にしか使えないはずの光魔法を使用する。カーミラ以外の人間に対しては触角を接触させることで意思疎通が可能。 アニメ版ではハンターギルドの酒場で源蔵と同席してから一緒に行動している。 フブキ 名はフェリシア。レアな狼系一族にして四大公爵家であるフェンリル家の令嬢。真面目でおとなしい性格をしている。家の儀式「一匹狼」の途中、カーミラに連れられて「けものみち」にアルバイトとして入社するが、花子の後輩として仕事に慣れて正社員へ昇格する矢先、登場したシスコンのお兄様によって再教育のために家へ連れ戻される。
※この「けものみち関係者」の解説は、「けものみち (漫画)」の解説の一部です。
「けものみち関係者」を含む「けものみち (漫画)」の記事については、「けものみち (漫画)」の概要を参照ください。
- けものみち関係者のページへのリンク