か (可の変体仮名)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > か (可の変体仮名)の意味・解説 

か (可の変体仮名)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/20 09:59 UTC 版)

漢字「可」から派生したひらがなの一種であるもしくは()は、1900年(明治33年)の小学校令施行規則改正以降の学校教育で用いられていない変体仮名に分類されるものである。 現代日本では、変体仮名は看板書道など限定的な場面でしか使われていない[1]が、花札において一月の五点札、二月の五点札に使用されており、頻繁に目にするもののひとつである。 しばしば、この短冊の文字は「あのよろし」と誤読されるが、実際は「あよろし」と記されている[2]大石天狗堂はこの「あよろし」について、「実に素晴らしい」という意味の「明か宜し」であるという説と、喜撰法師百人一首にも収められた「わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり」という和歌の一部「しかぞすむ」のしの変体仮名交じりの表記、「かそすむ」の誤記であるという説を紹介している[2]任天堂のカードデザイナー山田孝久は1999年の時点で由来については不明としている[3]


  1. ^ #築島1981、pp.352-353。
  2. ^ a b Scotchmaltwhisky.co.uk. “花札の謎シリーズ 赤短『あかよろし?』”. November, 21, 2015閲覧。
  3. ^ Scotchmaltwhisky.co.uk. “教えてエライひと!! トランプ以外についても教えて!!』”. November, 21, 2015閲覧。


「か (可の変体仮名)」の続きの解説一覧

「か (可の変体仮名)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「か (可の変体仮名)」の関連用語

か (可の変体仮名)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



か (可の変体仮名)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのか (可の変体仮名) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS