おさ・える〔おさへる〕【押(さ)える/抑える】
読み方:おさえる
1
㋐物が動かないように、押しつけて力を加える。「手で着物の裾を—・える」「文鎮で紙を—・える」
㋑出入り口に手などを押し当てておおう。「傷口を—・える」「耳を—・える」
㋐動いたり逃げたりしないように、しっかりつかまえる。「犬を—・える」「賊を—・える」
㋑勢いを増す傾向にあるものを防ぎ止める。おしとどめる。食い止める。「敵の侵略を—・える」
㋒自分の支配下に置いて、自由な動きがとれないようにする。抑圧する。「反対派を—・える」
3 (抑える)
㋐ある水準以上には高まらないようにする。「値段を手ごろなところで—・える」
㋑スポーツで、相手の勢いをとどめる。「8回までヒット3本に—・える」「強豪を相手に前半を0点に—・える」
㋒感情・欲望などが高ぶるのをとどめる。抑制する。「—・えた演技」「怒りを—・える」
4 自己に属するものとして確保する。また、差し押さえる。「制空権を—・える」「証拠を—・える」「財産を—・えられる」
5 大切なところをしっかり理解する。把握する。「要点を—・える」
6 相手から杯を差されたとき、それをとどめて相手に飲ませる。
「文六殿返盞(へんさん)申す、と言ひければ、こは母が—・へまし、間(あひ)をいたしてあげません」〈浄・堀川波鼓〉
[下接句] 勘所(かんどころ)を押さえる・首根っ子を押さえる・差しつ押さえつ・瓢箪(ひょうたん)で鯰(なまず)を押さえる・目頭(めがしら)を押さえる
おさ(抑)える
抑える(おさえる)
ピッチングを抑える、ヨーイングを抑える、揺れを抑える、など、機体のその時の運動や姿勢や状態を正常な位置や動きにに戻していく事で、「正常な状態に整える」とか「鎮める」という意味も含んでいる。
その方法として、ブレークコードやウエイトシフトを適切に行うわけであるが、特にブレークコードの操作方法をとらえ、押さえると言う場合もある。
押さえる(おさえる)
機体をライズアップした時、ブレークコードをそのままニュートラルな状態にしておくと、キャノピーはパイロット本人よりも先行して潰れてしまう。
これの対応としてキャノピーが頭上に上がった時、もしくはキャノピーが頭上を越えよう(先行しよう)とする運動があるとき、適当な量でブレークコードを引かなければならない。
この時の操作は引くと言うよりむしろ胸付近で「押さえる」と言った方が感覚的にあっており、この方法を説明する際に、「ブレークコードを押さえる。」と言う表現が使われている。
飛行時に、ピッチングが起こった時など、そのピッチング運動を打ち消す為の操作も同じくこの表現が使われる。
ヲサエル
おさえる
制
压
压 |
|
圧
圧 |
壓
尉
尉 |
扼
抑
抑 |
按
撙
撙 |
|
撳
擪
擪 |
熨
「 おさえる」の例文・使い方・用例・文例
- 野茂が打者をおさえると観客がわきあがります。
- 我々はインフレをおさえることが十分できる.
- カンをおさえる
- 私は株式市場開発の動向をおさえる
- せきをおさえる
- てんかんの治療においてある種の発作をおさえるのに用いられる抗痙攣薬(商標名ニューロンチン)
- 一部始終の動向をおさえるのはあなたの完全な注意を必要とする
- 弦楽器において,音調節のため弦をおさえる位置
- 刺股という,犯罪人を取りおさえるための道具
- 鎮子という,物をおさえる用具
- 他を簡単に取りおさえること
- 針仕事で,しるしや,おさえるために刺す針
- 欲望や誘惑をおさえることができる
- 抗性物質が細菌の発育をおさえる抗菌性という性質
- 細菌の発育をおさえる抗生物質という医薬品
- 苦しみやつらさ,怒り,困難の気持ちをおさえる
- この泥だんごは,生活排水汚染によるノリや貝類への被害をおさえるのに役立つだろうと考えられている。
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