佐渡汽船 佐渡汽船の概要

佐渡汽船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/09 12:36 UTC 版)

佐渡汽船株式会社
Sado Steam Ship Co., Ltd.
Sado kisen.JPG
新潟港佐渡汽船ターミナル
種類 株式会社
市場情報
東証JQ 9176
本社所在地 日本の旗 日本
952-0014
新潟県佐渡市両津湊353番地
設立 1913年2月3日
業種 海運業
事業内容 海上運送事業等
代表者 代表取締役社長 小川 健
資本金 8億579万7千円
(2012年12月31日現在)
発行済株式総数 13,969千株(2012年12月31日現在)
売上高 単体:82億47百万円
連結:117億12百万円
(2012年12月期)
営業利益 単体:3億50百万円
連結:4億31百万円
(2012年12月期)
純利益 単体:2億05百万円
連結:3億66百万円
(2012年12月期)
純資産 単体:19億53百万円
連結:28億02百万円
(2012年12月31日現在)
総資産 単体:80億95百万円
連結:114億41百万円
(2012年12月31日現在)
従業員数 単体:112人、連結:869人
(2012年12月31日現在)
決算期 12月31日
主要株主 新潟県 39.09%
佐渡農業協同組合 4.91%
(株)第四銀行 3.00%
池田由雄 2.08%
(2012年12月31日現在)
外部リンク http://www.sadokisen.co.jp/
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概要

1932年、佐渡航路で競合していた商船会社3社を経営安定の見地から新潟県の資本参画のもと統合して成立した。当初から半官半民で設立された日本最初第三セクター企業である。現在も新潟県が資本金の39.2%を出資している。ほかの出資企業には新潟県内の主要企業である新潟交通第四銀行なども加わっている。

現在、佐渡汽船は新潟航路(新潟 - 両津)、直江津航路(直江津 - 小木)、寺泊航路(寺泊 - 赤泊)の3航路を運航し、3隻のカーフェリー、3隻のウォータージェット推進式全没型水中翼船と1隻の高速船を就航させている。このうち水中翼船・ボーイング929(ジェットフォイル)は1977年、日本で初めて定期航路に就航したもので、後にボーイングから製造・販売のライセンスを取得した川崎重工業(現川重ジェイ・ピイ・エス)にもノウハウを提供している。

沿革

  • 1885年5月 - 佐渡島・新潟本土側双方の資本により、越佐汽船会社設立。本社は当初、佐渡島の夷(両津)に置かれた。同年7月から新潟-夷間に新造船「度津丸」による航路開設。
    • 同社は1893年に株式会社に改組。早くから新潟本土側の資本が多数派となり、本社ものち新潟に移転。佐渡島や新潟周辺における小規模の個人経営海運業者と競合しつつ、それらを合併するなどの過程で経営を拡大し、1888年には当時鉄道開通前だった新潟-酒田間の沿岸航路を開設、大正時代の羽越本線開通までこの区間の主たる交通機関となった。また日露戦争後には政府命令によるロシア極東への国際航路も開設、日本国内の地方海運会社としては一時有数の存在となった。1918年、社名を「新潟汽船」に改称。
  • 1913年2月3日 - 佐渡島側資本の糾合により、佐渡商船株式会社が創立。登記上における現・佐渡汽船の前身である直系企業。新潟本土側資本である越佐汽船との競合を展開。
  • 1923年 - 前佐渡汽船株式会社が設立。本土に近い前佐渡(佐渡島南部)を中心に新規航路を開設、先発2社に対抗。同社は1927年に「越佐商船」と改称。
  • 1932年4月 - 佐渡商船株式会社は、新潟汽船株式会社、越佐商船株式会社の両社を買収して合併、商号を現社名「佐渡汽船株式会社」に改称。実質は新潟県の介入による企業統合・再編であった。
  • 1949年12月 - 既存定期航路事業免許申請により、新潟 - 両津間、小木 - 新潟間、小木 - 直江津間の定期3航路の経営免許が交付され運用開始。
  • 1950年8月 - 直江津港 - 柏崎港 - 小木港間の定期航路を開設(柏崎寄港は夏期のみ。1955年8月をもって廃止)。
  • 1967年3月 - 佐渡航路初のカーフェリー「さど丸」が新潟 - 両津間で運航開始。
  • 1968年9月 - 株式を店頭登録(現在の大阪証券取引所ジャスダック市場)。
  • 1972年
    • カーフェリー「こがね丸」が新潟 - 両津間に就航。
    • 4月 - 両津港に旅客ターミナルビルが完成。
  • 1973年
    • カーフェリー「おとめ丸」が新潟 - 両津間に就航。
    • 4月 - 新潟 - 赤泊 - 寺泊航路が就航。
  • 1977年5月 - 日本初のウォータージェット推進式水中翼船「ジェットフォイル」(ボーイング製)による定期航路が新潟 - 両津間に就航(1号艇「おけさ」)。
  • 1979年4月 - ジェットフォイル2船目の「みかど」(ボーイング社製)が新潟 - 両津間に就航。
  • 1981年7月 - 新潟西港・万代島埠頭に旅客ターミナルビルが完成、下大川前の旧ターミナルより機能を移転。
  • 1983年7月 - 8,000t級【注:国際トン】の大型カーフェリー「こさど丸」が新潟 - 両津間に就航。国内初の車両甲板2段積み可能となり、この「こさど丸」から佐渡汽船カーフェリーの大型化が始まる。カーフェリー「こがね丸」が小木 - 直江津間に就航。
  • 1985年2月 - 小木港に旅客ターミナルビルが完成。
  • 1986年7月 - ジェットフォイル3船目の「ぎんが」(ボーイング社製)が新潟 - 両津間に就航。
  • 1988年
    • 4月 - 日本国内の離島航路初となる10,000t級【国際トン】のカーフェリー「おおさど丸」が新潟 - 両津間に就航。カーフェリー「おとめ丸」が小木 - 直江津間に就航。
    • 6月 - 直江津港に旅客ターミナルビルが完成。
  • 1989年
    • 1月 - 新潟 - 赤泊間の航路を休止、寺泊 - 赤泊間を通年運航に。
    • 4月 - ジェットフォイルの国産1号艇「つばさ」(川崎重工製)が両津航路に就航、ジェット4船体制に。これに伴い、ジェットフォイル「みかど」が小木 - 直江津間に就航(春 - 秋の季節運航)。
  • 1991年4月 - ジェットフォイル「すいせい」(川崎重工製)が両津航路に就航。これに伴い最古参の「おけさ」が香港へ売却。
  • 1992年
    • 3月 - 寺泊港に旅客ターミナルビルが完成。
    • 4月 - 1,000t級のカーフェリー「えっさ丸」が寺泊 - 赤泊航路に就航。同航路に就航していた佐渡汽船初のカーフェリー「さど丸」売却。
  • 1993年4月 - 国内の離島航路最大となる12,000t級【国際トン】のカーフェリー「おけさ丸」が新潟 - 両津間に就航。これに伴い、カーフェリー「こさど丸」が小木 - 直江津間に就航。カーフェリー「こがね丸」フィリピンへ売却。
  • 1995年3月 - 9,000t級【国際トン】の大型カーフェリー「こがね丸」が小木 - 直江津間に就航。カーフェリー「おとめ丸」フィリピンへ売却。
  • 1996年8月 - ジェットフォイル「ファルコン」(ボーイング社製・元関西汽船「ジェット8」)が就航、ジェットフォイル5隻体制へ(「ファルコン」は予備船扱い)。
  • 1999年11月 - 九州郵船から予備船を保有する佐渡汽船にジェットフォイル売却の要請があり、「ファルコン」が九州郵船へ売却。ジェットフォイル4隻体制へ戻る。
  • 2000年4月 - 赤泊港に旅客ターミナルビルが完成。
  • 2003年
    • 5月11日 - JR東日本との連絡運輸取扱廃止。
    • 10月31日 - 小木航路のジェットフォイルを廃止、余剰となる一隻のジェットフォイル「みかど」をいわさきコーポレーションに売却。新潟 - 両津間のジェット3船体制に(「すいせい」「つばさ」「ぎんが」)。
  • 2005年
    • 航送費が値上げされる。また前年の新潟県中越地震による観光への打撃対策として社会実験を複数に分けて実施。
    • 6月10日 - 両泊航路に高速船「あいびす」就航。これに伴い、カーフェリーを廃止。余剰となるカーフェリー「えっさ丸」をいわさきコーポレーションに売却。
    • 11月 - カーフェリー内で予約用の用紙を裏紙として、船内のスタンプ用紙などに転用していたことが発覚。
  • 2006年6月 - 「燃料油価格変動調整金」を導入。旅客130円/片道(ジェットフォイル・カーフェリー・高速船とも)、四輪車850円/片道、二輪車200円/片道の運賃アップとなった。
  • 2007年2月 - カサ増しされたカーフェリーのt数が経営不振のため減t(経費面で不利にもかかわらずわざわざ大きく見せるだけのカサ増しt数から、国内他社と同一の基準に戻った)され、おけさ丸は12,419t【国際トン】→5,862tへとなった。
  • 2008年
    • 4月 - 小木航路のカーフェリー1隻体制となる(昭和58年就航と船歴の高かった「こさど丸」を廃止し、「こがね丸」1隻体制)。
    • 5月 - 小木航路1隻体制で余剰となった「こさど丸」のいわさきコーポレーション系・新屋敷商事への売却が決定。帳簿価額は226,853千円、譲渡価額は600,000千円(消費税別)。引き渡し日は6月10日。
  • 2009年
    • 4月 - 事業会社を分割。船舶運航に関する業務を連結子会社の「佐渡汽船シップマネジメント」に移管し業務委託を開始。
    • 10月 - 事業会社を分割。陸上業務を「佐渡汽船営業サービス」、「佐渡汽船シップメンテナンス」に移管。
  • 2012年
    • 3月31日 - 新潟港・両津港両ターミナルにて自動改札機QRコードFelica併用型)の運用を開始。また6港とも乗船時の旅客名簿の提出が不要となる。
    • 4月 - 佐渡汽船営業サービス株式会社を吸収合併。
  • 2013年
    • 3月23日 - 両津航路にてSuicaのサービスを開始(Suica電子マネーのシステムによる)。PiTaPaを除く全国9種類の交通系ICカードが利用可能となる。
    • 4月 - 日本海内航汽船株式会社を吸収合併。貨物事業部を設置。
  • 2014年4月8日 - カーフェリー「ときわ丸」が新潟 - 両津間に就航[1][2]。これに伴い、「おおさど丸」が定期就航終了[3]





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