『マロリオン物語』での活躍
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「レルグ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
トラクの死から数年後。彼はすっかり丸くなっていた。ゴリム(このときには『老ゴリム(Old Gorim)』と呼ばれていた)からのメッセージをベルガラスに届けるため、《アルダー谷》を訪れた彼は、かつて、トラクの弟子・ゼダー(Zedar)の命令で《アルダーの珠》を盗んだ少年エランド(Errand)に、タイバが息子を出産したことを報告する。息子は老ゴリムとウルに認められた、次期ゴリムだったのだ。 ベルガラスとエランドを連れてプロルグに戻ると、使命を終えた彼はさっそく妻子のもとへ戻る。その姿を見ていた老ゴリムとベルガラスは彼の変わりように感嘆するのだった。 その後、妻子とともにプロルグから、マラの保護下にあるマラゴーの遺跡へ移住する。次期ゴリムが生まれたいま、彼はクトル・ミシュラクで一度絶命した仲間の鍛冶屋ダーニク(Durnik)の復活のため条件を果たさなければならなくなったのだ。タイバと結婚したことで、彼はマラの民として、夫婦でマラゴー人の種を復興させることが新たな使命となっていたのだ(そのため、生まれてくる子供は双子だったり三つ子だったりする)。 やがて、ガリオンとセ・ネドラの息子にしてリヴァの皇太子ゲラン(Geran)が《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)に誘拐され、ガリオン夫妻が新たな仲間とともに探索の旅に出ると、妻子をマラゴーに残し、「ガリオンたちに合流しないよう」かつての仲間とともにガリオン一行の足取りを追うべくマロリーへ旅立つ。 【恐ろしい熊】バラク(Barak)とその息子ウンラク(Unrak)、【馬の首長】ヘター(Hettar)、【弓師】レルドリン(Lelldorin)、【護衛の騎士】マンドラレン(Mandorallen)……アローン諸国の王たちがこぞって『ならず者』呼ばわりする仲間とともに航海に出たこの『集団失踪事件』が、アローン諸国の王たちの頭痛の種になったことは言うまでもない。 『もはや存在しない場所』で《光と闇の最終対決》を終えたガリオン一行を出迎えたとき、彼が最初にとった行動は、新しいアンガラクの神になった「エランド」ことエリオンド(Eriond)に畏怖の念をこめてひざまずくことだった。 しばらくしてダラシア保護領のペリヴォー島に到着すると、首都ダル・ペリヴォーで統治者のオルドリン(Oldorin)が見守る中、彼はウルゴランドとマラゴーの代表として、『ダル・ペリヴォーの講和』に署名する。
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『マロリオン物語』での活躍
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「サディ (ベルガリアード物語)」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
息子ゲラン(Geran)と彼を誘拐した《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)を追ってスシス・トールに入ったガリオン一行は、イサスに導かれてサディに会うことになる。自身が犯した些細なミスが原因で宮殿を追われ、今はお尋ね者になっていたのである。彼はガリオンたちにザンドラマスに関する情報を与える。それを聞いたガリオンとポルガラはサルミスラのもとを訪れ、ザンドラマスに関する重要な情報を手に入れる。 さらに、彼はガリオンたちにある提案をする。それは奴隷商人に変装してクトル・マーゴスに潜入するというものだった。マーゴ人にとってはガリオンは崇拝する神トラクを倒した『敵の中の敵』。ガリオンはクトル・マーゴス国内で自由に動き回ることができないのである。一行がその提案を受け入れると、彼は一行をクトル・マーゴスに導く。クトル・マーゴスが誇る暗殺組織ダガシの本拠地カーシャを経て、予言書の一部の写本があるラク・ウルガに行くことに成功する。最初は疑心暗鬼だったガリオンの『祖父』ベルガラス(Belgarath)も、次第に彼を信用していくようになる。 しかも、サディはクトル・マーゴスの王ウルギット(Urgit)の旧友である。ガリオン一行が窮地におちいったとき、ウルギットが彼らに救いの手を差し伸べたのもそのためである。ウルギットの宮殿に招かれたとき、猜疑心にさいなまれたウルギットらからシルク(Silk)を擁護した(ちなみに、宮殿に世話になるようになってからリセル(Liisele)がジスと仲良くなり始めたのでやきもきするようになる)。また、ウルギットと別れた後、森林で《死体喰い》の存在が伝説ではないことを仲間たちに告げ、彼らを救った。 ヴァーカト島にある村の住民とトス(Toth)に隠れ場所をマロリー軍に知らされ、囚われの身となったガリオン一行は、マロリー皇帝カル・ザカーズ(Kal Zakath)が滞在するクトル・マーゴスのラク・ハッガに連行される。彼はその間、ポルガラとともに病人の治療や診断にあたる。まずは道中、原因不明の意識障害におそわれたセ・ネドラに薬オレトを投与し、彼女の治療にあたる。次にザカーズが解毒剤がなく、おまけに致死率の高いニーサ製の毒薬ザロットで中毒を起こしていることを突き止める。やがて、ふたりともポルガラやガリオンたち魔術師の手で快方に向かう。 ザカーズとともにマロリーの首都マル・ゼスへ向かったガリオン一行だったが、探索の旅を続けるため、マル・ゼスから脱出しようとする。サディはシルクやリセルとともに脱出のための作戦を考えたり、マロリー軍の物資調達事務局を併合しようともくろむヴァスカ男爵(Vasca)と手を組んでみたり、とその機転の良さとずる賢さをフルに発揮する。 どうにかマル・ゼスから脱出したガリオン一行は、カランダ七王国の一つカタコールを目指す。カタコールにあるアシャバのトラク神殿に向かうためである。一行は、そこでザンドラマスと対峙するトラクの弟子・ウルヴォン(Urvon)や側近のハラカン(Harakan)の姿を見つける。サディはリセルがハラカンを殺害するためにとった行動を非難する一方、ガリオンたちが斬りつけたグロリムたちに毒を塗った短剣でとどめをさす。 カランダ七王国を横断し、メルセネ帝国の首都メルセナ・ダーシヴァ・ケルを経て、旅の仲間を全員揃えたガリオン一行は、女予言者シラディス(Cyradis)の指示を受け、予言に登場する『もはや存在しない場所』に向かうべくペリヴォー島に向かう。シラディスによると、旅に加わった仲間たちは全員かならず何らかの使命を果たすという。サディはここペリヴォー島で自身の使命を果たすこととなる。 使命を果たした後も、サディはほかの仲間と同様、ガリオンとともに『もはや存在しない場所』を目指す。そして、毒の塗られた短剣を手に、ザンドラマスの配下のグロリムと戦い、《光と闇の最終対決》の行方を見届けることとなる。 すべてが終わった後、ペリヴォー島に戻ったガリオン一行は、西方大陸および東方大陸の国家間の講和条約『ダル・ペリヴォーの講和』を締結する。サディはニーサ代表として講和条約に署名し、スシス・トールへ戻る。サルミスラのために講和条約の書類を持って帰ったとき、意外な出来事が彼を待っていた。
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『マロリオン物語』での活躍
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「エリオンド」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
数多くの謎を秘めたまま、エランドは結婚したダーニクとポルガラ夫妻とともに、ポルガラの故郷《アルダー谷》で暮らすこととなる。《谷》にいれば、仲間の魔術師とともに、《珠》を狙う輩からエランドを護ることができるとポルガラと彼女の父・ベルガラスが判断したからである。エランドは《谷》で暮らすうちに、『家族』というものの温かさや素晴らしさに気づき、語彙もどんどん増えていく。 久しぶりにリヴァに行ったとき、エランドはかつてベルガリオンが命を蘇らせた馬と再会する。蘇生したときから仲が良かった馬とエランドはすぐに打ち解け、やがて《谷》へ帰ると、馬を自由に乗りこなして《谷》を闊歩するようになる。 《谷》で暮らした数年間で、エランドはいくつか不思議な経験をしている。ベルガラスやポルガラをはじめとする《谷》の魔術師たちの《師》アルダー神との出会い、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影との遭遇、そして謎の声との会話……普通の少年なら驚き、恐れおののきそうな体験だが、彼は怖れることなく、まるで当たり前のことのように受け止める。 それから数年たったある日、リヴァの皇太子でベルガリオンとセ・ネドラの息子のゲラン(Geran)が誘拐されてしまい、エランドもリヴァに向かうことになる。唯一の手がかりのありかだと思われていたドラスニアの町レオンでかすかな希望がついえたとき、焦燥しているベルガリオン夫妻たちのもとへシラディスの幻影と大男トス(Toth)が現れる。 シラディスは彼らに告げる。ゲランを誘拐した人物が《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)であること、ザンドラマスはゲランとともにもうひとつの《珠》サルディオン(Sardion)のもとへ向かっていること、ベルガリオンは《光の子》として、必ずベルガラス父娘と【世界の女王】、【珠かつぎ】、【二つの命を持つ男】、【案内人】、【物いわぬ男】、【女狩人】、【男ならぬ男】、【からっぽの者】、【見張り女】だけを旅の仲間として連れて《光と闇の最終対決》に臨まなければならないこと、《光と闇の最終対決》は『もはや存在しない場所』で行われること、《対決》の途中で必ず誰か一名が必ず死ぬこと……すべてを告げた彼女の幻影は【物いわぬ男】トスを残して消える。エランドは予言に登場する【珠かつぎ】として、ベルガリオン夫妻やポルガラ夫妻、ベルガラス、シルク、トスとともにゲラン追跡の旅に出る。仲良しの馬と一緒に。 旅が進んでいくうちに、エランドは仲間たちの前で次々と才能を開花させ始める。人の心を読む力、物事の真実を見抜く力、魔術も使わずに火を消す力……彼の能力に7000年の時を生きるベルガラスですら困惑する。さらに、ウルゴランドの都プロルグの洞窟に立ち寄ったとき、神の父ウルから本当の名前『エリオンド(Eriond)』を授けられるのであった。 そして、旅が最終局面に入り、《光と闇の最後の対決》が始まったとき、シラディスによる選択の段取りに基づき、エリオンドはベルガリオンから《光の子》に選ばれる。一方、ザンドラマスが《闇の子》として差し出したのはベルガリオンの子・ゲランだった。時が満ち、シラディスは苦渋の末、《光の子》エリオンドを選択する。その瞬間、エリオンドは7番目の神として覚醒し、2つに分かれていた運命を1つにするべく行動する。 すべてが終わった後、エリオンドは本当のアンガラクの神として、マロリーのザカーズとシラディス夫妻のもとに、しばし身を寄せることとなる。トラクおよび指導者たちの死後、混沌としていたグロリムたちの使命を人身御供から人々の救済に変え、彼らの衣を黒から白へ変えた。 ポルガラが《アルダー谷》で双子を出産したとき、一面の銀世界に包まれた《谷》にある丘の上から父や兄弟とともにポルガラと仲間たちを祝福した。 そして、彼は旅を続ける。父と兄弟たちが去った後の、全世界を支える神になるために――。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ケルダー王子」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
この頃には、ヤーブレックと組んで作り上げた世界的な商業組織は大成功をおさめており、ヤーブレックともども世界トップクラスの大富豪になっている。また、商売上、西方大陸だけでなく東方大陸の地理にも詳しくなっている。 最初に彼が登場するのは、冬の《アルダー谷》である。ボクトールに立ち寄る『へま』をしでかした際、ドラスニア王妃ポレンからローダー王の容態が芳しくないことを伝えられ、女魔術師ポルガラ(Polgara)を連れて来るよう頼まれたのだ。また、ケンドン辺境伯ことジャヴェリン(Javelin)から東部ドラスニアの熊神教について情報を聞かされたのがきっかけで、商業組織のトップから元のスパイに戻ることになる。また、リヴァ王妃セ・ネドラ(Ce'Nedra)の暗殺未遂事件の犯人を突き止めようとしたり、《リヴァの番人》ブランド(Brand)暗殺事件の犯人究明のためにアローン人国家の王が招集された『アローン会議』の後で、歴代のアローン国家の王たちを困らせている熊神教の統率者ウルフガー(Ulfgar)の存在を打ち明けたり、と、のっけから活躍している。 そして、熊神教徒の掃討作戦中にガリオンの息子ゲラン(Geran)が誘拐され、熊神教の総本山と化していたドラスニアのレオンでケルの女予言者シラディス(Cyradis)が、ゲランを誘拐したのはザンドラマス(Zandramas)であることをガリオンに告げた際、ガリオンに探索の旅に出るよう促した。 道中に立ち寄ったトルネドラで、以前己を暗殺しかけた高級娼婦ベスラが暗殺されたことを知り、所属するドラスニア情報局の掟に則り、『復讐』という形で、暗殺を企てたトルネドラの銘家の一族のほとんどを暗殺する。本来は情報局のトップ(=ケンドン辺境伯ことジャヴェリン)の指示のもと行われなければならなかった行為だが、独断でやってのけた。これは彼女への、彼なりの愛ゆえの行動だった。 クトル・マーゴスに立ち寄った際、仲間とともに新王ウルギットに逢う。そのとき、彼は衝撃的な事実を知る。ウルギットは、シルクの父親がクトル・マーゴスを訪問した際、前王タウル・ウルガスの2番目の妻レディ・タマジン(Tamazin)との姦通によって出来た子であり、腹違いの弟だったのだ。真実を知った彼は、ベルガリオンとともに臆病な弟を一人前の王としての自覚を持たせる一方、兄として人生の楽しみ方を教えていく。 一行の斥候役として仲間とともに探索の旅を進めるが、商売にも手を抜かない。東方大陸の街のあちこちに立ち寄るたびに、自身のオフィスを訪れ、そこを管理している仲買人と情報を交換し、情報から今後起こりうる事態を想定し、指示を出すことを怠らない。 《光と闇の最終対決》を見届けた後、バラクの操る戦艦《海鳥号》でペリヴォー島へ向かう。そこで、彼はドラスニアとクトル・マーゴスの代表として『ダル・ペリヴォーの講和』の締結に貢献する。クトル・マーゴスのラク・ウルガに立ち寄り、ウルギットに講和の内容を見せた。それは異母弟に莫大な資産をもたらすものであった。 前作では事実上の『生涯独身貴族宣言』をしていた彼だが、やがて旅が終わると、辺境伯ジャヴェリンの姪でドラスニアの若き女スパイであるリセル(Liselle、またの名をヴェルヴェット(Velvet))と結婚し、長き独身生活に別れを告げる。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ザカーズ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
トラク亡き現在、彼は『王にして神』という意味の接頭語「カル(Kal)」を名前の前につけ、《カル・ザカーズ》(Kal Zakath)と名乗り、大量の軍勢とともにクトル・マーゴスに侵攻する。目的はただひとつ――タウル・ウルガスをこの手で討つこと。だが、彼は肝心なことを知らされないまま、大量虐殺に手を染めることになる。 数年後、彼は陣を構えているクトル・マーゴスのラク・ハッガで、ベルガリオンが親族や仲間を連れてクトル・マーゴス内を旅していることを知る。早速アテスカ将軍にベルガリオン一行を『賓客』として連行するよう指示し、ヴァーカト島で発見された彼らをラク・ハッガでもてなす。錯乱状態のセ・ネドラのために部屋と治癒師の女性アンデル(Andel)を手配し、ベルガリオンたちにも上質の部屋を用意した。しかし、彼はその目で『賓客』たちをひとりひとり注意深く観察するのを怠らなかった。 やがて、彼はベルガリオンと夜な夜な言い争うようになる。トラクの最後の弟子・ウルヴォン(Urvon)と《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)との間に起きているグロリム教会の主導権争い、現在のクトル・マーゴスの情勢……前者は納得できなかったが、後者はいやでも納得せざるをえなかった。彼が若い頃からずっと憎み続けていた《狂人》タウル・ウルガスは、先の戦争で好敵手アルガリアの総族長チョ・ハグ(Cho-Hag)との一騎討ちに敗れて死亡、後継者のウルギット(Urgit)はウルガスの血をひいていないのだ。さらに、ウルガスの血を引く者たちは、もうひとりもこの世にいないのだ。何もかも知らなかった彼は自身の愚かさを嘆く。 それから数日後、ザカーズの身に異変が起きる。突然ベルガリオンに向かって怒り狂い、そのまま気絶してしまったのだ――ニーサの元宦官サディ(Sadi)が原因を突き止める。彼は何者かによって、解毒剤のない毒薬ザロットを盛られて中毒症状を起こしてしまったのだ。致死率も非常に高い毒薬のため命が危ぶまれたが、ケルの女予言者シラディスの助言で解毒剤の生成に成功したベルガリオンらによって一命を取り留める。そのとき、シラディスの姿を垣間見た彼は、長年忘れていた感情を思い出す。 ザロット中毒からすっかり回復した彼は、嫌がるベルガリオンらを引き連れて、マロリーの首都マル・ゼスに戻る。あくまでもベルガリオンたちを『賓客』として拘束するつもりだったが、マル・ゼス内で起きた疫病騒動をおさめるためにマル・ゼスを完全封鎖している最中、混乱に乗じて逃げられてしまう。ブラドーの組織する秘密警察から、メルセネ帝国の首都メルセナでベルガリオンを発見したことを知らされると、メルセネ帝国に属する公国のひとつ・ガンダハールのマガン川近くでベルガリオン一行を捕らえる。 再度マル・ゼスに戻ると告げたところ、ベルガリオンは同行を拒否する。それに憤慨する彼であったが、シラディスの出現で事態が急変する。彼は女予言者の指示により、変装してベルガリオン一行に合流し、彼女の待つケルへ向かうこととなる。旅の道中で、彼は今まで得られなかった『自由』を味わい、晴れやかな気持ちになる。とくに戦闘を楽しむようになってからは、ベルガリオンに、「本当はアレンディア人ではないか?」と疑われることが多くなる。この頃からふたりの仲はさらに深まり、『親友』と呼ばれる域に近づいていく。 ケルに到着し、シラディスと合流した彼らは、アレンディア人の一民族・ミンブル人とダル人の混血民族の住むペリヴォー島に向かう。ベルガリオンとともに甲冑に身を包んだ彼は、ペリヴォーの首都ダル・ペリヴォーで馬上槍試合に参加することになる。さらに、エレゼル(Erezel)という偽名でオルドリン王(Oldorin)の側近となった、ザンドラマスの手下ナラダス(Naradas)の策略で竜と戦うことになる。ベルガリオンと狼に変身したベルガラスとともに竜を退治した彼は、ベルガリオンらとともにナラダスの計略をオルドリンの前で暴く。 やがて【見張り女】ポレドラ(Poledra)を仲間に加えた彼らは、ついに決戦の地である『もはや存在しない場所』に向かう。まず、そこでフェンシングのように長剣をふるってザンドラマス配下のグロリムを片づけ、洞窟の中にいた悪魔モージャ(Mordja)と彼をおさめた竜をベルガリオンらとともに攻撃する。 そして、シラディスにより『選択』が行われ、ベルガリオンの手で《光の子》に選ばれたエリオンド(Eriond)が新しいアンガラクの神に選ばれる。すべてを見届けた後、彼は、パートナーのトス(Toth)と予言能力を失ったシラディスを生涯かけて守ることを誓う。 ペリヴォー島で西方諸国と東方諸国間の講和条約『ダル・ペリヴォーの講和』を締結すると、シラディスとエリオンドとともにマロリーに戻る。数ヵ月後、彼はリヴァに戻ったベルガリオンに手紙を送る。その中で彼は近況を語る――署名にある《カル》の接頭語を消して。 (window.RLQ=window.RLQ||[]).push(function(){mw.log.warn("Gadget \"ReferenceTooltips\" styles loaded twice. Migrate to type=general. See \u003Chttps://phabricator.wikimedia.org/T42284\u003E.");});
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『マロリオン物語』での活躍
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「セ・ネドラ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
結婚したものの、リヴァ国内の領土問題が原因で夫ベルガリオンと仲たがいしてしまう。しかし、この危機を知ったポルガラによって夫とよりを戻す。また、ポルガラが不妊の《治療》もほどこしてくれたこともあり、結婚から8年後に愛息ゲラン(Geran)をもうける。 しかし、この間に国内外で様々な事件が発生する。妊娠中に浴室で何者かに暗殺されそうになったり、《リヴァの番人》ブランド(Brand)が何者かに暗殺されたりした。浴室での暗殺未遂事件では、仲の良かった侍女アレル(Arell)を亡くした。 さらに、ゲランも夫の留守中に《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)に誘拐されてしまう。突然の出来事にパニックに陥るが、夫ベルガリオンと彼の一族や新しい《リヴァの番人》カイル(Kail)の兄弟の助け、それに加えて、ドラスニアのレオンで出逢ったケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影が発した言葉により、息子の奪還の旅に出る決意をする。道中、ザンドラマスに意識を操られることが何度かあった。2度目に操られたとき、彼女は無意識のうちに『予言』にあった彼女の使命を果たすこととなる。 一度ザンドラマスが姿を現したとき、彼女は怒りと憎しみにかられ、ダーニクの斧を手にザンドラマスに戦いを挑む。が、彼女は攻撃の手を止めた。ふたりの間に入った【見張り女】ポレドラが、彼女から戦う意志を奪い去ったのだ。 シラディスの言っていた『もはや存在しない場所』で、彼女は息子と再会する。しかし、ゲランはザンドラマスに次なる《闇の子》として選択の場に差し出されてしまう。一方、夫のベルガリオンはエリオンド(Eriond)と名を改めたエランドを次なる《光の子》として選択する。ふたりのどちらかがシラディスの行う『選択』で、トラクの死により不在となった新たなアンガラクの神にして『地上を治める神』を選ぶこと……これが《光と闇の最終対決》であった。その結末を夫とともに見守ったあと、彼女は約2年ぶりに愛息を取り戻す。そして、帰りの船の上で、胎内に新たな命が宿っていることを知る。数ヵ月後、ポレドラに見守られ、長女ベルダランを出産する。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ヘター」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
ガリオンとセ・ネドラが息子ゲラン(Geran)をもうけるまでに、彼はアダーラとの間に2人の男児をもうけていた。彼は時折《アルダー谷》に寄り、義父チョ・ハグからの報せを《谷》の魔術師たちに届けていた。ゲラン誕生の折には、他の仲間と同様、妻子を連れてお祝いに駆けつけた。 熊神教徒の急成長を知り、ガリオンらとともに彼らの鎮圧に当たる。途中、ゲランが何者かに誘拐されるという事件が発生する。が、本拠地のあるドラスニアのレオンで完全に熊神教徒を鎮圧したあと、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影がゲラン誘拐事件の真犯人と新たな探索の旅について語り始める。仲間とともに彼女の話を聞いていた彼は、もちろん探索の旅に参加するつもりでいた。が、予言で【馬の首長】の使命は、【恐ろしい熊】【弓師】【護衛の騎士】と同じく、彼らの子孫に受け継がれたことを知らされる。さらに、無理やりにでも旅に同行したら、ガリオンは自らの手で息子を殺さなければならなくなる――シラディスの言葉に他の仲間と同様、彼も探索の旅への参加を諦めざるをえなくなる。 だが、残された仲間たち同様、彼もガリオン一行に救いの手を差し伸べたかった。タイバを除くかつての仲間たちが集結したとき、バラクの息子ウンラク(Unrak)の提案で、ガリオン一行を追いかけ、影で彼らの探索を助けることを決意する。バラクの操縦する戦艦《海鳥号》に乗り込み、仲間たちとマロリーを目指した。そして、彼はマロリーの地図で意外な発見をする。 彼の『発見』により、《光と闇の最終対決》を終えたガリオンたちを『もはや存在しない場所』で見つける。戦いを終えた仲間たちとともにペリヴォー島に向かい、『ダル・ペリヴォーの講和』の締結に携わった。彼は義父に代わり、アルガリア代表として発言したのだ。 その後、意外にも、シルクとともにクトル・マーゴスの首都ラク・ウルガに立ち寄る。マーゴ人を見たら殺意をあらわにする彼が、ラク・ウルガでは静かにしていた。その理由は現在の王ウルギット(Urgit)にあった。結局、彼はひとりのマーゴ人も傷つけることなく、ラク・ウルガを後にした。そして、ガリオン一家やベルガラス一家とともにセンダールの港で《海鳥号》から降り、仲間たちにしばらくの別れを告げて、アルガリアに戻ったのだった。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ポレドラ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)に誘拐された愛息ゲラン(Geran)を取り戻す旅に出たベルガリオン一行の前に彼女が姿を現すのは、一行が東方大陸最北の国・カランダ七王国の洞窟でザンドラマスと遭遇した時である。ダーニクの斧でザンドラマスを殺害しようとしたセ・ネドラを止めたのだ。さらに、様々な攻撃や妨害工作で一行の行く手をはばみ、挙げ句の果てにケルの女予言者シラディス(Cyradis)にハッタリをかますザンドラマスを余裕の表情で威嚇する。ふたりの威嚇合戦は物語の終盤まで続くことになる。 その後も彼女は一行をザンドラマスの魔の手から救い、重大な情報をベルガリオンらに伝える。ザンドラマスがザカーズ(Zakath)の代わりに、彼の従兄弟オトラス(Otrath)をマロリー皇帝に仕立て上げたこと、西方大陸最南端の国クトル・マーゴスの高僧グロリム・アガチャク(Agacha)がミシュラク・アク・タールの王ナセル(Nathel)を連れてダラシア保護領(Dalasian Protectorates)に上陸したこと、メルセネ帝国の一公国ガンダハールにザカーズ率いるマロリー軍が待ち受けていること……彼女は【見張り女】としての使命を十二分に果たす。 その後、彼女はザンドラマスの故郷ダーシヴァで、意外な姿で一行の前に現れる。ベルガリオンはペリヴォー島に到着した頃から真実に気づき始めるが、夫ベルガラスと娘ポルガラは一向に気づかなかった。彼女が正体をあらわすのは、ベルガリオンたちがザンドラマスの部下ナラダス(Naradas)の策略を次々と打ち砕き、彼がこの旅で果たすべき真の使命に気づいたときだった。 予言で最終決戦の地と定められている『もはや存在しない場所』で、彼女はザンドラマスの《最終兵器》悪魔モージャ(Mordja)の正体と目的を暴く。さらにモージャの魔力を弱め、戦いを有利にする。 《光と闇の最終対決》の終焉を見届けた彼女は、一行に別れを告げる。【見張り女】としての使命を終えたとき、彼女は娘ベルダランの待つ場所へ帰らなければならないのだ。が、彼女を心底愛しているベルガラスはかたくなに永遠の別れを拒む。彼女が死ぬなら自分もすべてをなげうつ覚悟でいる、と。そんなふたりにアンガラクの新しい神エリオンド(Eriond)は突拍子もない行動に出るのだった……。
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『マロリオン物語』での活躍
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「リセル」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
『ベルガリアード物語』から約10年後、アローン諸国内で熊神教徒が謎の急成長を遂げていた。その実情を探るため、彼女は熊神教徒のひとりとして潜入し、リーダーのウルフガー(Ulfgar)に近づく。チェレクのジャーヴィクショルムでは、ウルフガーらを欺くために一役買った。 再び彼女が登場するのはトルネドラの首都トル・ホネスである。ガリオン(Garion)一行が《闇の子》ザンドラマス(Zandramas)に誘拐されたリヴァ(Riva)の皇太子ゲラン(Geran)の行方を追って、トル・ホネスを訪れた時のことである。彼女はドラスニア大使とともにある報せを伝える。それはトルネドラの高級娼婦ベスラ(Bethra)が暗殺されたというものだった。さらに、ベスラがドラスニア情報局でも特殊なスパイ『狩人』であったことも明かされる(この一件で、ベスラと親交が深かったシルクは復讐の鬼と化す)。 トル・ホネスで一行に加わった彼女は、ガリオンの妻セ・ネドラ(Ce'Nedra)と仲良くなる。愛息ゲランを誘拐されてからというもの、気落ちすることが多いセ・ネドラを女魔術師ポルガラ(Polgara)とともに支えていくこととなる。一行はドリュアドの森、ニーサを経て、クトル・マーゴスに入る。クトル・マーゴスの首都ラク・ウルガで国王になったばかりのウルギット(Urgit)と謁見した瞬間、彼女はウルギットの素性を見抜く。 クトル・マーゴスのラク・ハッガで、一行はマロリー皇帝ザカーズ(Zakath)に『賓客』として迎えられる。それから数日が経ったある日、ザカーズの身に異変が生じる。ニーサで仲間になったサディによると、ザカーズは致死率の高いニーサ製の毒薬に冒されており、解毒剤はないという。ガリオンたちがケルの女予言者シラディス(Cyradis)の助言で解毒剤を作る一方、リセルはザカーズに毒を盛った犯人を突き止める。 回復したザカーズの導きで、一行は『賓客』として強制的にマロリーの首都マル・ゼスに行く羽目になる。そこから脱出するために、彼女はガリオンやシルクとともにマル・ゼスでひと騒動起こそうと計画を立てる(しかし、実行に移そうとあちこちで根回しをしている矢先、マル・ゼスで疫病が大流行する)。 都市を完全封鎖したマル・ゼスからどうにか抜け出した一行は、カランダ七王国の王国のひとつ・カタコールにあるアシャバのトラク(Torak)の神殿に向かう。神殿にはトラクの弟子の最後のひとり・ウルヴォン(Urvon)と側近のウルフガーことハラカン(Harakan)がいた。彼らの前に突如あらわれたザンドラマスにガリオンが錯乱する一方、彼女は意外な方法でハラカンを殺害する。ここで彼女の正体と使命が明らかになる。 使命を終えた後も、彼女はガリオン一行についていく。カランダからメルセネ帝国の首都メルセネ、メルセネの公国でザンドラマスの故郷であるダーシヴァ、シラディスの住む町ケルのあるリカンディア、ペリヴォー島、そして予言に出てくる『もはや存在しない場所』。彼女は懐剣と首締め具とえくぼを武器に、過酷な旅を果敢にくぐり抜けていく。 《光と闇の最終対決》が終わった後、彼女はついに長年の恋を実らせる。
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『マロリオン物語』での活躍
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「レルドリン」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
かつての仲間・マンドラレンが難題を抱え込み、ならず者のミンブル人貴族と内戦状態に陥りそうになったとき、彼がとった行動は『和解のための交渉』ではなく、『友への支援』であった。よりによって、彼は弓兵隊を率いてマンドラレンに加勢していたのである。結局、この内戦を鎮めるために現地に赴いた親友ガリオンに、マンドラレンともども叱られることとなる。これが『マロリオン』で彼が起こした最大最悪のトラブルである。 ガリオンと彼の妻セ・ネドラ(Ce'Nedra)との間に息子ゲラン(Geran)が誕生したとき、妻子を連れてリヴァまでお祝いに行った(このとき、マンドラレンをはじめとする他の仲間にも子供がいた)。 かつての仲間たちとともに、急成長しつつある熊神教徒の動向を知った時、彼は他の仲間たちの例にもれず、チェレクのジャーヴィクショルムにある熊神教徒の造船基地の襲撃に陸上から参加したり、ドラスニアのレオンにある熊神教徒の本拠地の襲撃にも協力した。レオン襲撃が終わったあと、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)が現れ、ガリオンの息子ゲランを誘拐したのがザンドラマス(Zandramas)であることを知らされる。すぐにガリオンとともに探索に出ることを決心するが、彼女から今回の件については『予言』に名前が挙がっておらず、仮に同行すればガリオンに悲劇が訪れることを知らされ、やむなく参加を諦めざるをえなくなる。 だが、バラク(Barak)をはじめとするほかの仲間同様、簡単に支援を諦めない。バラクの息子ウンラク(Unrak)の一言がきっかけで、バラクの操る戦艦《海鳥号》に乗り、「ガリオン一行と合流しないよう」、彼らの足取りを求めてマロリーへ向かう。この集団失踪事件はアローン人国家の長の頭痛の種になる。 やがて、すべてを終えたガリオン一行を『もはや存在しない場所』で見つけ、《海鳥号》で救助したあと、ペリヴォー島に立ち寄る。その道中、従兄弟トラシンの命を奪ったマロリー軍を率いていたマロリー皇帝ザカーズ(Zakath)に激しい怒りをおぼえ、報復しようとするも止められる。『ダル・ペリヴォーの講和』ではマンドラレンがアレンディアの代表をつとめてくれたので、彼は関与しなかった。そして、ボー・ミンブルで《海鳥号》から降り、親友たちにしばらくの別れを告げるのだった――。
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『マロリオン物語』での活躍
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「マンドラレン」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
対アンガラク戦争から7年後、ボー・エボール卿が戦争で受けた傷がもとで逝去。遺されたネリーナは遠縁の相続人エンブリグ(Embrig)の非礼極まる行為の数々に困惑していた。その話を聞きつけた彼はネリーナを連れ出し、自身の邸宅に保護した。それがきっかけで彼とエンブリグの間で内戦状態に陥ってしまう。かつての仲間レルドリンも弓兵隊を率いて駆けつけ、状況は深刻の一途をたどることになる。 この問題にケリをつけたのが、いまや【西方の大君主】と呼ばれるようになったリヴァ王ベルガリオンだった。彼は魔術で争いを止め、両者を一喝。彼なりの解決案を提示して両者を妥協させ、マンドラレンにはネリーナと結婚するよう強く迫った。長いあいだ悲恋の海の波に身をゆだねていた2人にとって、この提案はまさに青天の霹靂だった。ベルガリオン立会いのもと、不本意なやり方ではあるが、2人は長年の悲恋に終止符を打つ。 それから2年後、リヴァの皇太子ゲラン(Geran)が誕生した。マンドラレンは妻子とともにリヴァへ祝いに向かう。しかし、数ヵ月後、《リヴァの番人》ブランド(Brand)が暗殺されてしまう。彼は重病を患っているコロダリン王に代わり、レルドリンとともにブランドの葬儀に参列する。その後、ほかの仲間とともに熊神教徒の基地があるチェレクのジャーヴィクショルムやドラスニアのレオンを急襲する。レオンでの戦いに終止符が打たれた後、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影に遭遇した彼は、ゲランがザンドラマス(Zandramas)に誘拐されたこと、彼自身は探索の旅に参加してはならないことを聞かされショックを受ける。そして、探索の旅に必ず出なければならない女主人セ・ネドラに泣きながら謝罪するのだった。 しかし、彼の騎士としての立ち振る舞いと槍での戦闘技術はガリオンにとって、大いに役立つものとなる。とくに、2000年前に漂着したミンブル人と先住民のダル人の混血民族が住むダラシア保護領のペリヴォー島では、彼の言葉遣いと礼儀作法が大変重宝した。 一方、彼自身もも残された仲間たちもみんな、ガリオンたちの帰りをおめおめ待っているだけでは済まない性分であった。彼らはバラクの船《海鳥号》でマロリーへ向かう。そして、無事に《光と闇の最終対決》を終えたガリオン一行を救助する。 その後、《海鳥号》で向かったペリヴォー島の首都ダル・ペリヴォーで、マンドラレンはその存在感で住民を圧倒することとなる。住民がアレンディアに住む『生粋の』ミンブル人を見るのはこれが初めてだったのだ。『ダル・ペリヴォーの講和』で彼はアレンディア代表として発言し、講和の締結に貢献した。 すべてを終えて、彼はレルドリンとともにボー・ミンブルで《海鳥号》を降りる。ガリオンたちにしばしの別れを告げて。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ポルガラ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
ダーニクと結婚したポルガラは、夫とともに《アルダー谷》にある母ポレドラの小屋に住み、エランドを育てながら長年ほしがっていた平和な生活を満喫する。が、なかなか子宝に恵まれないベルガリオン夫妻のために尽力したり、妊娠中のセ・ネドラが浴室で殺されかけた事件では速やかに駆けつけてセ・ネドラの治療にあたったりと、忙しい日々を送っている。が、ベルガリオンの息子ゲラン(Geran)が誘拐された後、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の命で、「母として」ガリオンたちを導き、はぐくみ、守る役目を担うことになる。 前作同様、薬草を使った治療や魔術による敵の捜索が主な役割である。 表だった活躍としては、クトル・マーゴスの女性高僧グロリム・チャバト(Chabat)が召喚した悪魔を、アルダー神と協力して召喚主であるチャバトともども元にいた世界(=地獄)に帰したり、故郷に残っているはずの仲間の幻を魔術で創りだしてマーゴ人を追っ払ったりしている(幻を創る魔術はベルガラスすらやってのけたことがない。それゆえ、ベルガラスは神に『素晴らしい息子を創造なさった!』と感謝した)。疫病の蔓延を阻止するため、疫病に汚染されたマロリーの首都マル・ゼスの完全封鎖をザカーズに命じ、一行のマロリー脱出にも貢献している。また、シラディスの住まうケルで、ダル人の集団意識と接触を図っている。 すべてが終わった旅の帰り、ダーニクの子供を妊娠していることが判明。《アルダー谷》で双子を出産する。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ベルガラス」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
リヴァ城で結婚したポルガラとダーニク、それからエランドとともに《アルダー谷》へ帰った彼は、娘夫婦が修繕して住むという、ポレドラの小屋を見て寂しさを感じる。小屋の修繕も済み、自身の塔に帰ったところへ、アンガラク人国家を偵察していたベルディンが現れる。ベルディンの口から出た『サルディオン』という言葉に、彼は興味をひかれる。サルディオンの正体を突き止めるべく旅をしていた彼だが、これといった成果を得られないままアルダー谷に戻る。 トラクとの戦いから2年が過ぎたある日、ベルガリオンとセ・ネドラの不和を知ったポルガラに連れられてリヴァに向かう。『孫』夫妻の問題はどうにか娘が解決してくれそうなので安心していたが、翌日、ベルガリオンとエランドから不吉な言葉を聞かされる。 「ザンドラマスに気をつけよ」 玉座の後ろの壁に立てかけてあるリヴァ王の剣にはめられた《アルダーの珠》が赤く光り、予言の声がそう告げた――ベルガリオンとエランドの説明に、彼は興味を持つ。リヴァの書庫にある書物を調べる仕事をベルガリオンに任せ、自身も東方大陸で探索に入る。 ボー・エボール卿(Vo Ebor)の死に伴う問題で、彼の若妻を保護しているマンドラレンと相続人のエンブリグ(Embrig)の間で戦争状態に陥ったとき、それを止めようとベルガリオンが雷を呼び起こしたことに、ベルガラスは大いに怒る。自然現象を扱う魔術は周囲の環境に十分配慮しないと、世界中の気候が激変してしまうのだ。彼らアルダーの弟子たちは異常気象を元に戻すため、世界のあちこちで魔術を駆使した。 やがてベルガリオンとセ・ネドラの間にゲラン(Geran)が産まれるが、熊神教徒の反乱を鎮圧している間に、何者かによってゲランが誘拐されてしまう。ベルガラスたちが途方に暮れているところへ、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影が【物いわぬ男】トス(Toth)を連れて現れる。シラディスは語り始める。ゲランを誘拐したのはザンドラマス(Zandramas)であること、《光と闇の対決》は今回が最後になること、サルディオンは『もはや存在しない場所』にあり、最後の対決はそこで行われること、今度の旅にはベルガリオンのほかにセ・ネドラ、ベルガラスとポルガラの父娘、【珠かつぎ】(=エランド)、【二つの命を持つ男】(=ダーニク)、【案内人】(=シルク)、【物いわぬ男】(=トス)、【女狩人】、【男ならぬ男】、【からっぽの者】、【見張り女】を連れて行かなければならないこと。それ以外の者を連れて行く場合(もしくは予言に登場する者が『もはや存在しない場所』に到着しない場合)、ゲラン探索は失敗し、ベルガリオンはゲランを殺さなければならなくなること。対決の際にだれかひとり、必ず絶命すること――。ベルガラスはこの探索の旅で「『父』として、導き、育み、守る」役割を担うこととなる。 ベルガリオンの《指南役》として、予言に出てくる仲間を揃え、高僧グロリムや悪魔といった、それまで以上の強敵と戦う仲間たちをフォローし、謎を解いていき、西方大陸から東方大陸に探索の舞台を移していく中で、彼は愛しい女性(ひと)と再会し、新たな『兄弟』と出会い、隠されていた真実を知る。 そして、《光と闇の最終対決》を見届けたあと、様々な出逢いと別れを経験することとなる。旅の仲間や悪友ベルディンの旅立ち、妻ポレドラとの完全なる再会と娘ポルガラが産んだ双子の孫……新しい予言のもと、世界は動き出す。
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『マロリオン物語』での活躍
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「バラク (ベルガリアード物語)」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
家族仲はおおむね良好。他の仲間と同じく、妻子をともなってガリオンが統治するリヴァやドラスニアへしばしば向かう。もちろん、リヴァの皇太子ゲラン(Geran)が誕生したときも祝いに駆けつけた。 チェレクで熊神教徒が謎の急成長を遂げつつあることを知ると、艦隊を率いて熊神教徒の造船基地があるチェレクの街ジャーヴィクショルムを襲撃し、海上からガリオンたちを支援した。また、ドラスニアのレオンにある熊神教徒の本拠地を叩くのにも一役買った。が、ここでケルの女予言者シラディス(Cyradis)の幻影と遭遇し、ガリオンの息子ゲランがザンドラマス(Zandramas)に誘拐されたことを知る。が、彼女から今回の探索にまつわる予言に名前がなく、仮に参加すればガリオンに不幸をもたらすことを知らされたため、探索の旅には参加してはならないと告げられ、彼女が去った後も激昂する。 しかし、「ガリオン一行と遭遇しなければいい」という考えのもと、ガリオンの足取りを追うため、残されたかつての仲間たちや息子のウンラクとともに自身の船《海鳥号》でマロリーへ旅立つ。この一件はアローン諸国で『ならず者たちの集団失踪事件』として王族たち(特にドラスニアの王妃兼摂政のポレン(Pollen))の頭を悩ませることとなる。 長い航海の果て、ついにすべてが終わったガリオン一行を発見、《海鳥号》で救出する。その時、かつて自身がいとこにされた仕打ちを息子にもしていた。というのも、ウンラクが船上でとつぜん熊に変貌したのだ。ウンラクはガリオンの息子ゲランに危機が及んだとき、父と同じ変貌を遂げる運命にあったのだ。彼は息子に『ゲランの守護者』としての役割を教える。 その後、ダラシア保護領のペリヴォー島に立ち寄り、チェレク代表として『ダル・ペリヴォーの講和』の締結に貢献する。そして、仲間たちを《海鳥号》で各地の港で降ろし、いっときの別れを告げる。
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『マロリオン物語』での活躍
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「トス (マロリオン物語)」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
ガリオン(Garion)たちがドラスニアのレオンにある熊神教徒の本拠地を鎮圧した後、彼はシラディスの幻影とともに現れる。その頃、ガリオンは息子ゲラン(Geran)を何者かに誘拐され、行方を知る手がかりを失い、途方に暮れていた。 シラディスはそんなガリオンに真実を教える――【光の子】ベルガリオン(Belgarion、=ガリオン)の愛息にしてリヴァの皇太子ゲランを誘拐したのは【闇の子】ザンドラマス(Zandramas)であること。ザンドラマスはゲランとともに《サルディオン》のもとへ向かっていること。《サルディオン》は『もはや存在しない場所』にあること。そして、『もはや存在しない場所』で《光と闇の最終対決》が行われ、勝敗は『選択』によって決まること。 彼は、シラディスが「探索の旅に関する予言に名が挙がっている人物」のひとり【物いわぬ男】としてガリオン一行に加わることになる。 ※ちなみに、この段階で仲間に加わっている「探索の旅に関する予言に名が挙がっている人物」は、【光の子】にしてリヴァ国王ガリオン 【世界の女王】にしてガリオンの妻セ・ネドラ(Ce'Nedra) 【愛される永遠なる者】にして伝説の魔術師ベルガラス(Belgarath) 【愛される永遠なる者】魔術師ベルガラスの娘の女魔術師ポルガラ(Polgara) 【二つの命を持つ男】にしてポルガラの夫ダーニク(Durnik) 【珠かつぎ】エランド(Errand、=エリオンド) 【案内人】にしてドラスニア屈指の密偵シルク(Silk) の7名である。 最初に仲良くなったのはダーニクで、きっかけはダーニクに釣りが好きかどうか訊かれたことだった。釣りが大好きな彼はダーニクとともに釣りを楽しむ。これ以後、彼らはともにいることが多くなる。 トルネドラの首都トル・ホネスで【女狩人】リセル(Lissele)、ニーサの首都スシス・トールで【男ならぬ男】サディ(Sadi)を仲間に加えたガリオン一行は、クトル・マーゴスに入る。そして、次の目的地であるクトル・マーゴスの軍管区のひとつ・ヴァーカト島を目指す。一行が森に隠れている《死体喰い》に襲われそうになったとき、彼は《死体喰い》の欠点を仲間たちに教える。さらに、森を抜けたところにある海岸にヴァーカト行きの船が一行を待っていることを、ジェスチャーで伝える。 その船で、ガリオン一行はヴァーカト島に向かう。一行を待っていたのは、年齢不詳の白髪の男・ヴァード(Vard)だった。ヴァードの住む村に案内された一行は、そこで休息をとる。しかし、トスはひとり姿を消す。彼はこの村に住むヴァードらダル人とともに村の近くの森に行き、村に住む予言者やパートナー仲間とともにシラディスの次なる指示を受けていたのだ。彼はそのとき、シラディスと涙の再会を果たす(その光景は、彼を探しに来ていたガリオンとシルクに見られてしまう)。一行の宿に戻った彼は、シラディスの命令通り、ベルガラスに『マロリーの福音書』の写本の一部を渡す。 しかし、シラディスから受けていた指示は、それだけではなかった。彼はヴァードらとともに、ガリオン一行をマロリー皇帝カル・ザカーズ(Kal Zakath)のいるクトル・マーゴスのラク・ハッガへ連行せよ、と言われていたのだ。彼は指示通り、一行の隠れ場所をマロリー軍の兵士に教える。このとき、ダーニクは彼の行為に激怒し、彼を『裏切り者』呼ばわりするようになってしまう。 ガリオン一行がラク・ハッガでザカーズに会い、原因不明の体調不良におちいっていたセ・ネドラと、ニーサ製の毒薬で死亡寸前まで追い込まれたザカーズが回復した後、一行はマロリーの首都マル・ゼスに連行される。マロリーへ向かう船の上で、ようやくトスはダーニクと仲直りすることが出来た。ふたりは以前と同じように笑いあい、心行くまで海釣りの旅を楽しんだ。 マル・ゼスで『賓客』として迎えられたガリオン一行は旅を進めるため、疫病騒動に便乗する形で、封鎖されたマル・ゼスから脱出すると、カランダ七王国のひとつ・カタコールにあるアシャバを目指した。ガリオンが倒した邪神トラク(Torak)の神殿でリセルがハラカン(Harakan)を殺害した後、彼はいやいやながらベルガラスの頼みを受け入れる。 カランダ七王国を横断し、メルセネ帝国の首都メルセナ、ザンドラマスの故郷ダーシヴァ、メルセネの公国のひとつガンダハールを経由して、【からっぽの者】ザカーズを仲間に加えたガリオン一行は、ついにダラシア保護領唯一の都市ケルに入る。その間、トスはガリオンやダーニクやシルクとともに戦闘の最前線に立ち、棍棒と怪力でグロリムや敵の兵士たちを倒してきた。 トスは仲間たちがシラディスを探している間に、再び姿を消す。シラディスの指示で、都市の裏手にそびえる巨大な山にある『予言者の場所』に続く山道でガリオンたちを待っていたのだ。鷹に変身したガリオンとポルガラ、途中から旅に同行するようになったベルガラスの『兄弟』で魔術師のベルディン(Beldin)が山道に到着し、ポルガラがある言葉を告げると、彼は道の脇に寄り、シラディスのもとに案内した。そして、シラディスの代わりに『マロリーの福音書』の原本をベルガラスに手渡す。 『もはや存在しない場所』についてわかったところで、ガリオン一行はダラシア保護領の一国・ペリヴォー島へ渡る。そこで【見張り女】ポレドラ(Poledra)を仲間に加え、「探索の旅に関する予言に名が挙がっている人物」が全員揃う。さらに、ザンドラマスが犯し続けている反則のペナルティとして、ベルディンも正式に仲間に加わる。ガリオン一行が『もはや存在しない場所』に到着すると、ザンドラマスがグロリムを率いて一行に襲いかかる。トスはいつもの棍棒ではなく、ダーニクの斧を手にグロリムたちを葬っていく。 そして、一行は『選択』が行われる洞窟に入ったところで現れたザンドラマスの悪魔モージャ(Mordja)と戦う。悪魔のとどめをさそうと、トスはモージャの身体をおさめている竜に立ち向かうが、かつてトラクが持っていた黒い剣クスゥレク・ゴルの一撃を受け、この世を去る。シラディスの予言では、 「《光と闇の最終対決》で誰かひとりが必ず死ぬ」 とあった。その予言で死ぬべき人物は、不幸にもシラディスに仕えてきた彼だったのだ。 耐えがたい哀しみを振り切ったシラディスが『選択』を行い、《光と闇の最終対決》に決着がついた後、彼の亡骸は、神となったエリオンドと4人の魔術師によって丁重に葬られた。彼が永遠に眠る場所には、トラクの時代にあった血と炎と生贄の悲鳴と忌々しい記憶は、もはや存在なかった。美しい大理石の壁や床が空間を覆い、永遠に枯れることのない花が亡骸と大理石の壁を包み込んでいた。
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『マロリオン物語』での活躍
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「ダーニク」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
ポルガラと結婚した彼は、《アルダー谷》にある義母ポレドラの家を修繕して、エランドと3人で暮らすようになる。家の中のことは必ず手作業でやっていたが、戸外に出ると魔術を使うようになる(家畜よけの柵を空から降らせる、柵に突進してきた牛の向きを変える、など)。魔術はもっぱらポルガラに教えてもらっている。 ベルガリオンの危機には夫婦で馳せ参じ、ベルガリオンに積極的に協力する。 また、ケルの女予言者シラディス(Cyradis)の命で、誘拐されたベルガリオン夫妻の子・ゲラン(Geran)王子を探索する旅に夫婦ともども参加することになる。その際、主要戦闘メンバーとしてガリオンやダル人の巨漢トス(Toth)とともに前線に立つ。 トスと最初に仲良くなった彼だが、一度大きないさかいがあった。けれども和解し、最後の最後まで2人は最高の釣り仲間であり、大の親友でもあった。やがて、トスがジェスチャーや表情で言いたいことのすべてを説明しているのではないことも発見する。 マロリーでは、出された料理のあまりの辛さに、めずらしく悪態をつく場面が見られる。 メルセネ帝国の一公国・ダーシヴァから脱出するとき、蒼い炎を放つ巨大なハンマーを何度も振りかざして悪魔を退治する。そのとき、ベルガラスの《師》アルダー自身から銀の護符を貰い受ける。護符に彫刻されている画は、鍛冶屋である彼の特質を現すハンマーである。その後、ベルガラスと魔術師ベルディン(Beldin)から、同じ《師》を持つ新たな『兄弟』(=アルダー直属の弟子)として認められる。シラディスいわく、 「(今回の探索に関わる)予言に登場するすべての者がそれぞれに果たすべき使命を持っている」 とのことだが、ダーニクの場合、ダーシヴァで『アルダーの最後の弟子』として覚醒し、悪魔を地獄に送り返すことが最大の使命であったといえるであろう。 アルダーの弟子として覚醒したあとは、彼の今後に関してベルガラスやベルディンといった『アルダーの直弟子』と妻のポルガラの間で、ちょっとした議論が発生するが、本人はそのことに全く気づいていない模様。ちなみに、物事を哲学的かつ理論的な側面からとらえる性質がベルディンに気に入られ、物事の見方や考え方に関して彼と話し合うことが多くなる。 すべての決着がついた後、ポルガラの妊娠が判明。数ヵ月後、《アルダー谷》で双子の父親になる。
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『マロリオン物語』での活躍
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「タイバ」の記事における「『マロリオン物語』での活躍」の解説
物語そのものに彼女は登場しないが、会話の中で名前が登場する。 プロルグで結婚生活を送っていた彼女は、レルグの息子を出産する。その子はウルゴ人の神ウル(UL)に認められた次期ゴリムだった。彼女との付き合いのなかで少しずつ変わっていったレルグだったが、わが子の誕生を契機に、寛容で家族思いの夫になる。 ゴリム(レルグの子が生まれたのを契機に『老ゴリム』(Old Gorim)と呼ばれるようになる)は彼女のことを「大変良い女性だ」と褒めている。 やがて、以前ともに旅をし、マロリーで一度死亡した鍛冶屋ダーニク(Durnik)の復活の条件を満たすため、家族とともに本来の故郷であるマラゴーへ戻る。マラゴーの遺跡で、マラゴー人の神マラ(Mara)の篤い保護のもと、レルグとともにマラゴー人の民族復興に力を入れる。結果、夫婦の間には双子や三つ子が次々と産まれるようになる。
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