三省堂 大辞林 |
お・りる 2 【下りる/降りる】
(1)人が高い所から低い所に移る。
⇔のぼる
⇔あがる
《下》
「山から(を)―・りる」「二階から―・りる」「階段を―・りる」「エレベーターで―・りる」
(2)上がったり下がったりして働くものが、下がった状態になる。《下》
「遮断機が―・りる」「錠が―・りる」
(3)上から垂れ下がった状態になる。《下》
「幕が―・りる」
(4)乗り物から外に出る。
⇔のる
《降》
「電車から(を)―・りる」「船を―・りる」「名古屋で―・りる」
(5)高い地位・職などを退く。
「大臣の椅子を―・りる」「主役を―・りる」「蔵人―・りたる人/枕草子(四〇能因本)」「帝―・りさせ給ふと見ゆる/大鏡(花山)」
(6)勝負などに加わることを途中でやめる。
「今回は―・りた」
(7)官公庁や上位者から許可・金品などが与えられる。
「保健所の許可が―・りる」「年金が―・りる」
(8)霜・露などが(天から降ったように)現れる。
「霜が―・りる」
(9)体外に出る。《下》
「薬で虫が―・りる」
(10)貴人の前から退出する。
「曹司に―・り給へば/伊勢 65」
〔「おろす」に対する自動詞〕
[慣用] 肩の荷が―
「降りる」の用例一覧
宮本百合子 ありがとうございます (青空文庫)
宮本百合子 ありがとうございます ありがとうございます 宮本百合子 バスの婦人車掌は、後から後からと降りる客に向って、いちいち「ありがとうございます」「ありがとうございます」と云っています。あれ...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3952_12698.html
平林初之輔 頭と足 (青空文庫)
げであの男の方は夕刊に間にあいっこなしだ、なにつりはとっときたまえ」 × × × × 「要するにあの場合、船から一番先きに降りるものは誰かってことに気がついたのは吾ながら感心だて、船員のうちには必ず船客より先へ降りる...
www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/43607_17126.html
宮本百合子 一隅 (青空文庫)
ませんが白岡へ参りましたら一寸教えて下さいませんか」 「私は手前で降りるんですが」 「へえ……」 婆さんは露骨に骨折損をしたという表情をその声に現して、此方へ向きなおった。小さい引つめ束髪に結った彼女の髷は、もう幾日櫛をとおさないか。謂わ...
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