消息とは? わかりやすく解説

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しょう‐そく〔セウ‐〕【消息】

読み方:しょうそく

[名](スル)《「消」は陰気のなくなること。「息」は陽気の生じること》

人や物事の、その時々のありさま動静状況事情。「その後の—を尋ねる」「政界の—に通じている」

状況用件などを手紙などで知らせること。また、その手紙や連絡音信音沙汰。たより。「—を交わす」「漁船が—を絶つ

「彼女は、短くとも殆(ほと)んど毎日—してよこした」〈有島宣言

消えることと生じること。衰えることと盛んになること。盛衰

「—、窮通、皆運有り」〈菅家文草・四〉

他家訪れて来意告げ案内をこうこと。しょうそこ

「月あかき夜、人の来て、—言はせたるに」〈和泉式部続集詞書


しょう‐そこ〔セウ‐〕【消息】

読み方:しょうそこ

しょうそく(消息)2」に同じ。

忘れで—し給へ」〈大和六四

しょうそく(消息)4」に同じ。

開けむとならば、ただ入りねかし。—を言はむに、よかなりとは誰か言はむと」〈・八〉

しょうそく(消息)1」に同じ。

「かの一宿(ひとよ)の主人(あるじ)が荘(いへ)に立ち寄りて、僧が—を尋ね給ふ」〈読・雨月青頭巾


消息

読み方:ショウソコ(shousoko), ショウソク(shousoku)

口や手紙による便り


しょうそく 【消息】

仏教用語ショウソコとも。消長変化を示す語だったが、転じて手紙の意となり、さらに高僧思想表わす書をもいうようになった。例=法然の『一紙小消息』。

消息

作者佐藤正午

収載図書人参倶楽部
出版社集英社
刊行年月1991.4

収載図書人参倶楽部
出版社集英社
刊行年月1997.1
シリーズ名集英社文庫


消息

作者藤沢周平

収載図書藤沢周平全集 第3巻
出版社文芸春秋
刊行年月1992.12

収載図書消え
出版社文芸春秋
刊行年月1994.3
シリーズ名文春文庫

収載図書消え
出版社文芸春秋
刊行年月1995.6


消息

作者井伏鱒二

収載図書井伏鱒二全集 第2巻
出版社筑摩書房
刊行年月1997.2

収載図書井伏鱒二全集 第11巻 侘助引越やつれ
出版社筑摩書房
刊行年月1998.8


消息

作者唯川恵

収載図書LOVE SONGS
出版社幻冬舎
刊行年月1998.1

収載図書LOVE SONGS
出版社幻冬舎
刊行年月1999.4
シリーズ名幻冬舎文庫


消息

作者横山秀夫

収載図書影踏み
出版社祥伝社
刊行年月2007.2
シリーズ名祥伝社文庫


消息

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/05 16:40 UTC 版)

消息(しょうそく、古くは「しょうそこ」とも)

出典・参考文献


消息

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/02 13:52 UTC 版)

大内教幸」の記事における「消息」の解説

通説によると道頓は、文明3年12月26日ユリウス暦1472年2月5日)に逃亡先の豊前国馬ヶ岳城自害したとされる(『大日本史料』)。ところが、陶武護らが文明3年に道頓を豊前国追った事を示す史料はあるものの、馬ヶ岳城自害したとするのは江戸時代編纂された『歴代鎮西要略や一部の軍記物・諸系図だけであり(しかも『歴代鎮西要略』では文明元年1469年)の出来事とするなど年代異なる)、文明3年に道頓が自害したとする歴史的根拠存在していない。 逆に文明3年以降も道頓が健在であった事を示す史料として大内左京大夫入道(=道頓)宛の「文明8年8月19日室町幕府奉行人連署奉書」と大友政親宛の「文明9年3月26日室町幕府奉行人連署奉書」(ともに『大友家文書録』所収)がある。前者東軍側が大内氏当主認定していた道頓自身に対して豊前国での停戦命令したものであり、後者は道頓が周防長門大内政弘領)に攻め込もうしていることに前将軍足利義政遺憾の意示していることを説明し周辺諸勢力がこれに協力しないように命じているものである。つまり、これらの文書は道頓が文明8年1476年段階において健在であったことと、東軍側によって守護とされてきた教幸が足利義政室町幕府から切り捨てられたことを示している。 文明9年11月応仁の乱終息すると、西軍諸将である大内政弘らの守護解任無効となり、幕府分裂解消した足利義政旧東軍勢力にとって道頓の利用価値なくなったその後文明10年1478年9月博多陥落させた大内政弘が、最後まで道頓に従っていたとみられている仁保弘名(盛安の子)を梟首しているが、道頓本人の消息は不明である。

※この「消息」の解説は、「大内教幸」の解説の一部です。
「消息」を含む「大内教幸」の記事については、「大内教幸」の概要を参照ください。

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消息

出典:『Wiktionary』 (2021/09/26 10:46 UTC 版)

名詞

しょうそく歴史的仮名遣い:せうそくせうそこ

  1. 人や物事事情動静また、それを伝えるもの。

語源

「消」は死ぬこと、「」は生きることで、動静意味する

複合語

名詞・サ変動詞

(せうそく、せうそこ)

  1. 案内乞うこと。
  2. 手紙

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