俗語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/13 11:09 UTC 版)
俗語とされる言葉
- 隠語
- ある特定の専門家や仲間しかその意味が分からない言葉や言い回しで、専門用語ではなく公的に用いられないもの。
- 歴史の深い俗語
- かつて隠語だった言葉が広まったもので、比較的広い世代に用いられている。広い意味でのスラング。サボる(怠ける)、なめる(軽く見る)、マジ(本当)、やばい(危ない)など。
- 特に「なめる」は侮蔑的なニュアンスがあり、相手に使う場合は注意が必要である。
- スラング
- 範囲の広い隠語で、同時代・同世代・同地域・同趣味・同民族の間で使われる。KY(空気を読めない)、ググる(グーグルで検索する)など。
- 若者言葉
- 若者に特有(であることが多い)スラング。キレる(堪忍袋の緒が切れる)、ムカつく(腹が立つ)、リア充(現実世界の生活が充実している)など。
- ギャル語
- 1990年代半ば以降渋谷のコギャルを中心に話されている言葉。
- オタク用語
- 2000年代以降秋葉原のオタクを中心に話されている言葉。萌え(強い好意を抱く)、ツンデレ(初めは敵対的だが、何かをきっかけで好意的な状態に変化する)など。
- オタク用語は年々たくさんの言葉が生み出されており、栄枯盛衰が激しい。例えば2017年現在では「萌え」を通り越して信仰心に似た強い好意を抱くという意味で「尊い」が用いられている。
- 「萌え」は2018年改訂の広辞苑第七版に収録され、オタク用語の中では社会に浸透した言葉である。
関連項目
出典
- ^ a b c d e 『日本大百科全書(ニッポニカ)』小学館、1994年1月20日。ISBN 4-09-526101-3。
- ^ a b c d 『ブリタニカ国際大百科事典』ブリタニカ・ジャパン、2016年。ISBN 978-4-924934-40-5。
- ^ a b 鎌田正、米山寅太郎『新漢語林 第二版』大修館書店、2011年2月1日。ISBN 9784469031638。
- ^ a b c 北原 保雄 編『明鏡国語辞典 第二版』大修館書店、2010年11月26日。ISBN 4469021172。
- ^ a b c d 新村 出 編『広辞苑 第七版』岩波書店、2018年1月12日。ISBN 9784000801317。
- ^ 山田忠雄、柴田武、酒井憲二、倉持保男、山田明雄、上野善道、井島正博、笹原宏之 編『新明解国語辞典』三省堂、2012年。ISBN 978-4-385-13107-8。
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