STARS-Ⅱとは? わかりやすく解説

STARS-II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/09 01:04 UTC 版)

STARS-II
公式ページ STARSプロジェクト
国際標識番号 2014-009H
カタログ番号 39579
目的 軌道上の重力傾斜を利用したテザー伸展の技術実証
打上げ機 H-IIAロケット23号機
打上げ日時 2014年2月28日
(JST)
機能停止日 2014年4月26日
通信途絶日 2014年4月26日
運用終了日 2014年4月26日
停波日 2014年4月26日
消滅日時 2014年4月26日15時32分
物理的特長
本体寸法 466x291x291mm(分離機構含む)
親機 160x160x250mm
子機 160x160x150mm
質量 21.5Kg(分離機構含む)
親機 5Kg
子機 4Kg
軌道要素
周回対象 地球
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STARS-II(愛称:GENNAI)は香川大学が製造した超小型衛星2014年2月28日H-IIAロケット23号機によって打ち上げられた。[1]

概要

軌道上の重力傾斜を利用したテザー伸展の技術実証を目的として開発された。

2014年2月28日にH-IIAロケット23号機の相乗り衛星として地球周回軌道に投入された。その後テザー伸展実験を行ったが、テザーの先端に結合している子機の不具合のため十分なデータは得られなかった。不具合の原因として、子機の太陽電池の展開に失敗し電力不足に陥った可能性が挙げられている[1]

STARS-IIは2014年4月26日15時32分(日本時間)に大気圏に突入して消滅した。大気圏突入直前に実測された軌道低下速度は、300mのテザーを伸展した状態の衛星を仮定したシミュレーション検証と一致していた。このため300m分のテザーの伸展に成功していたものと推定されている[1]

関連項目

出典

  1. ^ a b c STARSプロジェクト

外部リンク


STARS-II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/12 07:08 UTC 版)

STARS (人工衛星)」の記事における「STARS-II」の解説

2号機のSTARS-II GENNAI(源内)は、2014年2月28日にGPM主衛星と共にH-IIAロケットにより打ち上げられた。重力傾斜によるテザー張力利用したテザー宇宙ロボット姿勢制御、そして張力制御用いたテザー伸展回収によるテザー宇宙ロボット移動制御を行うのが目的で、テザー(長さ300m)としては被覆の無い電線(ベアテザー)を使用。ベアテザーによる電流発生世界初となる。 STARS-IIは、2014年4月26日15時32分(日本時間)に大気圏再突入した。

※この「STARS-II」の解説は、「STARS (人工衛星)」の解説の一部です。
「STARS-II」を含む「STARS (人工衛星)」の記事については、「STARS (人工衛星)」の概要を参照ください。

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