野球事業とは? わかりやすく解説

野球事業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 19:50 UTC 版)

堤義明」の記事における「野球事業」の解説

1976年当時横浜市市長だった飛鳥田一雄市民球場計画し当時川崎球場本拠地だった大洋ホエールズ市民球場移ってもらう構想があったが、40億円という予算捻出苦慮していた。それを聞いた堤義明は「西武建設工事一任すれば、予算一銭もいりません」と飛鳥田に進言した。通常球場年間指定席1年更改常識だが、堤は一挙に通用期間45年コンクリート耐用年数による)、一席250万円800席で20億円、テレビ会社スポンサー20億円」とした。800席は1ヶ月売り切りスポンサー殺到し逆にセレクト頭を悩ますという始末だった。飛鳥田は横浜市民に税金投入無し立派な野球場プレゼントできた。 1978年クラウンライターライオンズ買収し西武ライオンズオーナーとなる(野球協約複数球団株式所有禁じられているため横浜DeNAベイスターズ前身である大洋球団株式売却飛鳥田一雄横浜市長要請横浜スタジアム建設費用西武グループ融資していた)。 西鉄後期太平洋クラブクラウンライター親会社変わって下位続いていたライオンズだが、西武ライオンズ以降最新鋭かつ充実した設備導入や、当時監督だった根本陸夫堤義明は「全てまかせるからやってくれ」という指示出し実際にチームづくりは監督専権事項とし、フロントに口を出させないなどの改革の成果から徐々に順位上げ1982年昭和57年)に24年振り日本一に輝くと、その後リーグ優勝5連覇日本一3連覇などリーグ優勝16回、日本一10回に輝いたまた、人気面でも子供が好むブルー手塚治虫ジャングル大帝の「レオ」をチームカラーシンボルマーク採用するなど従来イメージ一新レオキャラクター商品人気集め、特に帽子1979年昭和54年)から9年間で500個も発売されるなど、関東の子供の間では読売ジャイアンツ帽子人気二分するほどであったサービスでも、従来野球場前試合ゴミ多く残りトイレ悪臭座席にまで臭うほど汚かったが、義明の指示清掃要員大幅に増員客席既存球場座席45cmから西武球場では50cmと大幅に拡大するなど観客快適性重視、ゆったり清潔に観戦できるようにした。そして、西鉄時代から凋落一途辿っていたライオンズ観客入場者数は、買収前に年間70万人であった西武ライオンズ発足初年度1979年昭和54年)に100万人を突破し以後チーム成績の向上とともにパ・リーグ高入場者数を更新し続け1988年昭和63年)には190万人記録するなど「黄金時代」を築き上げた選手の待遇面でも改善し西武球場隣接地練習施設となる西武第二球場選手新人時代を過ごす「若獅子寮」を建設、寮に入る選手にはアンケート実施し壁紙カーテン絨毯の色など希望通り内装にした。1985年入団した新人清原和博寵愛し球団に対しても『清原マスコミスキャンダルから守れ』と厳命し、ベンチ人間に対して清原都合の悪い采配ぶりなら激怒したとのこと清原スキャンダル週刊誌賑わせるたびに、グループ内部社員怒鳴られた。後に清原数々事件騒動巻き起こし最終的に薬物使用事件まで起こす程までに清原堕落させた要因一つが堤の清原対す過保護な姿勢であったともいわれている。現場のことは球団重役根本陸夫任せ基本的に介入しない主義であったが、リーグ連覇逃した1989年にはシーズン終了報告訪れた当時森祇晶監督対しマスコミ面前で「やりたければどうぞご勝手に。」と言い放ちその後批判展開したため物議かもした内心忸怩たる思いであったという。また1993年平成5年)には、球団買収後待遇改善代わりに本業への専念」を理由禁止していた選手CM出演を「選手一般層への知名度の向上」を理由解禁するなど、方針転換行っている。

※この「野球事業」の解説は、「堤義明」の解説の一部です。
「野球事業」を含む「堤義明」の記事については、「堤義明」の概要を参照ください。

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