コリンズ監督時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 04:25 UTC 版)
「オリックス・バファローズ」の記事における「コリンズ監督時代」の解説
2007年 1月6日に前川勝彦が大阪市内でひき逃げ事故を起こし、さらに無免許だったことが発覚して、業務上過失傷害と道路交通法違反の疑いで逮捕された。これを重く見た球団は、1月18日付で前川を懲戒処分として所属契約を解消、その騒動の最中だった1月17日に大幅な減俸を提示されて契約交渉が決裂した中村紀洋も同様に契約を解消した。このほか、球団の編成も完了している時期の契約解消について、選手会が野球協約上、問題のある交渉ではないかと批判している。低迷期より主戦打者だった谷佳知を鴨志田貴司・長田昌浩とのトレードで巨人に放出した。シーズン開幕前にタフィ・ローズを獲得して臨んだシーズンだったが、選手起用などで混迷は続いた。4月下旬から5月半ばにかけて17試合で1勝16敗と大きく負け越すと優勝争いはおろか、Aクラス争いにすら加わることなく、パ・リーグ他5球団に負け越し、3年ぶりの最下位となった。オフにかつてオリックスに在籍していた前巨人のジェレミー・パウエルの獲得を発表したが、1月29日になって福岡ソフトバンクホークスとの間で二重契約問題が発生し、パウエルはソフトバンクに入団している(詳しくはジェレミー・パウエル#二重契約問題を参照)。 2008年 この年より、協約上での保護地域を大阪府に統合。3月1日にこれまで共同出資を行っており、袖のユニフォームスポンサー契約を結んでいた近畿日本鉄道とのスポンサー契約を更新しないことが発表された(出資も引き揚げ)。これにより、近鉄は1949年の近鉄パールス創設以来かかわって来たプロ野球事業から完全に撤退した。シーズン開幕から4月までに12勝19敗とシーズン序盤は低迷が続き、借金生活に。結局、5月21日にコリンズが辞任を発表した。この辞任を受け、大石大二郎ヘッド兼内野守備走塁コーチが監督代行に就任し、8月2日に監督に昇格した。
※この「コリンズ監督時代」の解説は、「オリックス・バファローズ」の解説の一部です。
「コリンズ監督時代」を含む「オリックス・バファローズ」の記事については、「オリックス・バファローズ」の概要を参照ください。
- コリンズ監督時代のページへのリンク