進化の家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:14 UTC 版)
ジーナス博士とそのクローン以外は、ジーナス博士が作り上げた人類殲滅用の生物兵器。 ジーナス博士 声 - 浪川大輔 「進化の家」の首領。実年齢は70歳を超える人間だが研究の成果によって若返っており、自身のクローンを何十人も従えている。類稀な天才性から周囲の人間と接することに苦痛を感じ、15歳のころより「人類という種全体の人工的進化」という夢を持ち続けているが、それを社会に危険視され学会を追放されたことから人類に失望し「進化の家」を創設した。 また「不死身シリーズ」の研究を行っていたことがあり、ゾンビマンはその研究の唯一の成功例である。 品性以外は全てにおいて最高傑作であった阿修羅カブトをサイタマにあっけなく倒されたことで自身が追い求めてきた研究の敗北を悟り「自分が変わるべきなんだ」と人工進化の研究を断念、「進化の家」は壊滅した。 後に人体再生の研究中に偶然タコの足を無限に作り出すことに成功、アーマードゴリラを販売員としたたこ焼き屋「たこ焼きの家」を開業した。アニメ第11話では、アーマードゴリラと共に「たこ焼きの家」開店準備をしている様子が描かれた。 モスキート娘 声 - 沢城みゆき 災害レベル鬼。蚊の姿をした女性型の怪人。村田版では人型に近いデザインになっている。 無数の蚊の群れを自在に操り(指示が届く範囲は半径約50キロメートル)、標的の血を吸い尽くしてミイラ化させてしまう。 災害レベル鬼と認定されているものの、単体では蚊を操るだけの貧弱な怪人(ジーナス博士曰く「試作品」)に過ぎない。しかし蚊に集めさせた血を大量に吸収してパワーアップすれば単体でも災害レベル鬼相当となる。 Z市を襲いジェノスと交戦。当初は押されていたが血を吸ってパワーアップし、油断していたジェノスを自爆寸前にまで追い込むが、サイタマに平手打ち一発で倒された。 その後は出番がないが、村田版では「翅と蚊の腹部を失って四肢が義肢となったものの生き残り「たこ焼きの家」の看板娘になっている」という裏設定があり、村田のTwitterでイラストが公開されている。 なお、あくまでギャグ描写の範疇ではあるが、手下である蚊が吸血によりサイタマを流血させて実質的なダメージを与えるだけでなく、サイタマの攻撃を何度も躱しイラつかせ、蚊の大量発生のニュースを見た彼を恐怖させたという功績がある。 カマキュリー 声 - 長谷川芳明 災害レベル不明。脳髄がむき出しになった頭部を持つカマキリの怪人。 ジーナス博士の命によりサイタマ捕獲を狙う怪人軍団「旧人類撲滅用精鋭戦力」の先鋒として彼の自宅を襲撃するが、天井を破壊されたことに激怒するサイタマに名乗る前に倒された。 ナメクジャラス 声 - 浜添伸也 災害レベル不明。テレパシーが使えるナメクジの怪人。一人称は「オデ」。 カエル男と共にサイタマによって頭から地面に埋められ、出ようとしたところを獣王に切り刻まれた。 カエル男 声 - 後藤ヒロキ 災害レベル不明。ナメクジャラスとコンビを組んでいたカエルの怪人。 ナメクジャラスと共にサイタマによって頭から地面に埋められ、出ようとしたところを獣王に切り刻まれた。 アーマードゴリラ 声 - 山本祥太 災害レベル鬼。サイボーグ手術を施されたゴリラの怪人。無機質な片言で話すが、実は普通に話せる(本人曰く「格好つけてました」)。自称組織のナンバー3。 旧人類撲滅用精鋭戦力の中で唯一ジェノスと交戦して完敗。当初は自分より格上の獣王の存在を強みにジェノスの尋問に応じなかったが、肝心の獣王がサイタマによって肉片にされたと知るや否や素に戻ってあっさりと降伏し、サイタマに他の怪人が全員一撃で倒されたことをジーナス博士に報告した。 旧人類撲滅用精鋭戦力として作られた怪人の中で唯一生存し、その後はジーナス博士のたこ焼き屋「たこやきの家」を手伝って暮らしている。 村田版では食材の買い出しの最中にマーシャルゴリラと遭遇、ナイフで襲われるが一撃で返り討ちにした。 獣王 声 - 斉藤次郎 災害レベル鬼。「進化の家」ナンバー2の実力を持つ怪人。アーマードゴリラ曰く「(当時の)ジェノスでは敵わない」ほどの実力。ライオンの顔に、筋骨隆々とした人間の肉体を持つ。 爪から衝撃波を飛ばして相手を切り裂く「獅子斬」と、凄まじい速さで獅子斬を連発する「獅子斬流勢群」が必殺技だが、サイタマには全てかわされ、「連続普通のパンチ」で腰から上を粉砕された。 戦闘終了後も死骸は放置されており、単行本3巻のおまけ4コマでは、これを食べたカラスが突然変異を起こす様子が描かれている。 グランドドラゴン 声 - 浜添伸也 災害レベル不明。獣王をサポートするモグラの怪人。自在に地中を掘り進む能力を持つ。 獣王を瞬殺したサイタマに恐れをなし、潜って逃げようとしたが地中に先回りされ、空高く吹っ飛ばされた。 名前はモグラの漢字表記「土竜」を英訳したもの。 阿修羅カブト 声 - 石塚運昇(アニメ)、稲田徹(ゲーム『A HERO NOBODY KNOWS』) 災害レベル竜。カブトムシの怪人。ジーナス博士が造り出した人工進化の最終形態にして「進化の家」最強の戦士。 ジェノスの焼却砲を一息で押し返したり、サイタマの高すぎる戦闘能力をすぐさま察知する(それでも傲慢さもあって本気の自分の方が強いと見誤った)など圧倒的な能力と直感力を持つ。 精神が不安定かつ傲慢で品性に欠けるため、ジーナス博士本人ですらコントロールできず、仕方なく「進化の家」の地下に閉じ込められていたが、サイタマを捕らえる最終手段として解放された。 理性を失う代わりに闘争本能と戦闘力を極限まで増強させる「阿修羅モード」を発動させたものの、阿修羅モードを発動した日がスーパーの特売日だったことに気付いたサイタマに瞬殺された。
※この「進化の家」の解説は、「ワンパンマン」の解説の一部です。
「進化の家」を含む「ワンパンマン」の記事については、「ワンパンマン」の概要を参照ください。
進化の家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:14 UTC 版)
ジーナス博士によって設立された「生命体の進化」を研究・追求する組織。研究段階で数々の非道な実験を繰り返し、それゆえに10年前に離反者(ゾンビマン)を一人出し、そして最終的にサイタマに壊滅させられた。
※この「進化の家」の解説は、「ワンパンマン」の解説の一部です。
「進化の家」を含む「ワンパンマン」の記事については、「ワンパンマン」の概要を参照ください。
- 進化の家のページへのリンク