進化の「ほぼ中立」説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 01:50 UTC 版)
詳細は「分子進化のほぼ中立説」を参照 生物の突然変異は生存に有利か不利のどちらかであり、有利なものが生き残るという自然淘汰説が1960年代半ばまで主流だったが、国立遺伝学研究所の木村資生名誉教授が突然変異のほとんどは有利でも不利でもないとの「中立説」を発表し、1970年代に太田が、わずかに不利な「ほぼ中立」の変異でも、集団の規模が小さければ偶然広がる確率が高まるという説を発表した。この「ほぼ中立説」は1990年代以降、蛋白質や遺伝子の研究が進むにつれ、認められるようになった。
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