農業専用地区制度とは? わかりやすく解説

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農業専用地区制度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/26 14:11 UTC 版)

横浜市の農業」の記事における「農業専用地区制度」の解説

港北ニュータウン開発に伴う宅地農地のゾーニング策として、1969年導入され横浜市独自の制度である。いずれも市街化調整区域内にあり、2015年まで28地区、1,071.0haが指定されている。農業専用地区指定されることにより、圃場整備灌漑施設整備等の農業振興策を受けることができる。生産緑地法に基づき市内で295.4ha、1,686個所2016年平成28年12月5日現在)指定されている生産緑地地区は、これとは別の制度である。 菅田羽沢神奈川区1972年3月31日指定、60.2ha) 横浜駅から北西4キロほどに位置する野菜植木生産が行われ、特にキャベツ市内有数産地である。 西谷保土ケ谷区1972年11月25日指定、25.2ha) 相鉄本線西谷駅近く丘陵地帯にあり、キャベツダイコンジャガイモネギなどが生産されている。 上川井旭区1977年7月7日指定、35.3ha) 上瀬谷通信施設内にあり、イモ類根菜類植木などを生産している。 鴨居東本郷緑区1982年1月13日指定、19.1ha) 1976年より畑の造成が行われた地区で、野菜植木生産を行う。 寺家青葉区1986年3月24日指定、86.1ha) 新農業構造改善事業に基づく、横浜市の「ふるさと村事業一環として整備された。 鴨居原(緑区1986年9月1日指定、17.1ha) 以前山林中心で、起伏大き土地であった1991年より土地改良総合整備事業が行われた。周辺には竹山団地など大消費地がある。 保木青葉区1992年3月3日指定、14.7ha) 横浜市北端位置し露地野菜植木などを中心に作付けしている。 佐江戸宮原都筑区1993年3月15日指定、8.6ha) 谷本川恩田川合流東側台地位置し露地野菜植木果樹中心に生産している。 新羽大熊1969年9月24日指定、23.0ha) 新羽大熊池辺折本東方大熊牛久保の各農業専用地区港北ニュータウン内にあり、開発地域の約10%占める。本地区は東側第三京浜道路接し谷戸入り組んだ丘陵地帯であったが、1970年より土地改良区設立され整備が行われた。主にホウレンソウや、温室水気耕栽培したトマトなどを生産する池辺1969年9月24日指定、60.0ha) 新羽大熊地区と同様、丘陵地帯1973年から農地整備された。葉物野菜水気トマト生産が主である。 折本1969年9月24日指定、43.0ha) 1980年に、地区西部土地改良区による農地整備が行われた。1987年には折本地区有機肥料生産利用組合設立され周辺畜産農家から出る家畜糞や古畳の混合した堆肥使用されている。 東方1969年9月24日指定、60.0ha) 鶴見川支流大熊川上流位置し折本池辺農業専用地区接する。神奈川県道45号丸子中山茅ヶ崎線東西二分され、東側はさらに大熊川南北分かれる露地葉物野菜が主である。 大熊1969年9月24日指定、20.0ha) 大熊川右岸位置し丘陵上の畑での露地野菜や花の栽培が主である。 牛久保1969年9月24日指定、24.0ha) 多摩丘陵南端位置し起伏激しく山林が多い土地である。植木生産が盛んで、露地野菜栽培もおこなっている。 東俣野(戸塚区1972年3月31日指定、65.4ha) 境川挟んで藤沢市接す緩傾斜地に位置しホウレンソウコマツナなどの葉物野菜トマトキュウリ花卉などを生産する氷取沢磯子区1973年3月22日指定、20.9ha) 円海山はじめとする横浜市南部保全緑地一角位置し野菜類中心に生産している。 田谷長尾台栄区1973年10月30日指定、35.1ha) 柏尾川右岸水田と、トマトナス栽培する台地上のからなる隣接する小雀や、鎌倉市関谷からの入作が多いのも特徴である。 野庭港南区1975年12月27日指定、43.4ha) 大規模住宅団地囲まれ立地で、野菜類の他品種栽培直売を行う。1979年から1981年にかけて協同育苗温室農産物直売所整備された。 中田泉区1976年5月13日指定、40.0ha) 泉区中央部位置する畑作のほか、横浜市から委託を受け、都市緑化用の樹木苗木増殖実施している。 並木谷(泉区1976年5月13日指定、35.0ha) 相鉄いずみ野線いずみ野駅南側畑作地帯である。 上瀬谷(瀬谷区1977年7月7日指定、92.0ha) 東側の上川井農業専用地区同様上瀬谷通信施設内に位置しウドトウモロコシサツマイモ中心に栽培している。 舞岡戸塚区1979年9月17日指定、90.9ha) 地下鉄舞岡駅中心とした一帯で、丘陵の畑と谷戸の田、山林などからなる多種露地野菜のほか、稲作と畜産の複合経営見られる舞岡ふるさと村では農産物直売や、収穫体験などができる。 小雀戸塚区1980年4月25日指定、25.7ha) 植木主体とした旧的場土地改良区と、野菜類主体とした旧堤ヶ谷土地改良区合わせた地区である。 平戸戸塚区1986年3月24日指定、8.8ha) 東戸塚駅東側500mほどの旧東海道沿いの丘陵地帯位置するナシブドウウメクリなど果樹主体で、「平戸果樹の里」として観光農業が行われている。農業専用地区指定際し地元農家要望により、市街化区域から市街化調整区域への「逆線引きが行われた。 金沢区1991年3月30日指定、17.4ha) 八景島柴漁港を見下ろす丘陵地帯にあり、JA横浜運営する500区画市民農園シーサイドファーム」が主である。 北八朔(1997年指定、39.8ha) 水田の多い地区である 長津田台緑区2006年8月指定、25.7ha) 町田市との境の近く位置する「原」「草木」と呼ばれていた二つ農地合わせて2006年平成18年)に指定された。イモ類根菜類栽培が主であったが、生活協同組合契約栽培契機トマトホウレンソウなどの多品目生産移っていった。農業専用地区指定により、老朽化した灌漑設備更新を行う。 十日市場緑区2015年1月9日指定、21.6ha) 2015年平成27年)に指定された、最も新し農業専用地区である。

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