農業害虫として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 03:41 UTC 版)
古くから豆類と果樹の害虫として知られている。果樹に関しては加害するのは成虫だけで、越冬後の成虫による被害が特に大きい。ただし、リンゴなどで産卵することもあり、幼虫が成長することもあるが、栄養的には不足である由。豆類としてはダイズ、ササゲなどが攻撃を受けるが、害虫としてはホソヘリカメムシなど他のカメムシの方が重要視されている。なお、ダイズを用いての人工飼育も行われている。 果樹としては、ミカン、ウメ、カキ、ナシ、モモ、サクランボ、ビワ、リンゴなどが挙げられており、これらに対する重要な害虫と見なされている。ミカンでは果実だけでなく、若枝も攻撃することが知られる。ミカンの未熟な果実が攻撃を受けると、その部分の果皮の成長が阻害され、果実がでこぼこになるため、商品価値を下げる。加害がひどい場合には内部が変質して落果したり、摘果せざるを得なくなる。さらに果実が熟してから攻撃を受けると、内部に液を吸い取られた隙間ができてしまい、外見ではわからないが収穫後に腐敗しやすい。 また、実際には加害することはないようだが、実験的には米に斑点米を作らせることが知られている。 この他、キリてんぐ巣病の病原体であるファイトプラズマの主要な運搬者である可能性が示唆されている。 本種の進入を防ぐために輸入物資の検疫を行っている国もある。自動車輸送船中に本種が発見されたため、ニュージーランドが日本からの船の入港を拒否するという事態が複数回発生している
※この「農業害虫として」の解説は、「クサギカメムシ」の解説の一部です。
「農業害虫として」を含む「クサギカメムシ」の記事については、「クサギカメムシ」の概要を参照ください。
農業害虫として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/29 21:56 UTC 版)
ナス科のナス、トマト、トウガラシ、ホオズキなど、ヒルガオ科のアサガオ、サツマイモなどが被害を受ける。幼虫は葉と茎から、成虫は茎から吸汁し、大発生すると茎葉の成長が止まる。被害が多いのは6-9月である。タバコにも成虫は飛来し、根元の茎から吸汁し、また葉に産卵する場合があるが、孵化した幼虫は成長出来ず、実害はない。
※この「農業害虫として」の解説は、「ホオズキカメムシ」の解説の一部です。
「農業害虫として」を含む「ホオズキカメムシ」の記事については、「ホオズキカメムシ」の概要を参照ください。
- 農業害虫としてのページへのリンク