オカダンゴムシとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 生物 > 害虫の種類 > オカダンゴムシの意味・解説 

オカダンゴムシ

節足動物門 甲殻綱 ワラジムシ目Isopoda オカダンゴムシ科Armadilldiiidae
ダンゴムシ類 Armadilldiiidae

オカダンゴムシ

主な種類
オカダンゴムシ Armadillidium vulgare (Latreille) ほか
形態
 体長約14mm、灰色暗灰色で、体は半円筒形で、刺激与えるとダンゴのように丸まるのが特徴胸部7節、腹部5~6節からなり、各節に肢を1対備える。
被害
 オカダンゴムシは植物の野菜食害する農業害虫として知られるまた、春に床下越冬していた個体室内侵入したり、大雨降った後には家の壁に多数がはい上がり室内侵入してくることから不快害虫となる。
生態
 オカダンゴムシは土の含水量20%程度土壌を特に好み通常落ち葉石の下植木鉢の下、花壇などに生息している。腐葉土含まれる腐植物を主な餌とし、これらを堆肥にまで分解してくれるため土壌生物として重要な分解者でもある。ワラジムシより水分少ないものも食べる。迷路歩かせると、右に曲がった次は左に曲がり、次は右にと、左右交互に方向転換する面白習性知られている。
 気温2025で最も良く活動し春秋2回の繁殖ピークがある。 1回4080産卵し、卵は雌の体表面にある育房(抱卵板)の中で孵化数日して離脱する

オカダンゴムシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 20:22 UTC 版)

オカダンゴムシ (Armadillidium vulgare) は、日本では単にダンゴムシとも言い、人家周辺でよく見かける動物である。頭部には2対の触角が見られ、胸部には7対の歩脚があり、腹部は5節からなるが、上から見ればこれらの区別は難しく、灰色のやや長めの小判型の体に見える。背面は丸く盛り上がり、腹面は平らで、刺激を受けると、腹面を内側に丸まり、ほぼ完全な球形になる。これがダンゴムシの名の由来である。この姿は敵に対する防御の姿勢と考えられ、アルマジロやイレコダニなどとの平行進化の例である。特にタマヤスデとはよく似ており、知識がない人には区別できないほどである[1]


  1. ^ タマヤスデの一種”. ishida式のホームページ. 2010年11月23日閲覧。
  2. ^ 『生活害虫の辞典』
  3. ^ ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜 子どもたちのアイドル! ダンゴムシの秘密 2012年10月22日放送
  4. ^ 岩田清二、渡辺宗孝「ダンゴムシにおける交替性転向反応(2) 直進性と転向性」『動物心理学年報』第7巻、日本動物心理学会、1957年、 53-56頁、 ISSN 0003-5130。


「オカダンゴムシ」の続きの解説一覧

「オカダンゴムシ」の例文・使い方・用例・文例

  • オカダンゴムシ科の標準
Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オカダンゴムシ」の関連用語

オカダンゴムシのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オカダンゴムシのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
イカリ消毒イカリ消毒
Copyright 2024 IKARI CORPORATION All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオカダンゴムシ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS