誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:37 UTC 版)
「イグニッション・ブラッド」の記事における「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」の解説
ロドリオ直系の「至高の中の至高」の中でも優れた3人の血族。その正体はロドリオの息子たちであり、全員が闇夜獄(テネブリス)を乗り越えたことで比類なき力を手にしている。「闇を統べる者」を極めたロドリオでも息子3人の闇闘技は再現できないという。 ランドルフ・ストーカー 2巻から登場。ストーカー家の長兄。外面的な部分が最もロドリオに近しい。格好や振る舞いはロドリオに近いが短気で手が早く、不真面目なガルビヤスとは諍いになることが多い。実力はロドリオに次ぎ「父亡き今は我こそが至強」と語っている。 3巻では彼とペスティの母との過去が判明する。クララ・アーヴィングは元々はランドルフに血を提供するべく飼われていただけの存在だったが、ランドルフは血族相手でも恐れず接する胆力と魅力に惹かれ恋心を抱いてしまっていた。ストーカー家の長男という立場と矜持がそれを許せず、やがてクララを放逐。以後は彼女のことを忘れるように不純の血の殲滅に没頭していた。それからしばらくして不純の血ソロイと対峙する。圧倒的な力で追い詰めるが夫を庇うべく現れたクララと再会し、彼女を殺すことはできずアーヴィング一家を見逃すことに。その際に赤ん坊だったペスティとも出会っていた。 最終決戦では自ら出撃しペスティらシルバーエッジと交戦。クリアナの精鋭たちと互角以上に渡り合うも、ペスティがソロイとクララとの「絆血の共振」に目覚めたことで形勢逆転され、ペスティが放った手刀の一撃で首を斬りつけられ致命傷を負ってしまう。ペスティに向けて最期の一撃を放とうとするが、クララの面影を強く残した忘れ形見を殺すことはできず「興が削がれたわ」と言い残し斃れた。クララとランドルフの間にも「絆」はできており、ペスティは「煉獄の業火」を受け止めた際に彼と母の絆を感じ取っていた。 しかしその死体はロッドによって利用される形になり、操り人形となって再びシルバーエッジに襲い掛かる。最期は紅蛇の策でロッドが大ダメージを受け、死体が操れなくなったところをクルススクによって心臓を破壊され、ランドルフは今度こそ斃れた。煉獄の焔(プルガトリオ) 闇の焔「獄炎」を生み出す闇闘技。数ある闇闘技の中でも随一の攻撃力を誇っており、破壊力という一点ならばロドリオを超えるという。また力を溜めることで周囲に爆発を起こすことも可能。 煉獄の業火(インケンディウム) 両手から業火の大津波を放つ大技。しかし亡き両親との「絆血の共振」に目覚めたペスティの無窮の闇によって破られる。 ロッド・ストーカー 2巻から登場。青白い髪をした青年で白いカソックをまとい、部下にも同じ格好をさせている。性格は一言で言えば「品性の無いユラギ」。作者は後書きで「ユラギと親戚みたいな性格の下衆」と触れている。ランドルフのことは「ランドルフ兄さん」、ガルビヤスのことは「ガルビヤス君」と呼ぶ。 自分では決して戦わず、死体を盾にし、勝つためにはどんな下劣な手でも用いる冷血漢。他者を踏みにじり殺すことに快感を覚える快楽殺人者でもある。 3巻の戦いではランドルフが倒れた直後に一行の前に現れ、兄の死体を操り「最強の手駒」を獲得した喜びに打ち震え、闇闘技によって血族の死体まで操り一気に戦況を有利にする。前述のように決して戦わず逃げに徹し、BIが切れるまで持久戦に持ち込むという戦法で紅蛇を殺害。その後、執心していたクラリタの血を堪能するもクルススクの襲撃により再度撤退。クインが人工太陽の起動に成功したことで闇闘技が破られたため、一度紅蛇にオーラを注入しようとするが、そこへ紅蛇の死体を操ったクラリタにより刀で刺し抜かれ大ダメージを追う。更にはペスティによって太陽光を遮る闇を奪われたことで炎上。トドメにクラリタの銃弾によって心臓を打ち抜かれるという三重苦を味わい死亡した。死霊の軍勢(エヴォカートル) 人間・血族問わず死体を操る闇闘技。闇のオーラ、もしくは闇の霧によって死体を操る。範囲はかなり広く地底都市中の死体を操って見せた。また死体の目を通してその場の景色を見ることも可能。弱点は太陽光であり、時間を掛けてオーラを注ぎ込んだ死体ならしばらく操れるが、ただ闇の霧をまとわせただけでは操作不能となる。ランドルフからは「生理的に受け付けない(おぞましい)」と言われている。 ガルビヤス・ストーカー 2巻から登場。最後に戦う「誉れ高き血統」であり本作の最終ボス。本質的な部分では最もロドリオに近しい。服装は人間と変わらない格好のためランドルフには忌み嫌われており、会議中でも堂々と居眠りをしたりと兄弟仲はあまり良くない。振る舞いは不真面目だが仲間思いの熱血漢でもあり、父ロドリオ、妹ローラ、そして親友ランスの死に胸を痛めていた。特にロドリオは目標でもあり97回も戦いを挑んでは敗北を繰り返していた(ロドリオ自身も結構な痛手を負っており圧倒というわけではなかった)。 3巻では気が乗らないという理由で血戦には参加せずにいたが、ランドルフが斃されたことを知り自身も参戦を決意。十影を呼び出して「決闘(タイマン)」を行う。接近戦ならばロドリオ以上の力と動きを見せ、「絆血の共振」の十影とほとんど互角に渡り合う。そして切り札である「闇を統べる者」と「千夜を征く大隊」を用いて決着をつけることに。ガルビヤスの攻撃速度のほうがわずかに十影を上回っていたが、最後の最後にペスティの後押しが加わった「煌月」の前に敗れ去る。死の寸前、戦意を失った血族は見逃してほしいと頼み、快諾されたのを聞いて眠るように息を引き取った。純黒の狼王(ルプスアニマ) 闇のオーラで両手から獣の爪を4本生やし武装する闇闘技。近接戦闘に特化されている。 闇を統べる者(クリアティオ) 対ロドリオ用に密かに習得していた闇闘技。実はストーカー家の当主の闇闘技は「闇を統べる者」でなければならないという古いしきたりがある。その真髄は闇を生み出し、自身の闇闘技の力を限界以上に高めることにある。使い手が不器用なためロドリオのようにどれでも再現できるわけではなく、後述の親友の闇闘技しかできない。 千夜を征く大隊(ミリアアルマ) 十影との戦いで使用した親友ランスの闇闘技。騎士槍を生み出し、十影への決着に用いるが「煌月」の前に敗れ去った。
※この「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」の解説は、「イグニッション・ブラッド」の解説の一部です。
「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」を含む「イグニッション・ブラッド」の記事については、「イグニッション・ブラッド」の概要を参照ください。
誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:37 UTC 版)
「イグニッション・ブラッド」の記事における「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」の解説
至高の血族の巨大派閥ストーカー家の当主ロドリオの3人の息子を指す。闇夜獄を乗り越えたことで比類なき戦闘能力を手にしている。また長男のランドルフはロドリオに次ぐ実力(攻撃力)の持ち主であるという。
※この「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」の解説は、「イグニッション・ブラッド」の解説の一部です。
「誉れ高き血統(ルーラーズ・ストーカー)」を含む「イグニッション・ブラッド」の記事については、「イグニッション・ブラッド」の概要を参照ください。
- 誉れ高き血統のページへのリンク