用語・地名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/07 01:47 UTC 版)
翼(つばさ) この時代に伝わる伝説。 「幾千もの光を放ちながら、とある町の大地から現れ、町の人々の願いを全てかなえて消えた。それは今も大地のどこかに眠っており、手に入れればどんな願いもかなう。」 とされる。軍事国家であるニールスは、国家の強大化の手段として『翼』を探している。 『翼』の正体は、かつて日本で研究・開発された、特殊な周波数の音波によって人々を洗脳する機能を持つ人工脳である。 その成功例2体が21世紀に勃発した大戦を終結させるために、あらゆる言語を統合し、世界を「日本」として統一した(2体の詳細は六呂・花陽の各項を参照)。 翼教(つばさきょう) 上述の『翼』についての伝説を信じ、『翼』による世界の再生を願う宗教。様々な宗派が存在する。 エフ ニールス軍のマザーコンピュータ。正体は六呂で、20年ほど前に発見されてから、解剖や改造が施されたこともあり、本来の『翼』としての能力もほとんど使えない状態だった。 擂文・シラギが17歳当時(寿と出逢ってすぐの頃)にセキュリティシステムを設計した。インターフェイスのビジュアルは、寿そっくりの妖精。正解のパスワードを入力してもブロックがコンピュータウイルスへ変化し、侵入者を30秒以内に逆探知して「エフ」に報告、しかも侵入者のパソコンのプログラムを全て破壊するという、外部からの侵入が不可能とされるブロック機能を持つ。 ブルー・ローズ ニールス軍における用語でレジスタンスを意味する。 狄(てき) ヤン・蛟をリーダーとする、海辺の町で活動するレジスタンス。人数は50人くらいと、レジスタンスとしての規模は小さめ。部下の1人でヤンの副官ともいえる青年はグレンという。 ヤンの寿たちに対するある恩義から、度々行動を共にする。 人型(ひとがた) かつて日本で作られた大量殺人用のロボット。戦争終結後も一部が廃棄されずに残っており、六呂や花陽・山本らに引き取られ、家族として暮らしていた。 怪力、超能力に似た特殊能力を使ったり、内蔵した爆弾を射出し攻撃するなどの能力を備えた型が登場するが、外見、知能、所作などは人間そのものの描写がなされている。 作中に登場した人型は全て10歳前後の子供の姿をしており、仲間達と共に主人が残した贈り物を護り続けてきたが、長期間稼動するタイプではなかったため、次々とバッテリーが切れて機能停止するか、ヒルトら軍の介入が原因で壊されてしまう。それらは寿らによって集められ、彼らが護っていた樹の下に埋められた。 ニールス この物語の主な舞台である軍事国家。現在の世界地図に当てはめると中国以南のほとんどが領土に当たる。首都である第1都市はザルツと言い、軍の本部がおかれている。なお、軍人はその忠誠を示すため入隊と同時に左胸に刺青を施す。 公にはされていないが、内乱中の隣国・ハンヒニへの銃器密輸などを軍が率先して行い、利益を上げている。 ルアン ニールス北部にある、ニールスとハンヒニの国境付近の第13番地区。現在の世界地図に当てはめると朝鮮半島の根元付近に当たる。 ハンヒニ ニールスの北側にある、内乱中の共和制国家。現在の世界地図に当てはめるとロシア連邦から北欧あたりが領土に当たる。 ドゥヴニ 大洋を挟んでハンヒニの隣にある大国。現在の世界地図に当てはめると、少なくとも北アメリカ大陸が領土に当たる。 日本 「日本国」とも呼ばれる。21世紀の大戦時に国土ごと滅び、その資料は希少となっている。この物語のカギである『翼』に関わる土地でもある。
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