用語・戦略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 01:40 UTC 版)
ローラー 最初の3ターンで「123」「456」「789」というように全ての数字を確認すること。例えば左記の3つがそれぞれ「1EAT-0BITE」「0EAT-1BITE」「0EAT-0BITE」の場合、「123」「456」にそれぞれ1つ数字が入っている上、コールしなかった「0」が番号に入っていることが確定する。使用・未使用の数字の特定がわかりやすい反面、実際の絞り込みは3EATを狙ったコールより進まないケースが多く、効果的となる場面は限定的である。 スピードコール 「コール後はアイテムの使用を宣言することができない」を利用し、相手がシャッフルする前に即番号をコールすること。2EATなどのピンチに陥っている状態ではSHUFFLEで撹乱するのがセオリーだが、この戦法ならば運が良ければ3EAT、できなくてもシャッフル前に1コールを得することができる。とはいえ、あくまでも姑息な手段であるため非常に警戒されやすく、次のターンに即SHUFFLEされてしまう可能性が高い。プレイヤー間では「ケンカ殺法」とも呼ばれている。なお、コールとアイテムの使用が同時の場合、アイテムの使用が優先される。 第4回からは防御側に10秒間の猶予が与えられたため、この戦法は封じられた。 匍匐前進戦法 実際は相手の数字を読んでいながらも、相手の番号を当てやすい「0EAT-0BITE」や「1EAT-0BITE」になるようなコールを狙わず、わざと相手の数字を当てにくい「0EAT-1BITE」や「0EAT-2BITE」になるようなコールをする戦術。相手側に「まだ番号を知られていない」と思わせて油断させ、いきなり的を射たコールを行って相手の動揺を誘う。高度な読みが必要ではあるが、油断させることで心理的に防御アイテムを使わせずに勝負を決めるなど、使い方次第では強豪プレイヤーをも追い詰めることが可能。 ブラフ 実際は相手の数字を読んでいながらも、予想が不十分で苦戦しているフリをする戦法。匍匐前進戦法と併用するとさらに相手の油断を誘うことができる。第9回では、中田はvsマリエ戦で3択の状況まで追い込んだが、何故かここで1択と勘違いし、次ターンで出すつもりの実際には3EATではない番号をマリエに語ったが、マリエはそのまま次で当てられるという苦戦の振りをした。 トークによる揺さ振り 考慮時間中に相手のプライベートトークを話し、集中力を削いだり精神的な揺さ振りをかける。また、相手の防御アイテムを使うチャンスを奪うこともできる。第2回では対戦者が眞鍋の付き合った人数に関するトークを行い動揺を誘った。 第4回では土田が中田に対し、収録前の仕事で会った藤森慎吾から聞いた、当時交際中(現在は妻)だった福田萌に関する爆弾ネタを披露したことで、中田が動揺し、土田の勝利につながった。 DOUBLE&SHUFFLEの連携 DOUBLE使用時に開示した番号はSHUFFLEすると再び隠され、どの位置に入っているかが分からなくなる。これを利用し、攻めに失敗しても防御しつつ相手の攻撃をかわすことができる。ただし、序盤での使用は、一桁を相手に開示するリスクのほうが甚大であり、第4回大会の決勝戦では、上地が1ターン目にDOUBLEを使い、中田の残り候補数を5040通り→504通りと10分の1にまで減らし、一気にアドバンテージを自ら失ってしまった。 初手HIGH&LOW 現行のルールでHIGH&LOWを1ターン目で使用する戦術。これによりノーヒントの1ターン目から大きく候補数を減らせる(3桁の場合、初手では720候補あるが、100候補か60候補に減る)。性能の強力さゆえに成り立ちやすい戦術であるが、相手が直後にSHUFFLEを使用すると、HIGHとLOWの並びがわからなくなり効果が減る欠点がある。この戦法で特に目覚ましい活躍を見せる皆藤はこれと持ち前の勘によって第6回で2ターン目の3EAT、第7回では初の1ターン目3EATを達成している。 誕生日・名前に関連した数字 「人間は誕生日や名前にちなんだ数字を使いやすい」ことから、対戦相手にちなんだ数字をコールする戦術。実際に自らや親しい人の誕生日や名前にちなんだ番号を設定するプレイヤーもおり、それを予習やトークで引き出してから攻めるプレイヤーも多い。第1回の予選第2戦目において、眞鍋かをりは3度目のコールを前に対戦相手の田中卓志に生年月日を訊き、そこから予想を組み立てて田中のナンバーを当てた。 第3回の中野は「573(逆から読むとみなこ)」を設定した。 第4回のプレーオフではヌメロン王は「16(日村の『ひむ』)」「87(バナナマンの『バナナ』)」を設定した。しかし、Aグループに対して出題した「16」は上地が1ターン目(前の人と合わせ2コール目)で当ててしまった。そのため、ヌメロン王という「プレイヤー以外の出演者」の癖もこの戦術では重要となる。なお、以後のプレーオフでもヌメロン王は自らのプライベートナンバーを設定しているが、「自分の母の誕生日」「自分の今年の目標体重」など外部の人間が知りえない情報から導き出された番号を設定している。 第9回では上地が劇団ひとりの妻である大沢あかねの誕生日である8月16日から「816」とコール。次戦の土田対劇団ひとり戦では土田が「816」を設定ナンバーにし、HIGH&LOWの結果を元に1ターン目を「861」とコール。その後、土田に次のターンで当てられるところまで追い込まれた劇団ひとりが1ターン目のコールを不審に思い、土田の性格も考え設定ナンバーが「816」ではないかと推理しコール。大逆転勝利を成し遂げた。 データヌメロン 元高校野球部キャッチャーの上地がこれまでの戦績や傾向をノートにまとめ、それを元に戦うオリジナル戦術。中田が使うローラーなどを取り入れながら前述のDOUBLE&SHUFFLEや、相手に関連した数字を読むなど、セオリーから外れるトリッキーなスタイルとなっている。 0EAT-1BITE ヌメロンでは「物事が進まないことのたとえ」として使用。考案者は第1回の田中。「0EAT-0BITE」ではコールした番号に使われている数字を使用していないことがわかり、「1EAT-0BITE」では次のターンで数字を入れ替えるなどして絞り込むことができるが、「0EAT-1BITE」では絞り込むことができず、さらに数字を確定させようとして他の番号に入れてコールすると余計混乱してしまうという悪循環を生み出してしまう。そのため「0EAT-1BITE」が出てしまうと渋い表情になるプレイヤーも多いが、これを逆手に取った「匍匐前進戦法」(前述)で絞り込んだプレイヤーも存在する。実際はアイテムの使用等により、0EAT-1BITEが最悪の出目でない場合もある。第7回大会では田中が中田敦彦に対し初手でHIGH&LOWを使用したうえで「0-1は物事が進まないことの例え」とブラフを発揮し、実際には大きく手を進めることができて中田に勝利した。 ONE CALL 第1ターンで3EATを達成すること。1ターン目で3EATをする確率は1⁄720(決勝戦の4桁では1⁄5040)と非常に低いが、理論上決して不可能ではなく、少なくともアイテムの使用や勘次第では近いレベルまで当てることができる。出演者からは「ホールインワン」とも呼ばれている。 ONE CALLを叩き出したプレイヤーには設楽の発言から「ヌメロン」にちなんで「メロン」が贈呈される。これは達成者に実際に贈られており、達成した皆藤がグランドチャンピオンシップでメロンを頂いたことや、眞鍋がTwitterで千疋屋のメロンを頂いたことを報告している。皆藤愛子(第7回予選B、対児嶋一哉戦):1ターン目、HIGH&LOWで候補数720→100。コールして3EAT。初の1ターン3EAT達成。コールナンバー359。 眞鍋かをり(第9回予選A、対マリエ戦):1ターン目、アイテム未使用で相手のマリエが最初の試合で敗れて4がロストしていた。候補数504。コールして3EAT。コールナンバー578。 「Numer0nⅡ」でもこのルールは引き継き導入され、ONE CALL達成時には「王様・小沢の自腹でメロン贈呈」となっている。 中田スラッシュ事件 「SLASHアイテムの効果を正確に把握できず、その後の推理が迷走する」こと。レギュラー放送第1回にて中田が発言。スギちゃんとの対戦で「SLASH」を使用した中田が、スラッシュの効果についての誤解や読み違いから迷走、その結果攻撃アイテムの無駄撃ちに繋がり、試合には勝利したものの自らの試合を振り返って言った。 その後もグランドチャンピオン大会での田中、第9回での中田(ともに対マリエ戦)もスラッシュを使用しての迷走を起こしてしまった。モニタリングルームではスラッシュによる読み違いの予兆が起きようとするとこの事件を引き合いに出すことが多い。
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