裁判員裁判における主な特筆事件とは? わかりやすく解説

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裁判員裁判における主な特筆事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:24 UTC 版)

裁判員制度」の記事における「裁判員裁判における主な特筆事件」の解説

初の裁判員裁判事件 - 足立区女性整体師刺殺事件2009年8月3日東京地方裁判所初公判 初の性犯罪事件 - 十和田市2女性強盗強姦事件2009年9月2日青森地方裁判所初公判 初の複数人殺害事件 - 米子市会計事務所社長殺害事件2010年2月23日鳥取地方裁判所初公判起訴事実強盗殺人罪であり、被害者2人であることから、検察官裁判員裁判初め死刑求刑する可能性もあるとみられていた。しかし、検察官被告人仕事被害者追い詰められていたことなどを考慮し死刑ではなく無期懲役求刑した。 初の一部無罪確定事件 - 東京都内少年連続ひったくり事件2010年6月9日東京地方裁判所立川支部判決 初の心神喪失争点になった事件 - 杉並区自宅放火事件2010年3月11日東京地裁判決 初の求刑超え事件 - さいたま市強制わいせつ事件2010年5月19日さいたま地方裁判所判決 初の第一審判決破棄事件 - 静岡県窃盗強姦事件2010年5月26日東京高等裁判所控訴審判決 初の死刑求刑事件 - 新橋ストーカー殺人事件別名「耳かき店員殺害事件」、2010年10月19日東京地裁初公判2010年11月1日判決判決無期懲役双方とも控訴せず確定。 初の同一被告起こした事件対す三区分分けて審理 - 東京都中野区暴力団組員殺害事件仙台風俗店経営者強盗殺人事件亘理町自衛官殺害事件2010年10月1日 - 11月19日仙台地方裁判所判決) 初の死刑判決事件 - 横浜港バラバラ殺人事件2010年11月1日横浜地方裁判所初公判2010年11月16日判決2011年6月16日被告東京高裁への控訴取り下げ死刑確定したため、裁判員裁判初の死刑判決確定事件でもある。 初の被告人未成年少年犯罪)の死刑求刑判決事件 - 石巻3人殺傷事件2010年11月25日仙台地方裁判所判決2016年判決確定したため、初の犯行当時少年対す死刑確定事件少年死刑囚)でもある。また、この死刑囚平成生まれ初の死刑囚でもある。 初の検察死刑求刑した事件での無罪判決 - 鹿児島高齢夫婦殺害事件2010年12月10日鹿児島地方裁判所判決審理40日かかり当時裁判員裁判としては最長検察控訴中の2012年3月10日被告人死亡し公訴棄却となった。 初の全面無罪確定事件 - 中国国際郵便覚醒剤密輸事件2011年1月24日東京地方裁判所判決 初の裁判官単独審理事件 - 津川組相談役射殺事件2011年1月26日福岡地方裁判所小倉支部初公判2011年2月7日判決 異例事実誤認理由とした2審での減軽判決 - 東伊豆町ホテル暴行死事件2010年11月静岡地方裁判所判決2011年3月10日東京高裁控訴審判決 初の全面無罪判決さらにそれに対す検察控訴2審において1審での無罪判決破棄して有罪判決(初)上告審2審判決破棄し逆転無罪判決(初) - 成田チョコレート缶覚醒剤持ち込み事件2010年8月第一審判決千葉地方裁判所)、2011年3月30日控訴審判決東京高裁)、2012年2月13日破棄自判最高裁判所) 初の家裁送致事件 - 東京中国人少年強盗事件2011年6月30日東京地裁判決 初の一審判決差し戻し確定 - 仙台風俗店経営者強盗殺人事件2012年3月5日最高裁) 初の一審判決差し戻し - 葛飾区窃盗放火事件上告審差し戻し命じた控訴審判決破棄および控訴審差し戻し)、2012年9月7日最高裁) 初の殺人起訴され事件での無罪確定事件 - 浜松同居男殺害事件2011年2月2日静岡地裁浜松支部判決 初の量刑不服としての検察控訴事件 - 麻布住吉会幹部射殺事件2011年3月2日控訴審判決東京高裁) 初の殺人による被害者1人事件殺害前科がない被告対す死刑判決 - 松戸女子大生殺害放火事件2011年6月千葉地裁判決死刑判決は8例目。のちに東京高裁判決破棄され最高裁無期懲役判決確定。 初の一審判決破棄して二審での一部無罪判決 - NTT西日本社員強制わいせつ致傷事件2011年8月31日控訴審判決大阪高裁東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響による、異例DVDでの審理少年殺人罪問われ事件での初の無罪判決 - 東京都中野区暴力団組員殺害事件2011年9月1日仙台地裁判決 初の一審有罪判決破棄して控訴審での逆転全面無罪判決 - 竹田母親殺害事件2011年10月18日控訴審判決福岡高裁最高裁裁判員制度合憲判断した事件 - 覚醒剤密輸事件2011年11月16日判決 初の一審無罪判決支持 - ドバイ覚醒剤密輸事件2011年12月9日判決新潟地裁) 初の付審判制度による裁判 - 奈良県大和郡山市警察官発砲致死事件2012年1月23日奈良地方裁判所初公判2012年2月28日判決 初の検察審査会議決経て起訴され事件 - 阿賀野強盗致死事件2010年9月13日起訴2012年3月16日第一審無罪判決 初の女性被告人対す死刑判決 - 首都圏連続不審死事件2012年4月13日さいたま地裁判決判決2017年4月14日最高裁被告人上告棄却により確定裁判員裁判では初(戦後15人目)の女性死刑囚となった。 初の海賊対処法違反事件 - ソマリア沖商船三井タンカー襲撃事件2013年1月15日東京地裁判決 裁判員国家賠償制度見直し求め訴訟起し初めての事件 - 2012年平成24年7月26日福島県会津美里町起きた夫婦強盗殺人事件裁判員#元裁判員裁判員裁判について起し訴訟2013年5月7日福島地裁郡山支部提訴)なお、この事件の裁判自体最高裁まで争われ2016年3月8日付で被告人死刑確定している。同時に東北地方では初の裁判員裁判による死刑判決・死刑確定事件でもある。 初のストーカー殺人事件対す死刑判決 - 長崎ストーカー殺人事件2013年6月24日長崎地方裁判所判決ストーカー殺人事件対す死刑求刑前述新橋事件があるがこれは無期懲役判決確定)であるため、ストーカー殺人事件対す死刑判決桶川ストーカー殺人事件以降では初となる。なお、判決最高裁確定している。 初の最高裁での裁判員裁判死刑判決確定 - 長野市一家3人殺害事件のM、2014年9月2日最高裁判決共犯者3人が起訴されそれぞれ死刑無期懲役後述のように死刑とした一審破棄懲役18年確定 初の最高裁での裁判員裁判死刑判決完全支持 - 宮崎家族3人殺害事件2014年10月16日最高裁判決長野市一家3人殺害事件では共犯一人死刑判決東京高裁村瀬均らが破棄しているため、裁判員裁判死刑判決完全支持はこれが初となる。 裁判員裁判最長の140日間裁判員在任期間 - 尼崎事件主犯女Xの義妹養子内縁の夫裁判神戸地方裁判所初公判2015年5月13日判決公判2015年9月16日裁判員制度開始前審理開始した事件無期懲役が確定した後に別事件で逮捕され死刑判決言い渡された例 - 碧南市パチンコ店長夫婦殺害事件主犯2015年10月29日名古屋地方裁判所初公判2015年12月15日判決服役中無期懲役囚が別の事件死刑判決を受けるのは異例共犯2人無期懲役言い渡されている。 裁判員裁判死刑求刑対す無期懲役判決検察側が不服として控訴した初のケース - 福岡県豊前市小5女児強姦殺人事件2016年10月2日福岡地方裁判所判決2017年6月8日福岡高裁控訴棄却検察側は上告せず(被告人側は上告その後棄却決定)、無期懲役が確定。 初の殺害被害者数6人以上大量殺人事件審理熊谷連続殺人事件2016年5月20日さいたま地方裁判所起訴2018年3月9日死刑判決2019年12月5日東京高裁一審死刑判決破棄し心神耗弱認定して無期懲役判決その後検察官上告せず、被告人上告する棄却され無期懲役が確定相模原障害者施設殺傷事件2017年2月24日横浜地裁起訴2020年3月16日死刑判決(控訴取り下げにより確定) 既に別事件で死刑確定した死刑囚起訴され被告人として審理される初のケースオレンジ共済組合社長神奈川埼玉不動産業者連続殺人事件 - 死刑囚YO日医大事件前橋スナック乱射事件死刑確定している)

※この「裁判員裁判における主な特筆事件」の解説は、「裁判員制度」の解説の一部です。
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