阿賀野とは? わかりやすく解説

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あがの【阿賀野】

読み方:あがの

新潟県中北部にある市。五頭(ごず)連峰から広がる扇状地稲作が盛ん。平成16年2004安田町京ヶ瀬村水原(すいばら)町、笹神(ささかみ)合併して成立人口4.62010)。


【阿賀野】(あがの)

旧日本海軍1940年代就役させた軽巡洋艦
姉妹艦に「能代(のしろ)」「矢矧(やはぎ)」「酒匂(さかわ)」の3隻がある。

本艦当初大正時代建造された(通称5500トン級」と呼ばれる旧式軽巡洋艦老朽代替として開発された。
これら旧式軽巡洋艦は、八八艦隊計画伴って建造されたため、短期間に14隻と多数就役して所要数が満たされていたこともあって、日本海軍その後十数年間軽巡洋艦戦力整備積極的に行わなかった。

とはいえこの間何もしなかったわけではなく、「夕張」、「最上」級(6隻)といった艦の建造行われていた。
しかし、「夕張」は艦体小型化テストベッド的な性格が強い、事実上大型駆逐艦」というべき艦であった
一方の「最上」型は、ロンドン海軍軍縮条約決められ重巡洋艦保有制限対処すべく、重巡洋艦と同じ船体に15.5サンチ砲を載せて軽巡洋艦」の体裁したものであった

日本海軍における軽巡洋艦の二大任であった水雷戦隊旗艦」「潜水戦隊旗艦」は、5500トン級各艦が随時交代しつつ務めていたが、1930年代後半になってこれらの艦の老朽化陳腐化進んだため、海軍はその代替として、これら二つミッションいずれかにカスタマイズされた艦を発注することにした。
このうち前者の「水雷戦隊旗艦」用として開発されたのが本艦である。


本艦設計当たっては、「水雷戦隊旗艦」に求められた「戦隊属す十数隻の駆逐艦率い先陣切って敵の主力艦隊に突入、自らも敵艦魚雷叩き込む」という任務への対応が最優先された。
そのため、魚雷兵装は4連装発射管2基を艦の中心線上に置き、一度に片舷8本の酸素魚雷撃てるようにした。
また、水雷戦隊主任であった夜間肉薄雷撃」に対応すべく、「夕張」の建造得られ経験生かして艦体もコンパクト化図られていた。

しかし、その反面主砲は、軽巡共通の15.5サンチではなく15.2サンチ砲とされ、高角砲連装2基のみとされるなど、1940年代大型水上戦闘艦艇としては大幅に能力バランスの悪い艦になってしまった。


本艦型は、日米開戦翌年となる1942年より相次いで就役したが、航空主兵主義という戦術思想支配した太平洋戦場では、いずれの艦も、期待され能力発揮する機会恵まれず生涯終えていった。

スペックデータ

同型艦

艦名造船所起工進水就役除籍備考
阿賀野佐世保工廠1940.6.181941.10.221942.10.311944.3.311944.2.17戦没
能代横須賀工廠1941.9.41942.7.191943.6.301944.12.201944.10.26戦没
矢矧佐世保工廠1941.11.111942.10.251943.12.291945.6.201945.4.7戦没
酒匂佐世保工廠1942.11.211944.4.91944.11.301945.10.51946.7.2沈没

阿賀野

読み方:アガノagano

所在 新潟県新潟市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

阿賀野

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 09:01 UTC 版)

阿賀野(あがの)

地名など

その他

関連項目


阿賀野(あがの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 08:32 UTC 版)

沢海 (新潟市)」の記事における「阿賀野(あがの)」の解説

沢海から分立し町字

※この「阿賀野(あがの)」の解説は、「沢海 (新潟市)」の解説の一部です。
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