藤原とうふ店
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:03 UTC 版)
伊香保温泉の近くにある豆腐屋。秋名湖畔のホテルで朝食に出される豆腐を納品するため、毎朝4時頃に配達に出ている。 所在地…群馬県渋川市 藤原 拓海(ふじわら たくみ) 声 - 三木眞一郎 / 宮野真守(新劇場版)搭乗車種…AE86 スプリンタートレノ GT-APEX 3door(1983年式 前期型) ボディカラー…ハイテックツートン(ホワイト/ブラック)(作中ではパンダトレノと呼ばれている) 主な外装パーツ…CIBIE製フォグランプ(新劇場版でPIAA製)、RSワタナベ製ホイール、FUJITSUBO製マフラー、純正ドアバイザー(プロジェクトDの遠征の途中で取り外される)、フロントリップ(メーカー不明、First stage、Second stage、Third stage、新劇場版のみ) →プロジェクトD加入後、舘智幸戦からカーボンボンネット(メーカー不明)、チーム246戦からアクリルウインドウ付きリアゲート(メーカー不明) 主な内装パーツ…イタルボランテ製アドミラル、前期型GT-APEX2ドア用アナログメーター →秋山渉戦以降はTRD製グループA AE101用レースエンジン搭載により12000回転スケールのsmith製タコメーター、油圧計、水温計、バケットシート →プロジェクトD加入後は永井電子機器製ウルトラステッピングタコメーター、 ウルトラ製デジタルスピードメーター、大森製油温計、油圧計、水温計、燃料計を使用したワンオフメーターパネル、ロールバー、momoステアリング製VELOCE RACING ナンバー…群馬 55 お 13-954 / 秋名50 せ 2-674(新劇場版) 詳細は藤原拓海参照 藤原 文太(ふじわら ぶんた) 声 - 石塚運昇 / 平田広明(新劇場版) 本作のキーパーソン兼狂言回し。拓海の父であり、「藤原とうふ店」の店主。43歳、身長172センチメートル、62キログラム(第一部)。 糸目と無精ひげが特徴。かつては「自他共に認める秋名最速」、「伝説の走り屋」と言われていた元ラリー屋。拓海がまだ13歳の頃から英才教育を兼ねて、ハチロクでの豆腐配達をさせている。 好きなものはキャブの音と煙草で、嫌いなものは豆腐とでかい車。得意技はドリフトしながら居眠りをする事である。 当初の愛車はAE86スプリンタートレノで、拓海が出かけるたびに貸し出していたが、エンジンブローからの復活をきっかけに「修理代に拓海がバイトで貯めた預金も使ったから、半分拓海のもの」として自由に使えるように許可する。その後「実用的でラクな車」を求め、政志の薦めで中古のGC8型インプレッサを検討。当初は大型リアウイングを敬遠していたものの、そのあまりの速さに魅せられ、乗り換えた。直後にハチロクは拓海名義に変更させてほぼ完全に譲渡し、現在の拓海による豆腐の配達は、ハチロクとインプレッサを交互に使っている。また、拓海が高校を卒業して社会人になってからは、再び文太も一日おきに豆腐の配達を始めるようになった。 いつも煙草をくわえている愛煙家。Fourth Stageでは、携帯灰皿を持っている。 無口で無表情だが、内に秘めた情熱は今でも拓海に負けていない。拓海の実父だけあって負けず嫌いな性格で「秋名山の下りならシューマッハよりも速い」「ポルシェが相手でも勝てる」と豪語、拓海の神業的運転ですら「へたくそ」と言い切っており、事実インプレッサの試乗でも拓海をしっかりと打ち破っている。ただし、拓海が小柏カイといろは坂でバトルする前には、祐一に「ヘタとは思っていない」とも言っており、後に「ハタチかそこらのガキに親を超えたと言われてもふざけんなと思う」と小柏健に話していることから、これらの発言もまた負けず嫌いな性格の一端であると読むことができる。また拓海同様「溝落とし」の使い手であり、インプレッサの試乗時には前を走る拓海と同じタイミングで溝落としを使い、見事に抜き去って見せている。彼自身はこの技術を「溝走り」と呼んでいる。 グループAで使用されていたTRDチューン4A-GEエンジンを豆腐屋ながらも引っ張ってくるだけの人脈や、現役のプロレーサーの友人がいたり、シャンパンを飲んだことがあると発言するなど、元ラリー屋とあるように、レースの世界と何らかの関係があったことをちらつかせるような一面も持つ。 ガソリンスタンドの店長である立花祐一とは古くからの親友で、ハチロクの助手席に乗せた時は、隣でわめいている様子を楽しんでおり「手放しドリフト」をして祐一を恐怖させたこともある。それゆえ祐一は文太のことを「クレイジー文太」と呼ぶこともある。 また、アニメ(ドラマCD含む)版では土屋圭市とも交友があり、後述の小柏健とも走り屋として競った相手でもあった。 35巻では、「ハチロクよりエアコンの効きが良いから」という理由で拓海が勝手にインプレッサに乗ってデートに行ったため困惑するも、身代わりに置いて行かれたハチロクに乗り「ツボにはまると気持ちいい車だな」と語り、高橋涼介のチューニングセンスの良さを体感している。しかしその一方で最後までハチロクで行くことに対し限界を感じており、拓海にできることはこれが最後になるだろうと淋しい背中で語っていた(具体的に何をしたのかは不明である)。 拓海の母親については作中では明言されていないが(拓海自身も「母親はいない」と語っている)、作者はインタビューで「死んだか、拓海と文太を捨てて出ていったかのどちらかだろう」と語っている。実写映画版では、出ていったことになっていた。 実写版では酒浸りで、拓海が配達から帰宅する頃には決まって酔いつぶれていたり、キャバレーで女の子とどんちゃん騒ぎするなど、寡黙で渋いキャラの原作とは代わり、コミカルなイメージのキャラクターに脚色されている。その一方で新しいエンジンに載せ変えた後のハチロクに拓海を乗せてクルマの特性を教えるなど、拓海の師匠らしい言動を見せることもある。搭乗車種…GC8 インプレッサ WRX STi Version V(1998年式 アプライドF型) ボディカラー…ブルー(フジミプラモデルおよびゲーム「ARCADE STAGE Ver.3」以前はクールグレー・メタリック、「ARCADE STAGE 4」以降はソニックブルー・マイカ) 主な外装パーツ…STI製WRカータイプフロントバンパー(限定車22B STi Versionの物とは別)、マフラー(メーカー不明) 主な内装パーツ…三連メーター(油圧計、油温計、水温計)、ブーストメーター ナンバー…群馬 52 が 13-600 / 群馬 73 が 2-210(ゲーム「ARCADE STAGE Zero」)
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